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私が就職した約30年前と、今も変わらないジェンダーギャップ

2023年発表のジェンダーギャップ指数、
日本の順位がまた下がったみたいです。

国税庁の調査結果だったと思います。
2022年の全国民間賃金調査結果を職場で分析してたとき、
男性の平均賃金は、年齢が上がれば上がるけど、
女性の平均賃金は、20代後半をピークに、
年齢が上がれば下がり、
二度と上がることはないという事実にびっくり。

この男女の違いは、
ちょっとやそっとのはなしではなく。
明らかな、確実に濃厚な、歴然たる、違い。

日本で生きていく、
賃金を得ていく人生に、
女性のコースと男性のコースが
明確にある。

女性の平均賃金は20代後半。
男性の平均賃金のピークは50代。

20代は男女の賃金差はなくて、
その差が生まれるのが30代以降。

男女差がどんどんと広がっていく。

女性の正規雇用率も、
この賃金カーブと似ていて、
「L字カーブ」と言います。

20代からがくーーーーっと下がって、
そのまま低下して向上することがない女性の賃金。


20代で就いた仕事を辞め、
それ以上の待遇で採用されることは
もうない女性のリアル。

または、女性は、20代後半をピークに、
賃金が上昇しない、低賃金なリアル。

男女といった性差がこれほどまで明確にあるとは。
時代は昭和じゃないよね、令和やんね。

男女で、生理じゃなく、
社会に、仕組みに、風土に、
明らかな差がでてる。
有意性。
男だから、女だからの人生。

日本社会では、受け取る賃金には、
男性のコースと女性のコースが、
はっきりと分けられている。
まだまだまだまだジェンダーギャップ。

やっぱり、
こんな差があることって、
女性は幸せじゃないような気がするよ。
たとえ、それが個人の選択の積み重ねだとしても。


20代の子よりも、女性なら生産性が低いの?
男性なら生産性が高いの?
本当に?

こんな女性の人生って幸せ?


私は、就職活動のときに公務員という選択をして、
幸い採用してもらえて、
男女の差なく、賃金をいただいて、
しがみつく思いで働き続けてきたけれど。

少しでも、
ジェンダーギャップを感じた女性は、
幸せ感から遠くなる。

特に地方に生まれ育った女性は、
公務員にならないのであれば、
女性の待遇の差の少ない仕事を求めるのであれば、
たくさんの仕事がある都会へ、
職場を探して引っ越して。

都会的な無理した働き方をしながら、
子どもを生み育てることをあきらめたりしながら、
働き続けているかもしれない。


ジェンダーギャップの本当の問題は、
女性が心のどこかに、
不平不満、理不尽さを感じるっていうこと。

なんで女性だけ?

男性女性問わず、
人は誰でも幸せになりたいというのに。

私は幸い公務員だから、
賃金におけるジェンダーの苦しみはないけど。

だからといって、
女の子たちの先輩として、
この差を見逃し、放置することも
それでいいのかと思う。

さて、私はどうすればいいのかしらね。


冷たさと暖かさが交わる

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