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女子のモヤモヤが始まる1日の味方。竹中夏海が教える“フェムテック”とは。②

振付師の竹中夏海が推奨している“フェムテック”。最近よく耳にするこの言葉は一体どういうものなのでしょう。どうやら女子の強い味方であり、知っておくと役立つようです。初歩的なことから、竹中自身の時間の過ごし方まで、女子にも男子にも知って欲しい話を教えてもらいました。


■“月経”についてのお悩みライプ別に役立つ“フェムテック”をご紹介

●毎月、月経前の心身の不調(頭痛やイライラ感など)があるものの、いまいち自分でその周期を把握できていないひと…生理管理アプリ

●月経前症候群(PMS)、月経痛が重くて気になっているものの、婦人科に行く暇がない、勇気がなかなか出ないひと…ピル処方オンライン診療サービス

●低容量ピルを処方してもらったものの、毎日同じ時間帯に飲むことをついつい忘れてしまうひと…スマートピルリマインダー

●毎月の生理でナプキンの使用がストレスなひと…吸水ショーツ

●温泉旅行や海、プール、運動の予定に生理が被ってしまいそうだけど、そのために低容量ピルを服用するのが億劫、または抵抗があるひと…月経カップ

「月経カップなんかは普通にAmazonなどの通販サイトで売っていて、最近では薬局でも売っているところが増えました。吸水ショーツに関してはいままで1枚5,000円近くしたものが、今年の3月にGUから1枚1,490円で販売されるようになりました。私の教え子世代の若年層や、同年代のママ世代にはどうしても勧めにくい価格帯だったのが、GUの参画により広い層に手が届くようになるかなと思います。」


■最新のオススメフェムテックは“精子セルフチェックキット”

他に、どんなフェムテックがあるのか聞いてみました。「そろそろ妊活を、と考えている方には精子セルフチェックキットはどうでしょうか。妊活というとどうしても女性主導になりがちですが、不妊の原因の約半分は男性にあるといわれています。体の不調を感じてからやっとこさ病院に行くという人や、いきなり病院へ検査をしに行くことに抵抗のある男性も多いかと思いますので、まずは自宅でスマホのアプリで精子の運動率や濃度を測定してみるキットはおすすめです。」


■“モヤモヤしてしまう日”を公式に“ダラダラしていい日”にする

女性特有の“なんだかモヤモヤしてしまう1日”“気分が下がってしまう1日”を解消してくれるリラックス方法はあるのでしょうか。「そういう日はとにかく無理をしないこと、がんばらないことが大切かなぁと思います。料理も掃除も洗濯も、1日なにもやらなくたって死にゃあしないので大丈夫です。“モヤモヤしてしまう日”を公式に“ダラダラしていい日”にすると少しは気楽になれるかもしれないですね。自分の生理周期に合わせてあげるスキンケアもおすすめです。Raelのフェイスマスクは4つの周期に合わせた4種類のマスクが用意されているので、今の自分に合ったものを選ぶと肌に良いのはもちろんのこと、労り感もあって癒されると思います。」自分を甘やかしてあげることも時には必要なのかもしれません。


■1日のうち、好きな時間は“寝る直前”

竹中自身の好きな時間について聞いてみました。「いつ寝たって構わない、寝る直前の時間が好きです。ご飯を食べて、お風呂に入って、お風呂上がりにボディークリームなどのケアをして…全部が終わってまどろんでいる時間が最高です。ソファーやベットで、スマホで漫画を読んだりしてだらだらしています。眠くなる限界ギリギリまで読んでいます。寝る直前までのスマホはダメとよく聞きますが、私はぐっすり寝ます(笑)寝つきがいい方なのかもしれません。」

増えたおうち時間も有効活用していたようで、「去年の4〜5月の時より年が明けてからのおうち時間の方がこなれた感じがします。今は、生理だけではなく、摂食障害など、アイドルにも多い女性の健康問題についてテキストを取り寄せて勉強をし直しています。訳のわからないことを授業で聞いていても入ってこないですが、今勉強している女性の健康問題に関しては、自分自身がアンテナを張っているものなので、意欲的に学べています。特に“女性の健康とワークライフバランス”に関しては20代〜60代と年齢が変わっていくにつれ働き方も変わっていることはわかるし、自分自身も働きながら向き合っている問題があるのでとても興味深いです。日本の性教育は遅れているのは確かだけど、学ぶ側が人ごととして感じてしまっていたのかもなぁと思います。アンテナを張っていることに関しては、実感を伴って学べています。」興味のあることを積極的に学び、必要と感じた知識を共有し、夜はだらだらと過ごす…このオンとオフも真似してみてはいかがでしょうか。

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【プロフィール】
竹中 夏海(たけなか なつみ)
1984年6月10日生まれ、埼玉県出身。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業後、2009年に振付師としてデビュー。その後、様々なアーティスト、広告、番組にて振付を担当。コメンテーターとして番組出演、書籍も出版している。


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