Survivor Live In Japan 1985を今更聞いて感想を書く

昨年の10月頃からSurvivorというバンドにハマりました。YouTube Musicに契約しているため、彼らのオリジナルアルバムを(サブスクで)聞ける環境なのですが、そこにライブ盤が無かったので先日のAmazonセールをキッカケに購入しました。

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ジャケットに映るのは、2代目ボーカリストのジミ・ジェイミソン。2014年に心臓発作によって逝去してしまいましたが、Journeyのスティーブ・ペリーと並んで1980年代のロックシンガーとして評価されています(YouTubeのコメントを見るとペリーと一緒に名前を出されているものがチラホラ)。
また彼はSurvivorの活動が休止した1989年に、リッチー・ブラックモアよりDeep Purpleへの参加が打診されていたのですが、彼のマネージャーが反対したことによって実現しなかった模様です。でも彼にとってHighway Starとか音域的に辛いと思うけどどうなんでしょうね…

このアルバムの概要

このアルバムは、1985年9月21日の東京厚生年金会館に行われた公演をCD化(DVDもあります、一部YouTubeで視聴可能)したものです。
3rdアルバムの「Eye Of The Tiger」がロッキー3のテーマソングとして採用されて、空前絶後の大ヒットを生み出します(このときのボーカルはデイヴ・ビックラー)。


その勢いのまま4thアルバムの「Caught In The Game」をリリースをしますがセールスは全然伸びず、1983年にジミ・ジェイミソンに変わり5thアルバムの「Vital Signs」がリリースされるとまた大ヒット。今回のライブではこのアルバムからほとんどの曲がリスト入りしており、またこれ以降のライブでも定番曲として入っているとても重要なアルバムです。
しかしこのライブは、はっきり言ってジミの調子があまり良くなく、セットリストの後半の曲は結構叫んで誤魔化している感じが否めない…あとFeels Like Loveのテンポが遅いのは気のせい?それでも彼らの全盛期のライブ(そもそもCD化されている音源がこれしかない)であることは間違いないです。
2020年現在、大ヒットを飛ばしたSurvivorはロッキー3のテーマソングである「Eye Of The Tiger」だけが知られている…みたいな状況ですし、何なら私もそれ以外知らないような人間でしたが、アルバムを聞いてみると「Eye Of The Tiger」だけで終わらせるには惜しい良曲がたくさんあります。I Can't Hold BackとかThe Search Is Overとか…あと私としては次作の「When Seconds Count」もオススメです。聞いてみてほしい。

セットリスト

1. Feels Like Love (Eye Of The Tiger)
2. Broken Promises (Vital Signs)
3. First Nights (Vital Signs)
4. High On You (Vital Signs)
5. Popular Girl (Vital Signs)
6. I See You In Everyone (Vital Signs)
7. The Search Is Over (Vital Signs)
8. It's The Singer, Not That Song (Vital Signs)
9. I'm Not That Man Anymore (Eye Of The Tiger)
10. I Can't Hold Back (Vital Signs)
11. Eye Of The Tiger (Eye Of The Tiger)
12. Caught In The Game (Caught In The Game)

最後に

高いキーを力強く出せるのはうらやましい限りです。言葉を選ばずに書くなら「暑苦しい」感じ。それが彼の最大の魅力でしょう。

R.I.P. Jimi Jamison.


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