見出し画像

通史テキスト教材の公開について

世界史講師のいとうびんです。

今回は、一部のみなさまよりご要望のお声をいただいておりました、通史テキスト教材の公開・販売のお知らせです!!

この記事では、公開されるテキスト教材についてのあれこれを書いていきます。

また、各テキスト販売ページへのアンテナにもなっておりますので、ぜひご活用ください!

ではでは早速本題です~



【1】公開される通史テキスト教材について

まずは、このテキスト教材の概要です。

本テキストは、私が一部の出講先でも絶賛使用しております、通史テキストです。

「通史」、と題するように、先史時代から現代史まで、西暦2021年の出来事なども部分的に反映させてあります。

また、これらのテキスト作成に当たり、山川、東書、帝国、実教など主要な出版社の教科書は一通り目を通し、かつ山川の世界史用語集の用語も可能な限り拾ってあります

ですから、内容面であれば、この通史テキストシリーズがあれば基本的に過不足はない(ハズ)です! 


【2】通史テキストの性格とポリシー

この通史テキストシリーズは、基本的には大学受験に則したものとなっています。

しかしながら、単に受験のテクニックを伝授するだけのものとは異なります。このテキストは、実際の研究動向や学説なども一部反映させ、世界史の理解の糸口をつかめるようにと工夫してあります。


つまり、このテキストは受験はもちろん、大学に入ってからも史学などの講義で役に立つようになっています!!


……とりわけ「高校世界史」と「大学の史学研究」のギャップは、歴史学専攻に進んだ学生諸氏の混乱のもとです。「俺が思ってた歴史と違う……」なんてこともザラ、です。

そんな意味でも、ひと味違う仕上がりになっております!


また、もうひとつの思惑として、初年度の教員・講師の方々や教員志望の学生のみなさんにもご覧いただきたい、ということもあります。

私自身、授業案や教材作成で非常に苦労をしました(モウオモイダシタクナイ)。

この授業案作成、実は誰も教えてくれなかったりするんですよね~

これには「人それぞれ教え方が違う」というごもっともすぎる理由があります。そらそうだ。

ですが、教員の生活ってやはり多忙。塾・予備校の講師にしてもそれは同じです。ですから、こうしたみなさんに、ひとつの指標を提供できたらな、と思い立ったというわけです。

不定期に開催する勉強会も、こうした思いから大学時代の後輩と始めた次第です。


と、ここまで読んで「なんだよ、いい人ぶってんじゃねえよ、本心さらけ出してみろ?」とお思いのみなさん、何でバレたんですかね…(白目)

もちろん今までの内容に嘘偽りはないですし、本心の一部でもあります。

ですが、本音を言えば、情報交換・データ収集という個人的な目的もあります。自分の教材が汎用性があるものとは思いませんし、だからこそ様々な方からご意見を賜り、その上でさらに内容をより磨いていきたいのです。

いわばバトルプルーヴン、というところです。


以上が、私がテキスト公開・販売するうえで信条とするところです。


【3】テキストの特徴と見方


【3-1】テキストの特徴

このテキストの特徴は、

主要出版社の教科書や用語集の内容が網羅されている。

大学受験での使用を前提に、最難関私大から国立大学まで、幅広い志望校に対応した内容となっている。

いわゆる「ヨコのつながり」、同時代史にも注意を払うような工夫が随所にされている。そのため、敢えて内容が重複している箇所がある。

④ 精密かつ正確無比な地図。本テキストの最大の長所です。地図教材で苦労されているみなさま、必見です!!!

以上4点になります。ご参照いただきましたら幸いですm(_ _)m


【3-2】テキストの見方

本テキストは、以下のような構成です↓

画像1

本文中の用語は以上のように区分されております。


【4】通史テキストシリーズの構成(各テキストページへのリンク付)

では大変お待たせいたしました。こちらでは、テキストのシリーズ構成を紹介いたします

テキストは全部で10巻からなります。

また、一部のテキストはすでにnoteで無料公開中であり、今後も一部の無料公開は継続いたします

さらに、I~V巻分をまとめた「前近代編」VI~X巻分をまとめた「近現代編」もあります。一気に全部みてみたい、という方は、こちらをお求めください。

以下にテキストの販売・公開ページを列挙します。


I 先史・古代編……無料公開

II 東アジア編

III イスラーム編

IV 中世ヨーロッパ編……無料公開

V 近世ヨーロッパ編

VI 近代欧米編

VII アジアの植民地化・帝国主義編……無料公開

VIII 世界大戦編

IX 戦後と現代世界編

X 文化史総集篇

上 前近代編

下 近現代編



みなさまのご参照になりましたら幸いです。

各ページにも載せておりますが、ぜひみなさまからご意見をお聞かせください。よろしくお願い致します。

読んでいただいただけでも、充分嬉しいですよ!