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トルコ旅行記 お買い物天国だがぼったくりよりも押し売りに注意
トルコ旅行に行くと言うと、かなりの確率で「ぼったくりには気をつけてね」と言われる。
ぼったくりというと、本来価値の低いものを高い値段で買わせられることだが、そこそこ名の知れたツアーに参加している限り、本来の値段の十倍二十倍で買わせられる悪徳な店に行く機会はないと思う。
日用品
日用品は、観光スポット近くの土産屋やサービスエリア、街中のスーパーマーケットで買える。
観光スポット近くの土産屋やサービスエリアの品物は割高だ。同じものが街中のスーパーでは1/3以下の値段で売られていることもざらにある。
おみやげ
こちらも観光スポット近くよりも街中の土産屋のほうが安い。都市でいうとイスタンブールよりもカッパドキアの方が安い。これはイスタンブールがぼったくっているというのではなく、単純に都市部の方が物価が高いからだ。日本でも東京の物価は福岡より高い。
トルコをはじめとする地中海沿岸の国の有名なお土産としてナザール・ボンジュウという、青い目のお守りがある。ナザール・ボンジュウを模ったアクセサリーや小物類が土産屋にたくさん並んでいる。わたしが買ったナザール・ボンジュウのブレスレットは600円くらいだった。
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伝統工芸品や宝石
トルコ絨毯やトルコの陶芸品、革製品、トルコ石などのお店は、名の知られた専門店であれば、粗悪品を高く売りつけられることはない。質のいいものが妥当な値段(つまり高い)で売られていると思う。
ただし、ぼったくりではないものの、店員の押しがとても強い。押しに弱い人なら、本当は大して欲しくないのに、店員の巧みな話術に押されてついつい買ってしまうかもしれない。
品物の質はよいのでぼったくりではないが、押し売りは注意が必要だと思う。
また、日本人が多く訪れる専門店の店員は、日本語が非常に流暢で、セールストークもものすごく上手い。
例えば、わたしが行ったトルコ絨毯専門店では、トルコではトルコの伝統であるトルコ絨毯の技術を継承するために政府が技術学校を開いていること、トルコ絨毯職人は特に地方の女性たちの働き口となって彼女たちを助けていること、近年のパンデミックやトルコ地震を受けて一時期職人たちの生活が厳しくなったことの話を聞いて、わたしはかなり絨毯を買いたくなってしまった。結局買わなかったのだが。危なかった。
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彼らのセールストークに嘘はない。トルコ絨毯は貴重なトルコの伝統芸術であり、その職人の技術は何十年もかけて磨かれていくものだ。幸運のお守りとして人気の高いアンティークトルコ石は、その希少性のためトルコ政府から輸出を禁じられており、トルコ国内でしか買えない。グッチやアルマーニなどのハイブランドのオーダーを受けている革製品工房では、これらハイブランドのジャケット同様の品質のジャケットが、ハイブランドの定価の1/3以下の価格で買える。
これらはすべて事実なのだが、そういった「ここならでは!」の特別性を巧みにセールストークに組み込んでくるのでついつい買いたくなってしまう。
お会計時の注意
お土産屋では、現金もクレジットカードも使える。さらに、日本人客の多い専門店では、日本円での会計も可能なことが多い。
注意しなければならないのは、会計の通貨があっているかどうか、会計時に0がひとつ多かったりして誤魔化されていないかだ。ツアーで案内されるような専門店ではそんなことはほとんどないが、まれに500トルコリラ(約2500円)と言われていたのにレシートをよく見たら500アメリカドル(約75,000円)で決済されていたり、500トルコリラと聞いていたのに5,000トルコリラで決済されていたようなケースがあるようだ。
対策としてはレシートをよくチェックすることと、お会計時に通貨別の金額を計算してくれるアプリなどを使って自分でも会計金額があっているかどうかを確認することだ。
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