初舞台初主演！『弱虫ペダル』で島村龍乃介が駆け抜ける2022年！
ホリプロ主催のメンズオーディションでファイナリストに選出されたことをきっかけに、メ〜テレ『ワンモア』、TBS日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』への出演や、そして初の主演作品『瑠璃とカラス』がHuluにて配信されるなど、活躍を続ける島村龍乃介が、2022年に舞台『弱虫ペダル』新作公演に主演することが決定。出会ってきた作品にどう向き合ったのか、これから出会う作品にどう向き合っていくのかを聞きました。
■今年で二十歳に！
高校を卒業して約1年、今年で二十歳になるので「ちゃんとしよう」「しっかりしないとな」という気持ちになりました。特にだらしないわけではないと思うのですが、僕の中で19歳と20歳の差は大きくて。シャキっとしようと思います。
実家で料理を作るときもあります。料理男子を目指そうと思って（笑）今の所の得意料理は、王道のチャーハンとオムライスです。僕自身が好きな食べ物なので。
あと、舞台『弱虫ペダル』に出演させていただくにあたって、舞台は体力勝負だと聞いたのでランニングや筋トレも始めています。
■役との向き合い方を変えてくれた主演作品！
「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」ファイナリスト作品『瑠璃とカラス』では全編関西弁で主人公を演じました。大阪府出身なので関西弁は普通に話せるのですが、今は東京に住んでいるので「これは関西弁なのか？」と分からなくなることもありました。なので撮影が始まる前に地元の友達と話して、関西弁を馴染ませてから作品に挑みました。漫才はめっちゃ練習しました。吉川肇監督が漫才が好きなので、監督に見ていただいて相方の中山（慎吾）くんと撮影が始まる前からずっと練習していました。撮影が始まってからも漫才シーンの撮影の日までは合間の休憩でもずっと練習しましたし、監督もギリギリまで漫才の台本を変えていました。漫才は作品の要だったので「命をかけよう」と臨みました。
監督がイメージする漫才はフットボールアワーさんで、僕的には見取り図さんにも近いなと思いながら演じていました。お笑いが大好きなので、ダイアン津田さんにお会いしたときはすごいテンションが上がりました！「ゴイゴイスー」もしてくださって本当に優しかったです。
初めての主演作品でしたし、今までにやったことのないキャラクターのセリフだったので、事前に本読みをたくさんさせていただいたのはとてもありがたかったです。『瑠璃とカラス』に参加させていただいて、お芝居への向き合い方が変わったなと感じました。台本をいただいた時からの役作りで、今までよりもさらに「この人は何を考えているんだろう」と役の気持ちを理解しようとするようになりましたし、お芝居をしているとその人になって人生を歩んでいる気がして、「こういう経験ができる役者という仕事やお芝居が楽しいな」と、より実感しました。
■今までで一番手応えがなかったオーディション
舞台『弱虫ペダル』のオーディションは“動きやすい服できてください”という指示だったので、「ジャージは失礼にあたるんじゃないか…！」と思って半袖Tシャツにジーパンで行ったんです。そうしたら他の方々はみんなジャージで…。「あぁやってしまった。ダメだ。」と思っていたので受かった時は本当に驚きました。自転車をおもいっきり漕ぐ動作をしながらのセリフは短かったのでなんとかできましたが、体力勝負だなと感じました。
演出の鯨井さんとは、受かってから改めてワークショップでお話しさせていただきました。以前の舞台「弱虫ペダル」にも出演されていたので、とても心強いですし、なにより優しい方で、自分の考えも尊重してくれるので、期待に応えられるように頑張りたいです。
受かってから取材をしていただく中で段々と実感が湧いてきています。多分、僕が一番年下なので、“小野田坂道”らしく、とにかくがむしゃらに全力でぶつかって走り切りたいなと思っています。僕もみんなも全力で走っていますので、その諦めない気持ちと頑張りを劇場に観に来ていただきたいです。
【作品情報】
【プロフィール】
島村 龍乃介（しまむら りゅうのすけ）
2002年8月7日生まれ、大阪府出身。2019年HORIPRO MEN’S STAR AUDITION～未来のスターはキミ？ それとも隣のカレ？～ をきっかけに、カンテレ・フジテレビ系『TWO WEEKS』で連続ドラマに初出演。その後テレビ朝日『女子高生の無駄づかい』、映画『花束みたいな恋をした』、メ〜テレ『ワンモア』、TBS日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』、テレビ東京『スナック キズツキ』などに出演。
■編集後記
去年、“映画を100本観る”という目標を立てていた島村龍乃介。実際には120本観ていたそうです！その後も意識的に観るようにしていて、最近劇場で観て面白かった映画は『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』。ぜひ1作目からシリーズ最新作の本作までを観てほしいとのこと。サウナにもハマりだしたそうで、舞台の稽古が始まったらさらにハマるのではないでしょうか。
＜過去記事＞
スタイリスト／杉浦優
ヘアメイク／池戸朝都
写真／松井綾音
取材・文／富永綾花
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