⑩入院前検査と準備
入院の2週間前に、入院前検査を受けました。いつも行っている尿・血液検査に加え、レントゲンや心電図、呼吸機能の検査がありました。
その後、医師から手術に関する様々な資料を手渡され、説明を受けました。
手術に関する資料では、術中・術後に発生する可能性のある合併症について詳しく書いてありました。合併症の数を見ると、中々大変なことをするのだ、と改めて覚悟が要るように思いました。
また、麻酔に関する資料では、意外にも歯の治療についてのお話がありました。グラグラしている歯などがあると、気管内挿管やチューブによる圧迫、麻酔後の無意識での歯の食いしばりによって折れたりする事故もあるそうです。万が一の損傷があった場合は、原則として患者本人が負担するとのこと。
幸いにも、私は昨年末に虫歯の治療を施し、今年2月に3ヶ月検診まで受けて、ほぼ万全状態。この3ヶ月検診の時、不要だよなぁ・・・と思いつつ、何となく行っておいて良かったです。歯の治療は日ごろから怠ってはいけないんだなぁ・・・と思いました。
その後、事務的な説明を聞きに入院受付へ行きます。ここでは、主に現在服用している薬の調査や、入院に必要な持ち物、標準的な入院期間、高額療養費制度に関する説明がありました。
服用している薬の中に、血液をサラサラにする薬や血圧・ホルモン・糖尿病の薬がある場合、服用の中止を求められることがあるそうです。しみじみ、健康でないと手術はハードルが高くなるんだ、と感じました。
入院に必要なものとして、紙おむつと生理用ナプキンとありました。また、ショーツも、大きめのものを用意するようにとの説明がありました。衣類やタオル類は1日数百円で貸し出しできるというので、それを利用することにして、下着だけ自分で用意しました。
高額療養費制度については、入院・手術経験のある家族や同僚に教わって知りました。これは、事前に会社で手続きをすることで、費用負担が一部で済むというものです。入院・手術が決まったなら、真っ先にするべき手続きと思います。
その他、主婦的感覚も交えての入院前準備としては、
・美容院に行くこと。療養中だからこそ小奇麗にしていたいし、手入れが楽な方がいいですよね。
・爪切り・・・とくに、足の爪!身体が硬いとかがめず、中々届かぬ・・・
・大きめのショーツに柔らかめの靴下。上と同じ理由で、簡単に履ける緩いものが重宝しています。
・身の回りのこまごまとした品々を多めに購入しておく。下着に限らず、台所や風呂場、トイレ周りの洗剤等々も。優先順位は低いですが、術後にわざわざ買いに行くにはしんどい上に、ないと困りますよね。
・生理用品。個人差はありますが、退院後も出血が続く場合がありますので、ある程度は備蓄が必要かと。
・風呂掃除は丁寧にしておく。しばらくしゃがめないので力が入らず。
・季節によっては、布団の取り換えや害虫対策、衣類のカビ防止対策など、前もってやっておくと、術後自宅で過ごすのに気分もよいです。
・子どもさんがいるとなると色々と気がかりですね。こんな時こそ、遠慮なく旦那様始め家族にあれこれ計画的に手伝ってもらいましょう。しばらくは自分の身体で手いっぱいになると思います。
ちなみにこの日、入院前検査の心電図で、こちらの記事にも書いたように、まさかの不整脈が出てしまいました。
不整脈が出てしまった場合、再検査を要する、とのことで、その一週間後、今度は当病院の循環器科へ。こうした症状は出ることもあるので心配ないですよ、とのあっさり1分診療。いや、何でもないなら良かったということです。
入院前検査も、一日仕事。夫が付いて来てくれたから平静を保って進めることができましたが・・・ともかく手術というものは、身体も心もしっかりしていないと大変なことなんだなぁ、と改めて思いました。
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