ボカコレ2024冬ルーキー楽曲ジャンル分析
こんにちは!LEQURIAです。こちらは2024年のnote3月号でございます!
もう2024年の1/6が終わったのか…
早いですね…💦来月は新学期の始まりや会社の新年度を迎える人が
多いのではないでしょうか。
前回は関西コミティアに行ってみた感想と得たことについてでした。
(※詳しくはLEQURIAのnoteプロフィールより)
今回は先月22日~25日にかけて開催された
「ボカコレ2024冬ルーキー」のボカロPのジャンル選択からわかる
ボカコレルーキーという魔境の傾向や感じた事を
まとめておこうと思います。
ジャンル分けをするのは傾向を確かめるために過ぎませんので、
「ジャンルで縛るな!」などの声はお控えいただくようお願いいたします。
また、これは個人の見解ですので、「違うだろ」等の批判は
お受けしかねます。他の見解がある場合は是非教えてください!
勉強になりますので…!
1位:あちこちデートさん /
駄菓子O型 feat.めろう
まず最初は1位のこの曲。思わず泣いてしまいました。
ボカロで泣くって初めてだったと思います。
さて、私の所感ですがこれはFunk Soulかな?と思いました。
NHKの午後にテレビから流れてきてほしいと個人的には感じました。
ベースがエッ…///。
とても親近感が沸くジャンル選択だと思います。
メロディがどこか懐かしい印象を抱きます。
2位:一龠 / v flower
この曲はパンチがあっていい曲ですよね!
この曲いろんなジャンルが混じっていると思うのですが
要素としてAmen Breakが入ってきていますね。
「高速ブレイクビーツ+音を割る」という特徴から総合して
Dariacore(ダリアコア)と言えそうです。
3位:VOCALOID COMMUNICATION!!! /
初音ミク
もうこれは近代のボカロ曲におけるアンセムの一つになりえる曲
ではないでしょうか?
かなり転調があり「VOCALOID COMMUNICATION!!!」が
度々強調されていて壮大で感動的でしたよね!
こちらもジャンル分けというと難しいのですが、基本的な
J-POPと言えると思います。バンドサウンドやピアノの使い方が
聴き馴染みのある、しかし新しい印象を抱いたのではないでしょうか?
ボカロ初期を彷彿とさせるような曲であったと思います。
4位:ヤババイナ / さたぱんP
feat. 初音ミク ・ 重音テト ・ ずんだもん
IMPACT!!!!!でしかなかったと思います。
コメントであったのですが「薬物系ボカロ」
に共感してしまいました。
転調が多く聴き受けられますね。
この曲もかなりのジャンルが入り混じっていると思いますが、
ベースとしてHardcore(ハードコア)であると思います。
Metalも含んでいましたね。
Hardcoreは特徴としてKick(バスドラム)
を歪ませるというものがありますね。
5位:シグナル / 雪乃イト
feat. 小春六花×夏色花梨×花隈千冬
アニソンライクな曲でしたね!
バンドサウンドにストリングスやブラスを重ねたら、もう
たまらん人にはたまりませんよね!
いったい何のアニメの主題歌になるんでしょうか?()
これはJ-POPでいいのかな…
POPSもかなり幅広いので、まとめようにも捉え方が
人それぞれで論争が起こることもあるのですが…
一旦J-POPでまとめさせていただきます。
6位:足んないわ/
重音テト×ゲキヤク-Ruliea
イントロのリリースカットピアノがかっこいいですね!
自然な転調が虜になります!
うーん、これはもはやボカロの文化の中で確立されたジャンル
と言えそうです。全体的にはこれまたJ-POPとなるのでしょうが
DropはDubstepの要素を含んでますね。
いろんな展開を含んでいて面白いですよね。
曲の中で起伏があるというのはかなりリスナーを
惹かせる要素の一つとなり得るので
激しい箇所があったり、ピアノの落ち着く場所があったりと
魅力満載の曲だと思います。
7位:盲目の怪物 / ひらぎ feat.初音ミク
この曲は私が今回のボカコレ用に立てたマイリスの
一番目に入れた気がします。
おしゃれで最高ですよね。思わず体が動いてしまいます。
ベースのスラップは正義なんですよ。
これは誰も曲げようのない真実だと思っています。
これもまたPOPS?すごくもどかしいです。
私が知らないだけでおそらくこのような曲のジャンルはあるはずです。
PSYQUI - ヨノナカとかはこの曲と同じジャンルに入ると思います。
でもPOPSと一口にくくっていいのか…?
8位:∄ Radiance ∄
これこそジャンルで示すのが難しい曲ですよね。
コメントに合った「聴くドラッグ」という言葉は
この曲を的確に表している言葉だと思いますね。
クリスピーな水のような音が癖になります。
7:00以上の楽曲がランクインするのは異例だと言えるでしょう。
クリスピーな小刻みな音が曲の要所要所に入っているので
これはIDMと言えるでしょうが、後半は歪みまくってもはや別の曲
のようにガラッと変わってくるので
IDM要素を含む曲としてジャンルにまとめない方が良いかもしれません。
9位:ダップル /
歌愛ユキ & 初音ミク & 足立レイ
可愛いとカッコいいをここまで共存させれるのは
魔術師もびっくりの技だと思います。
この曲はボカロ文化を盛大に受けたHouseだと感じました。
HouseはBPM128を基本とするジャンルですが
この曲は早いので早いHouseととらえてもいいかもしれません。
やはり歌詞が入るのでJ-POPがベースにはなってくる
と思うのですが、安定した4つ打ちKickが
Houseのエッセンスを感じますね。
10位:低画質の人 /
重音テトSV・ナースロボ_タイプT
あっという間に曲が終わってしまうT-falみたいな曲です。()
イントロのストリングスが印象的ですがその後のVo.が
バグる感じもカッコいいですね!
この曲はBreak Beatsが総合的になっているので
D’n’B(ドラムンベース)の一つだと考えられます。
歌詞の詰め込み度合いで曲の緩急をつけているところは
普段電子インストを作っている私にとってボカロP的な
新鮮なアプローチで衝撃を受けました。
1~10位を通して分かること
ここまで私の所感とともにジャンルをまとめてみたわけですが、
これらのジャンル選択より傾向として次のことが言えると思います。
・BPMが早い
・音数が多い
・歪みを取り入れる作品が多い
曲単体ではもっと気づくことがあったのですが
共通点として挙げるならこれらではないでしょうか。
要因を考える
なぜこのようなジャンル選択をしたのか。
これを考える私の脳裏によぎるのは
ボカコレ発のこの曲が大バズりをしたからと考えます。
この曲はボカコレの枠を超え日本中で
耳にしなかった日はないくらいの流行でした。
歪みを取り入れたボカロの新たな方向性を示してくれた。
そんな一曲となったのではないでしょうか。
その人マニアに続こうと歪みを使用した楽曲が
増えたのではないかと思うわけです。
勿論、この気づきに当てはまらない独自の方法で
自分を前面に出されていた曲も多数見受けられました。
しかしそれ以外の方も少なからずはBPMが早く、
音数が多いジャンルのものだったと感じます。
いかに言ってもボカコレはお祭りなわけですし
Pさんやリスナーが楽しめれば大成功だとは思うのですが、
このコンテストを勝ち抜くために凌ぎを削り制作された方も
少なからずいらっしゃると思います。
そのような熱心な方がいらっしゃるからこそ
よりお祭りを楽しめるとも思うのです。
今回は私もリスナーとして巡回させてもらったわけですが、
これらの気づきを経て私もボカコレにオリジナルを引っ提げて
参加してみたいですね…!
そのためには歌ものの制作練習をしないといけないのですが…💦
頑張ります!もし私が参加した際には是非とも
応援していただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
LEQURIA
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