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フランスひとり旅(6日目: ニースの絶景と念願のTGV乗車)

5日目からの続きです。

(旅の全体のスケジュールはこちらの記事でご覧になれます)

 フランス一人旅の6日目です。今日は南仏・ニース市内を散策し、夕方のTGVに乗ってパリまで戻ります。私の旅も、転職のための有給消化も、いよいよ終わりが見えてきました。
 行ってみたかったマティス美術館は次の展示の準備のため閉館中でした。


チェックアウトしてからトラムでニース市内へ

 昨日はだいぶ疲れてしまいましたので、朝も少しゆっくり目の起床です。
8時過ぎ 昨夜しなかったスーツケースの荷造りを済ませてから、ホテルでビュッフェスタイルの朝食を頂き、6日目のスタートです。お鍋の中に入っていたスクランブルエッグが美味しかったです。ケチャップが見当たらず塩をかけて食べました。座席からはTER(国鉄)が走っているところも見えました。朝食会場の中でアジア人は私1人でした。

クロワッサンは正義

9時40分 ホテルをチェックアウトし、トラムの停留所に向かいます。当初はホテルからニース市内まで、TER(国鉄)に乗る計画を立てていましたが、昨日買ったリーニュ・ダジュールの1dayパスが今日の正午まで有効なので、トラムの2号線で市内に向かうことにしました。

 後でバスに乗ることもあるかも知れないので、トラムの「パークフェニックス」停留所にある券売機で残高をチャージしようしたのですが「1dayパスはまだ有効(valid)」というメッセージが表示され、チャージできませんでした。なかなか難しいです。とりあえずトラムに乗ってみます。

 進行方向右側に、建物と建物の間から海がちらっと見えるようになった後、市の中央部では地下区間に入るトラム2号線。まずは「Jean Médecin」停留所で降ります。停留所というか清潔な地下鉄の駅のよう。トンネルの壁面には彫刻があり洗練された印象です。エスカレーターで地上に出た後、街の北の方に向かって7, 8分歩きます。

「Jean Médecin」停留所の壁面にあるアート
「Jean Médecin」停留所からエスカレーターで地上へ

 今日は空港近くのホテルを出た後、ニース市内を散策し、夕方には市内の「ニース・ヴィル」駅からTGVに乗るという"一方通行"の行程です。なので「バウンスというサイトで、駅の近くでスーツケースを預けられる場所を、事前に予約しておきました。
 予約した場所の詳細は、予約者に直前に知らされるシステムです。どうやらホテルの敷地内のよう。私のほかにも海外からの観光客がスーツケースを預けていました。

市内散策の前に、事前に予約した場所にスーツケースを預けます

最初は「ニース ノートルダム寺院」へ

10時25分 スーツケースを預けて身軽になった後、パガニーニと書いてあるビルの横を通り、先ほど降りたばかりの「Jean Médecin」停留所の方に向かって歩き出します。ただ市内散策を兼ねて道順を変えて歩きます。
10時40分 最初に「ニース ノートルダム寺院に入ってみることにしました。天井近くにあるステンドグラスは美しいものでした。

ニース ノートルダム寺院の外観
ニース ノートルダム寺院の中のステンドグラス

10時50分 ノートルダム寺院を後にします。寺院の面している「ジャン・メドサン」通りは市内を南北に貫く広い通りで、トラムの1号線はこの通りを走っています。寺院の向かいにある「FNAC Nice」というデパートはさながら銀座の和光のように見えました。
 トラムの軌道を左手に見ながら南下。スマートフォンのケースを売ってる店なども軒を連ねていました。ここで腹痛に襲われたのですが、御手洗を見つけるのが大変です。通りの反対側に「ニース・エトワール」というショッピングモールを見つけ入ることにしました。エスカレーターであがった2階にあったのは0.6€で利用できる有料トイレでした。約100円相当(当日のレートが1€=約170円でした)を支払い、ほっと一息。

0.6€を支払ってトイレへ

11時05分 吹抜けの中のエスカレーターで一階におりながら店内を見ると、おもちゃ屋さんや、日本のものを扱う雑貨屋さんなど、様々なお店がありました。現地の普段の生活を垣間見る気もしました。せっかくなのでモールのパンフレットをもらって外へ。再び停留所を目指して歩きはじめます。

「ニース・エトワール」の明るい吹き抜け

ニース港を目指す

11時10分 「Jean Médecin」停留所からトラムの2号線に乗り3駅先の終点を目指します。

「Jean Médecin」停留所の自動改札機

11時25分 くねくねと大きなカーブのトンネルを抜けるとそこが、終点の「ポート・リンピア」停留所です。停留所の目の前にとても良い景色が広がっていて驚きました。
 トラムを背にして、向かって左側に向かい港沿いを歩いてみることにしました。昨日訪れたマルセイユは海水はきれいに見えなかったのですが、ニースは水が綺麗で、泳いでる魚が目視できるほどでした。

トラム2号線の終点「Port Lympia」停留所
「世界で最も景色が美しいトラム停留所」の選考があるならば、有力候補!
「ニース港」

 ところで、昨日「空港第2ターミナル」から「パークフェニックス」まで乗った分と合わせて、トラムの2号線、完乗した!と思っていたのですが、帰国した後に路線図をよく見ると、「Grand Arénas」停留所から分岐して「CADAM Centre Administratif」停留所まで行く支線が未乗であることに気付いた次第です。乗り鉄としては悔しいです。

「城跡公園」からの美しい眺め

11時45分 美しいニース港を眺めながら昼食を食べてみたいななどとも思ったのですが、来た道をトラムの駅のほうまで戻り「城跡公園を目指します。
 98系統のバスで行こうと思ったのですが、出発してしまったばかりだったため、トラム2号線で一駅戻り「ガリバルディ・ル・シャトー」停留所から歩くことにしました。

11時55分 地下の停留所から地上に出て公園に進みます。階段をのぼっている途中、大きな爆発音がしたのでテロか!?とも思ったのですが花火でした。

「ガリバルディ・ル・シャトー」停留所のホームも地下
「城跡公園」に上っていく歩行者用の坂道から見えた「アントワーヌ・ゴーティエ」通り
「城跡公園」の中。展望台を目指して階段を上へ上へと

12時10分 きれいな景色が生垣越しに見えるようになってきました。そしてGoogleマップを頼りに到着した展望台。なんとの工事中でフェンスが設置されており景色がよく見えませんでした。こういうのが多い。。。
 しかしながら、城跡公園の中にはいくつかの展望台があるようなので、Googleマップを頼りに海に近づくように歩いてみることにしました。
12時25分  待っていたのは息を吞むような美しい景色の連続でした。地中海の海と空の青。 写真を撮らずにいるのは難しい景色に感動します。

城跡公園の中にあるビューポイントの一つに到着
地中海の水色と、ニースの街並み。

 一人旅の間、自分の腕の長さを活かして、自撮りをするのが殆どなのですが、ここでは2回ほど別のポイントでそれぞれ観光をしている他人様にお願いして撮って頂きました。

12時35分 西側の眺めも素敵ですが、東側からニース港を見下ろす景色も美しいものでした。

「城跡公園」から東側・ニース港のほうを眺める
海に「青」と「水色」の境目がある

12時50分 エレベーターがあるらしいのですが、見つけられなかったので階段を降りて海岸のほうに降りていくことにしました。ギターを弾くミュージシャンがいたのですが、弾き終わった後もアンプから音楽が流れていて、何なんだと思ったりしつつ階段を下へ。
 階段を降りていく途中もきれいな景色を眺め続けます。この建物に住むのは何と素晴らしのだろうと思いました。画家たちが南仏を愛する理由の片鱗に触れた気がしました。

「城跡公園」から階段をおりて海岸へ

地中海沿いを散歩

12時55分 階段を降りてエタ・ユニ通りへ。道路から海岸に近づいてみました。海は砂浜ではなく、丸い石が転がっていて不思議でした。寄せる波にタイミングを合わせ地中海の水に触ってみました。

海真ん前の高級レストランのパラソル。見るだけ
地中海の水に触ってみました

13時10分 旧市街の中も回ってみようと思い、海岸から離れて「サルヤ広場」を抜けて北に進んでみました。街並みは素晴らしく素敵なお店がたくさんありました。

「サルヤ広場」 古本のお店が出ていました。

13時25分 地中海と青空の絶景を眺めながら食事をしたいと思い、また「サルヤ広場」を通り、海沿いに戻ることにしました。街並みはどこを撮っても、「黄色い建物」と「青い空」のコントラストが美しく感じました。

細い路地をのぞいてみる
最高の海をまた見に来る

13時30分 看板にパスタがおすすめ (suggestion)などと書いてあったので、ここにしようと思い席に通してもらいました。日除けのある屋外の席。ところが、キッチンがクローズしたためパスタは終わりで、塩クレープの中から選ぶよう案内されました。きのこの入っているものと、白ワインをお願いしました。冷たい白ワインが美味しくて、少しだけ酔いが回って心地よい時間です。そう言えば、このフランスの一人旅で、こんなにバカンスというか観光旅行らしく、アルコールと一緒に頂く食事は初めてです。

冷たい白ワインと一緒にキノコの塩クレープで昼食
目の前に広がる海の景色と波の音。初めて"バカンスっぽい"昼食

ニース旧市街を歩く

14時20分 贅沢な時間と地中海に後ろ髪を引かれる思いで、お店を後にし、「マセナ広場」に行ってみることにしました。北からのトラムの1号線が、この「マセナ広場」で東に向かってほぼ直角に方向を変えていきます。

「マセナ広場」の噴水
マセナ広場で向きを変えて東に向かうトラム1号線の軌道

 シャボン玉の大道芸やっている人がいたり、フェンスで囲まれた公園のようなところにプールなのか水盤なのかがあり、子どもたちが水遊びをしていました。この公園を抜けていく途中、台座に「マセナ」と書かれた彫刻がありました。なるほどマセナは人の名前なのですね。公園の北側を通って歩くと立派な建物。高校だそうです。

14時40分 見てみたかった場所はほとんど行けたと思いますので、トラムの1号線の軌道を横切り、またまた海をめざします。先ほどは閉まっていた「サン・ルパラット大聖堂」の扉が開いていたので中に入ってみました。

「サン・ルパラット大聖堂」の中も荘厳でした

 それにしても日差しが強いです。一昨日までの曇ったパリとマルセイユ、昨日のやや曇りがちなヴァンスに比べて、すかっと晴れた青空の下、日差しも痛いようです。

14時50分 この時間になると「サルヤ広場」の屋台も店仕舞いしているところが多くなってきました。果物を売っているお店はまだあいていましたが、食べたいと思ったジェラートなどのお店は見つけられず、食べ損ねてしまいました。

14時55分 最後にもう一度だけ美しい海の景色を目に焼き付けて、地中海の景色に未練を残し、15時過ぎにトラムの1号線に乗り、駅のほうへと戻りました。昨日買った1dayパスの有効期限が切れていたので、1区間を乗車するために1.7€をチャージしようとしたのですが出来ませんでした。結局2€買ったICカードに1.7€分をチャージ、計3.7€を支払いトラムに乗車。

最後、目に焼き付けたニースの美しい海岸

憧れの「TGV」に乗車

15時過ぎ 今朝預けたスーツケースを無事に受け取った後、3,4分歩き国鉄の「Nice Ville」駅へ。

 今回のフランスの旅の目的の一つに「TGVに乗る」というのがありました。子どもの頃に鉄道の図鑑でみた世界の鉄道。当時210km/hで運転されていた日本の新幹線よりも高速なフランスの「TGV」世界最速の鉄道として紹介されていたと思います。
 オレンジ色のあの車両はもういないですし、愛称も「inOui」に変わったそうですが、40年ごしで憧れた「TGV」にこれから乗ります。

15時25分 フランス国鉄の「Nice-Ville (ニース・ヴィル)」駅に到着。駅や空港の中ではミネラルウォーターが高いです。駅舎の天井には美しい絵が描かれていました。そして駅の御手洗に行くと今度は1€。朝のショッピングモールと合わせ、今日のトイレの使用料金は計1.6€。

「Nice-Ville (ニース・ヴィル)」駅の天井の装飾

15時30分 出発30分前になりましたので、事前に公式サイトから予約・購入したEチケットのQRコードを改札にをかざしますが入れません。
 別の改札があるのかなとも思ったのですが改札は一か所だけ。たまたま開いていた車いす用のゲートを入ると、別の外国人観光客が同じTGVに乗るらしく駅員さんに質問していました。その人は改札を出るように案内されているよう。私も同じ駅員さんに聞いてみると、やはり改札を出るように言われました。(上野駅の様に、)TGVには別に乗り場があるのか?などとも思っていると、"Just stay here."と言われました。
 待つこと数分。出発の20分前に改札が始まりました。今度はQRコードがうまく作動し改札のゲートが開きました。

フランス国鉄の公式サイトで予約・購入したTGVのチケット

15時43分 地下の通路を渡って一番奥のホームに上がると、TGVが止まっていました。駅のホームを覆う屋根や壁面はやはり芸術的で、自然光が入る天井は高く美しいものでした。その中にまごうことなきTGV。私はいま異国にいます。

この列車に6時間乗ってパリまで戻ります
手前にTGV。奥には在来線の車両

 私が予約した1等車は進行方向1番前。階段を上って2階席に行きます。客室に入る前のスーツケースを置くラックは「XL用」と書かれており、小さいスーツケースは自分のシート下に収納するようにとの案内書きがありました。これに律儀に従い発車を待ちます。

「Nice-Ville (ニース・ヴィル)」駅のプラットホームから1等車に乗り込みます。
1等車の2階席
1列+2列のシート配列で、座席の向きは固定されています。

16時03分 特段の音や放送もなく、定刻16時03分に滑り出すように発車したTGV。私の席は進行方向に向かって左側。ニースからマルセイユに向かう区間、ほぼずっと地中海が見える座席である。しかも通路を挟んで「1列+2列」の「1列」のほうの座席。2カ月も前にシートマップで予約した"勝ち席"です。

 駅で買ったハイネケンを飲みながら、車窓を楽しむ時間が始まります。ニースからマルセイユまでは高速鉄道専用線がなく、TGVが在来線の線路を走るため、最高速度は130km/h程度。心地よいスピードで地中海が後ろに流れていきます。

17時55分頃撮った写真。「サナリー=シュル=メール」近辺と思われる車窓

 TGV inOui の車内4号車にはバーと呼ばれる設備があります。ポータルサイトに自分が乗っている列車の便名と自分の名前を入力し、軽食を座席まで持ってきてもらうサービスを試してみることにしました。マルセイユ駅を出た後にキッシュと炭酸水をにオーダー。
 ここでふと一昨日(旅の4日目)に見に行った「マルセイユ・サン・シャルル」駅のことを思い出しました。あの終端式のホームの駅に停車するということは、マルセイユからパリまでは進行方向が逆になるのか?と疑問が湧いてきました。

18時28分 TGVは「マルセイユ・サン・シャルル」駅にほぼ定刻に到着。アプリの表示によれば14分間の停車予定とのこと。
 ホームに停車中、車内の電源が落ちました。最初に空調や座席のコンセントが切れた後、照明も落ちました。待つこと数分、照明が戻り定刻に発車。やはり進行方向が逆になりました。ということは、この後300km/hで高速運転をする列車で3時間以上パリまで後ろ向きで走るということになります。やはり進行方向を向きたいのですが、このこだわりは我々日本人特有の者なのでしょうか。

 世界に誇るTGVなので、高速鉄道線に入った後には英語の車内アナウンスも期待していたのですが、"Mesdames et Messieurs" で始まるフランス語の肉声アナウンスだけで、ついに英語の"ladies and gentlemen"を聞くことはありませんでした。このためGoogle翻訳アプリを起動し、音声入力にしてスピーカーからの案内を日本語に翻訳することにしました。しかし「フランス語→日本語」の翻訳はどうも不自然さが目立ちます。「フランス語→英語」にしたほうがよかったかなと帰国後に後悔した次第。
 マルセイユを出発した後ほどなくして高速鉄道らしいトップスピードに。GPSを用いて移動速度を計測するアプリは280km/hを表示しています。そして先ほどオーダーした軽食が紙袋に入って届けられた。木製のフォークとナイフでいただきます。そして列車のスピードは320km/hに。

19時30分 フランスの内陸を北上するため海は見えなくなり、逆向きに流れる車窓になってしまいましたたが景色は素晴らしいものでした。フランスの国土は日本の1.5倍だそうです。しかも平地が多く恵まれた土地です。

遅延し始めたTGV

19時45分 高速で快走していたTGVが減速し、不安になっているところに車内アナウンス(もちろんフランス語のみ)。Google翻訳の音声入力が表示した「グレネーで針の故障が発生しました。これは私たちのすべての循環に影響を及ぼします」という日本語訳から、どこかでポイントが故障したのだろという検討をつけます。
 先ほどまで快晴だったのに曇天そして雨。Google翻訳した車内放送から、状況はあまり芳しくないのだなと感じ取ります。

音声入力できるGoogle翻訳に感謝

 その後ついに列車は完全に停車。次いで低速での進行と停車を繰り返すようになりました。公式のアプリでは「10分遅れ」と表示されていますが、そんな回復は見込めなさそうな停車時間だと思われました。

20時30分 先ほどまで降っていた雨が上がると虹が出ました。日本で虹を見る機会はそんなに頻繁にありません。平地が続く地形のせいなのかきれいに半円のアーチを描く虹を見ることが出来ました。下の写真を撮影した場所は記録された位置情報によるとサン=カンタン=ファラヴィエという場所を走行している際に撮れたもののようです。列車の遅れの不安が少し和らぎます。

20時40分 列車が速度を落とし、揺れない時間を利用して4号車のバーにってみようと思います。バーには5,6人が列を作っていました。私は事前に予約したホットコーヒーだけを優先レーンでファーストネームを告げて受け取りました。車窓を遮る座席がなく開放的な空間からの景色はまた座席からのものとは別物でした。これも鉄道の旅の楽しみだと感じます。
 バーには口輪をした犬がリードをひかれて歩いていました。そういえばフランスにきてから機内や車内で犬・猫を見るなぁなどと思いました。

4号車の2階にある「バー」

21時頃 自分の座席に戻るとまた虹が見えました。

21時23分 車窓に広がる壮大な虹のアーチ
(モルヴァン自然公園付近走行中)

 虹はいいのですが、目的地パリでのホテルのチェックインが心配になりました。定刻でパリに21時50分到着のため、事前にホテルには22時頃のチェックインになるとメールで連絡し、返信も頂いていたのですが、改めて予約サイトで調べると最終チェックインが22時と書いてあります。
 車内アナウンスの翻訳から、パリに到着するのは22:30頃になりそうだということはわかり、Googleマップの位置情報からも大体それぐらいにはつきそうだと思えるが、今夜チェックインできないのはきついなと不安に駆られます。

21時20分 その後の回復運転でパリのリヨン駅に到着。30分延着となりました。(30分遅延で25%の払い戻しの対象となり、帰国後に手続きをしたのですが、返金ではなくバウチャーでした。)
 せっかくの豪奢な駅舎を堪能することもままならず、スーツケースを押しながら速足で歩きます。

30分遅れで到着した「パリ・リヨン駅」
夏目漱石もこの「パリ・リヨン」駅を120年以上昔、通ったらしい

22時35分 少し治安が良くなさそうなエリア、暗い道の中を抜けホテルに到着。クラークに人がいる。よかった!そして何とかチェックインできました。

22時45分 体は疲れているのですが、遅れの心配などで神経は高ぶっていて寝付けそうにありません。ビールを飲みたくなりフロントを訪ねるとビールは売っていないそうで、近くのショップを案内してもらいました。カルフールエクスプレスなどは21時で閉店してしまっていて地元の商店のようなお店。少し迷いましたが、サンマルタン運河を見てから案内されたショップへゆき、この旅でおなじみとなった「1664ビール」を買いホテルの部屋に戻ります。すると今度は栓抜きがない。またフロントに降りてワインの栓抜きと一体型のもので開栓。色々なことが一筋縄ではいきません。

サンマルタン運河

23時過ぎ シャワーを浴びて、荷造りをし就寝。明日は帰る日。寝坊できません。

(7・8日目に続きます)


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