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親友を失った話
親友と、あることで喧嘩しました。
大事な大事な親友でした。
彼女はわたしを切らなかったのに、わたしから切ってしまいました。もうダメなんだと思いました。彼女のことはすごく好きだったけれど、(もうわたしなんかダメだ、どうせダメなんだったらいっそのこと自分から切ってしまおう)と思って自分から切ってしまいました。
彼女から教わったことはたくさんあって、その教えは今でもわたしの中に教訓として残っています。
例えば、「他人よりも自分を大事にしたほうが、周りから大切にされるで!!」
とか、
「自分で自分のこと決めるって、なんでもいいねん。小さなことでいいねん。明日のごはん何食べるかとか、なんでもいいから人に合わせないで決めるといいねん。そんなことを積み重ねているうちに、いろいろ決められるようになるねん」
だとか、本質をついたアドバイスをいつもくれる女性でした。
彼女はいつも助けてくれていた。なのにわたしは傷つくのが怖くなって、彼女から離れてしまいました。
後悔しています。
あの時わたしがもっと冷静になれていたら。自分の自己肯定感が低くなくて、彼女のことも大事にできていたら、といまでも後悔しています。
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自己肯定感が低すぎると、離れなくていい人間関係から離れてしまいます。
いままで愛情をもらっても素直に受け入れられなくて、離れてしまったことが多かったです。
その上、「言わなくてはいけないこと」「伝えないとわからないこと」をなかなか伝えられませんでした。
感謝の気持ちもなかなか持てませんでした。その上、他者に勝手に期待して求めることもとても多かったです。
「わたしは可哀想なんだから優しくして!」なんて思っていました。優しくしてもらっても、他者に対して感謝の気持ちをなかなか持てませんでした。色々なことを受け入れられなくて、泣いてばかりいました。
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「「ありがとう」は魔法の言葉」とはよく聞くフレーズですが、少し大人になったいまでは本当にそう思います。
「ありがとう」は、人間関係の潤滑油になってくれます。ありふれたささやかな一言ですが、その一言を伝えるだけで人間関係がうまく回ります。
「ありがとう」を言えないダメなわたしとお付き合いしてくれていた優しい人々から、わたしは自ら距離を置きました。彼女だけじゃなく、他に仲良くしてくれていた人々からも自ら距離を置くことが多かったです。
それはやっぱり、わたしの自己肯定感が低かったからだと思います。
「ごめんね、ありがとう」
もう会えなくなった友人たちにわたしはその言葉を伝えたい。その言葉を伝えて仲直りして、また笑い合えたらなって、いまではそう思います。
自己肯定感が高くなってからは、好きな人に自ら距離を置くことはなくなりました。
迷うことはたくさんあります。彼女はわたしのこと好きかな。本当のところはどう思ってくれているのかな、などなど、誰かの好意に対していまでも迷ったり、考えちゃったりすることはたくさんあります。
でも、いまでは好きな人たちには褒め言葉を伝えたり、「ありがとう」って伝えたり、ポジティブなアクションをたくさん取れるようになりました。
(恋愛だとむずかしいですけどね!)
人の好き嫌いも、昔に比べるとある程度緩和されました。
自分のダメなところを少しずつ受け入れられるようになって、他者のいわゆる「欠点」と言われるようなところも受け入れられるようになりました。わたしの包容力が上がったんだと思います。
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わたしは泣き虫なので、いまでもよく泣きます。
落ち込むことも多いです。
でも昔のわたしより、ずっとずっと元気だし、いまの自分のほうがずっとずっと好きです。
あるものに感謝をし、周囲に感謝ができる自分のほうが、ずっとずっと好きです。
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