有村架純から金言も！「影響の大きさに」現役高校生・日向亘が2020年を振り返る

■家族も興奮！自宅で毎日のように流れる出演作

コロナ禍のあおりを受けて約1年公開を延期していた映画『太陽は動かない』が、ついに3月5日より公開される。藤原竜也演じる主人公・鷹野の青年時代に抜擢されたのが、これが映画初出演&初演技の日向亘。昨年はWOWOWで放送されたエピソード・ゼロ的連続ドラマ『連続ドラマW 太陽は動かない -THE ECLIPSE-』に加えて、有村架純の弟を演じたフジテレビ系連続ドラマ『姉ちゃんの恋人』が放送されるなど、俳優デビュー作公開を前に活躍フィールドをジワリジワリと広げてきた。

まずは昨年の活動に対する周囲のリアクションを聞こう。映画公開に先んじて昨年6月に放送された連続ドラマ版では「周りの友達も観てくれたようで『アクション凄かったね！』と連絡をくれました」と現役高校生ならではの身近な友人からの反応に嬉しそう。気になるのは活躍をなによりも応援してくれている家族のリアクションだが「両親は映画公開が待ちきれずに、毎日のようにテレビでドラマ版を流しています。最初は恥ずかしかったけれど、今では家で映像が流れているのが当たり前。もう慣れました（笑）。僕も自分のセリフに対して“生アテレコ”をしたりして、家族みんなで楽しんでいます」ともはや生活の一部になっている。

■背中を押した有村架純からのアドバイス

昨年10月クールのフジテレビ系連続ドラマ『姉ちゃんの恋人』では、主演・有村架純の弟役に大抜擢された。「友達からは『有村架純さんや髙橋海人さんってどんな人!?』と耳にタコができるくらい聞かれました。母も職場の方に『もしかして息子さん!?』と聞かれたそうで、家族全員で影響の大きさに驚いています」と注目度の高さに、日向自身が一番ビックリしている。

もちろんリアルタイムで鑑賞。「初回放送がスタートする当日は、お昼ごろから『ヤバいぞ！今日だぞ！』と興奮でワクワク。でもいざドラマが始まると『これを全国の方々が見てくれているんだ…』と感慨深くなる一方で、僕自身も一視聴者として楽しむことができました」と達成感を得る時間にもなった。

撮影では主演の有村が長所を指摘してくれた。「僕は家族の中でも一番のお喋り。撮影中も積極的にコミュニケーションを取りに行くことを心掛けました。ちょっと迷惑かな？と思っていたら、有村さんが『日向のお陰でテンションを上げて撮影に臨むことができた。伸び伸びとしているところが凄くいい』と言ってくださって」とムードメーカーとして太鼓判を押された気分だ。

■現役高校生のモーニングルーティンとは？

現在16歳で現役高校生の日向。なにやらこだわりのモーニングルーティンがあるという。「朝一洗顔後のコンタクトレンズは、まず左目から。とくに理由はないけれど、でも右目から入れようとすると『おっと！間違えた』と左目から入れ直します。そして朝ご飯を食べて、すべての準備を終えて荷物も玄関前に置いてから、歯を磨く。歯磨きしながらその日最後の朝の家の風景を眺めて…行ってきます！」と現役高校生らしい爽やかな朝だ。

2021年は念願の俳優デビュー映画『太陽は動かない』の公開から始まる。元々は昨年5月に公開される予定だった。「延期と聞いたときは本当にショックでした。でも待てばいずれ来ると信じていました。友達から『いつ公開？』と聞かれることが多かったので、色々なところで新たな公開日告知の宣伝活動をしていました！両親も公開日に映画館に足を運ぶと言ってくれています。ずっと楽しみに待っていてくれたものを改めて届けられるのは嬉しい。友人や家族にはこう言いたいですね、ぜひ観てくれよな！…と」。順序は逆になったが、やっと俳優としての原点をお披露目できる。2021年は日向にとって本当の意味でのスタートラインになる。

【プロフィール】

日向 亘（ひゅうが わたる）
2004年3月18日生まれ、群馬県出身。2019年HORIPRO MEN’S STAR AUDITION～未来のスターはキミ？ それとも隣のカレ？～ でグランプリを受賞。カンテレ・フジテレビ系「姉ちゃんの恋人」に出演。雑誌「DUeT」「Myojo」にて連載中。
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○2020年撮影の一コマ…1年の成長に驚かされる（写真／向後真孝）

写真／玉村敬太
取材・文／石井隼人

ヘアメイク／宮田靖士（THYMON Inc.）
スタイリスト／五十嵐堂寿