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義父の4つの携帯電話解約しました

義父が亡くなり、家の片づけをしています。まだまだ続きそうです。
亡くなる前まで高齢者施設の嘱託医をしていた義父は4つ携帯電話(ガラケー)を持っていました。
そして、私たちからかけても決してでない茶色の携帯を義父は最後の施設入所まで持参していたのです。


黒い携帯(ソフトバンク)

黒い携帯は施設の連絡用に貸し出していたとのこと。
実際は使われていなかったと、施設の方から説明を受けて返していただきました。
入院後亡くなる前に解約できました。
入院したためもう使わないというと書類のみでスムーズに解約できました。
データを消去して処分もお願いしました。
スムーズなのは同じ苗字だったからかもしれませんね。

茶色の携帯(ソフトバンク)

最後までベッドサイドで充電していた携帯です。
施設から引き揚げた荷物の中に紛れて見つからず、死後2週間たってからの解約になりました。
亡くなったから解約したい旨を伝えると、
死亡の証明が必要とのこと。
義父の地方新聞のお悔やみ欄を写真にとっておいたのでそれを見せてOKでした。
それに私の免許証かマイナンバーカードで簡単でした。
驚いたことには、私たちに教えたられていた電話番号はこの携帯電話のものではなかったのです。
どおりでかけてもでないはず。
今年の初め自宅の中で転倒して、起き上がれなくなったときに持っていたこの携帯から私の自宅に電話があり駆けつけました。
ので、自分からは電話をかけて利用していました。
耳が聞こえにくいから携帯電話が聞こえないのででないと思っていましたが、かけていた番号が違っていたのですね。
永年、勤めていた施設、家族、そして毎日通ってくれていたお手伝いさんにも違う電話番号を教えていた義父の謎。
契約したのは15年くらい前だそうですので、しっかりしているように見えても、デジタルの仕組みがわからなかったのかもしれません。

教えられていた電話番号の携帯(ドコモ)

茶色の携帯を解約した時にソフトバンクの方が、電話番号はドコモですと教えてくれました。
義父宅を家探しして(こちらの言葉では「あざく」といいます)見つけた
この番号が私たちに伝えられたものだったのです。
使わずにしまい込まれていました。
ドコモショップで解約。
必要な書類は、こちらの店舗のお悔やみ欄の写真ではだめで、死亡診断書を持参しました。
私の免許証、またはマイナカード。
料金は発生していたとのこと。6月分の支払う必要があるようです。
しまい込んでいた携帯料金を義父はずっと支払っていたのです。
これもびっくり。

見つかったFOMA(ドコモ)

キッズ携帯を探していた途中でもう一つの携帯が見つかりました。
説明書と一緒にビニル袋に入ったままのFOMA。
これも解約というか処分してもらいました。
携帯の裏には昨年の夏亡くなった義母の字で、三つの電話番号が記載されていました。
一つは義父(夫)のつながらなかった携帯電話、二つ目はお手伝いさんの番号、三つめは地元のタクシー会社の番号でした。
契約は平成20年ですから、そのころ頼りなくなってきていた義母のよりどころはこの三つだったのですね。
書をしていた義母は小さくて丁寧な字を書くのが得意で、数字ですが、久しぶりに義母の字を見て懐かしくなりました。

振り返り

デジタル化の現代。
IT製品の契約は相当高齢の方でもしています。
本人のプライドを傷つけずにもっと前に話し合って、整理してくれば良かったです。
おそらく、ソフトバンクもドコモもこういう依頼が頻繁に来ると感じられるほど慣れていてスムーズで親切な対応でした。感謝します。
これが某役所のようにあっちこっち行かされたらイライラマックスになっていたかも。幸いそれは夫の担当です。

ダメで鬼な嫁でしたが、携帯電話の解約しながら義父だけでなく義母のことも懐かしく感じられる時間が過ごせました。
お義父さんお義母さんこれからも見守っていてね。


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