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誰かの好きなものが好き

 タイトルに略奪感がすごいのは私の目が曇っているせいだろう。とはいえそういう話ではなくて、でも字の通りの話。  誰か、例えば親兄弟、友人、フォロワーの好きなものが、なんとなく好きになりやすい。ある程度は観測されやすい現象だと思う。  私は特にそれを「手に入れたい」欲が強い。無論、モノに限る。そしてできれば、それを好きな人にプレゼントしたい。  なので、けっこう頻繁に「いつか○○にあげようと思うもの」とか、「△△が好きだと言っていたもの」を手に取る。溜め込む。  問題は、相手

    • かわいいきれいかっこいい

       これである。  エッセイのうまいFFさん(彼女はそれを「縁者さん」と呼んでいた。すごくいい呼び名だと思う)が本件について考えて記していたので、私も書いた。これはそれのまとめ直し。  そもそもこの2年放置されたnoteに何か書こうかと思いついたのは彼女が書き物をしていて、やってみようかなと思い立ったからだし、初めて同人誌を出したのも彼女の影響だったし、なんなら初同人誌の字間行間は彼女の本を参考にした。私にとって大変に得難く、ありがたい人で、ただここで延々語っても本題から逸れ

      • そういえばごはんに興味がない

         飯に興味がない。  安く上がればなんでもいいと思っている。嫌いなものはある。辛くて苦くてつんとするものは総じて苦手、酸っぱいものも苦手寄り。脂っこいものも得意でない。  家族がまずくて食えないと辟易していた謎のおでん(今思えばあれは何だったのだろうか)が、普通の食べ物としか思えずぱくぱく食べていたら、馬鹿舌だねと言われた。から、たぶん馬鹿舌だろうと思っている。  こだわりは、ない。いや、嫌いなものが多いし細かいので、その点はこだわりと言えるかもしれないが、食える範囲でうまい

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