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『機界戦隊ゼンカイジャー』主演の駒木根葵汰、マイペースな性格は親ゆずり「“その時自分が好きな道”を進んでいきたい」

スーパー戦隊シリーズの45作目として3月より放送がスタートした『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系(日)前9・30)。戦隊5名のうち4名が“機械生命体”という斬新な設定の中で、唯一の“人間”ヒーローとして、主人公・五色田介人を演じているのが駒木根葵汰(こまぎね・きいた)。

SNSをきっかけに芸能界デビューし、順調に俳優としての階段を登っている彼に、まもなくフィナーレを迎える「ゼンカイジャー」への思いを聞くと同時に、プライベートに迫った。すると、主人公にも似たマイペースで天真爛漫な人物像が浮かび上がってきた

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■役者として日々勉強させていただいています

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昨年末から撮影が始まった「ゼンカイジャー」。ほぼ毎日行ってきた撮影だったが、「自信」と同時に「ちょっとの不安」も与えた。

「爆発シーンやアクションが結構ありましたし、スーツアクターさんは喋らないのでパントマイムに合わせて撮影しました。これまでの現場では経験したことがないことが多く最初は戸惑いもありましたが、もうだいぶ慣れましたね。むしろ、これが当たり前になっちゃって、また他の撮影に適応できるのかが心配です(笑)。残り少なくなってきた撮影を一回一回噛み締めています」

「人間をかしわ餅中毒にしてしまう」「人間をカブトムシ捕りに夢中にさせる」など、癖のある敵がいる設定から、ネットでは「ゼンカイ脳(そうはならないだろ!感が全開な状況も、「ゼンカイジャーだから」と受け入れてしまう状態))」と言われ毎回ネットは大盛上りになる現象が続いている。

「僕らも楽しんで演じていますね。“パフェに恋をする”っていうテーマのときは、『大丈夫かな』とは思いましたけど、ネットの感想を見ていると皆さんも楽しんでもらえているのが実感できます。。声優さんたちも楽しんでいて、アフレコでめちゃくちゃアドリブを入れてくるんですよ。そういったところも視聴者の楽しみとなっていて盛り上がる要素になっている。僕も負けず嫌いなので、どんどん対抗して入れるようになってしまいました。」

“戦隊シリーズ“に出演した後に、活躍していく俳優は多い。松坂桃李、横浜流星、志尊淳……と、過去の例を見ていると、駒木根自身の今後にも期待してしまう。

「撮影したてのころは、自分が来年どのくらい成長しているかっていうのが楽しみだったんですが、今は少しずつですが自信がついてきている実感があります。叶うなら次は高校生役でキュンキュンラブストーリーをやりたいですね(笑)」

■「人生なんてどうにもなる」両親が進むべき道を作ってくれた

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冒頭でも触れたが、芸能界デビューのきっかけとなったのはSNS。高校生の時に現在の事務所からInstagramにDMが来たことがすべてのはじまりだった。

「周りは就職活動をはじめていたんですが、僕は当時全然やってなくて。漠然と『海外に行って、ワーキングホリデーしようかな』なんて思っていたところでした。両親もそこは寛容な考えを持っていて、『人生なんてどうにもなるし、若いうちは自由に色んなことを経験しなさい』と言ってくれてました。そういう意味では、役者は毎日が新鮮な環境で、飽きないし楽しいです」

両親が彼に与えた影響は大きく、「大人ってすごく縛られているイメージがあったんですけど、親を見ているとそれがなくて。いつか家庭を持つってなったら自分の親みたいな関係が理想です」と語るほど。

「だから、結婚にはずっといいイメージを持っていて。出来るものなら早くしたい」

これからも「“その時自分が好きな道”を選びたい」と語ってくれたが、「では十年後は俳優を続けていないのでは……?」とふとした疑問が浮かんだ。

「たしかに『いつまで続けたい?』とインタビューでよく聞かれますけど、実際僕自身もわからないんです。もちろん今は充実していますが、『自分の子どもが見てカッコいいと思うこと』をずっと続けていけたらと思ってます

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■「家の植物には毎回声をかけています」

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もはやこの媒体ではおなじみの質問となったが、「一日の中で1番好きな時間」を聞いてみた。

「すぐ浮かんだのは、ベッドに足をスッと入れた瞬間ですね。あと最近APEXというゲームを始めて。友だちとやって、チャンピオンになったときは『このためだけに生きてきたんだ!』ってぐらい良い気分です(笑)」

2018年に開設したYouTubeチャンネル『きいたチャンネル』でも、普段のオフの姿が垣間見られる。

最近、観葉植物をいただいて、水やりをやるのがルーティーンになってます。『ガジュマル』という種類なんですが、形がいびつで愛おしい。実は毎回、赤ちゃんをあやすような感じで『ガジュマル、お水だよ〜』って声をかけています(笑)」

ハマっていることは、それ以外にもあるという。

「ピアノを始めたんです。友達の家にあるのを見て『弾けたら楽しそうだな』って思ったのがきっかけ。まだコードだけしか覚えてないんですが、最終的には『千と千尋の神隠し』のメインテーマでもある『あの夏へ』を弾くのが目標です。最近、撮影現場にも慣れてきて、オン・オフがうまく切り替えられるようになったのが嬉しいですね

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<プロフィール>
駒木根葵汰(こまぎね きいた)
2000年1月30日生まれ。茨城県出身。O型。高校時代にInstagramでスカウトされ芸能界へ。今年は渋谷マークシティの秋のキャンペーンアイコンにも起用。駅ナカの広告に華々しく登場した。11月20日に初めてのカレンダーが発売。11月23日には渋谷TSUTAYAにてカレンダーイベントが実施。


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文・取材/東田俊介
写真/まくらあさみ



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