うなぎの蒲焼、春の夕暮れ
スーパーでいつもの鶏ムネ肉とチルド餃子、あと野菜サラダを買っていつものレジへ。いつもの店員さんに「あ、袋ください。」「ポイントカードは大丈夫です」の会話をしたあと、会計していつもの袋詰めコーナーへ。
いつもと同じ光景。ただ1つ違うことといえば
隣にうなぎの蒲焼手づかみおばさんがいたこと。
そう、買った商品を袋に詰めてる俺の隣で、確か1つ2000円くらいする鰻を買ってた主婦っぽいおばさんが、
おもむろにトレーからうなぎの蒲焼きを手づかみし、ちっちゃい薄いビニール袋(タダのやつ)に手で押し込んでた。3度見した。
しかもビニール袋に手を入れてうなぎを掴んでひっくり返す。そうすることで手が汚れないッ!!高等テクッッ!!
あれはおそらく何度もやってるな。つおい。
彼女の家庭の方が多分自分なんかより金持ちなんだろう。俺にはスーパーでうなぎを買う余裕なんてないから。
でも、
俺には3円の袋くださいって言える余裕があった。
だから今日のところは俺の勝ちってカンジかな。まあアンタも悪くはなかったんじゃない。
またいつでも勝負してやるぜ。
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