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【AEDの使用】いのちを救う、一歩を。

突然目の前で人が倒れてしまった時、あなたはどう行動しますか?

急にそんなことになっても、すぐに動ける自信、私にはないです。
「え〜っ!看護師なのに?」看護師でも、です。

なので、繰り返し、シュミレーションをしておくことがとても大切だと思います。
例えば学校現場などで、事前に生徒、学生の情報がわかる場合はその子について教員で事前情報を把握し「万が一」の時の行動を学年単位、学校単位でシュミレーションしておくだけでも、行動が全然違ってくると思います。

宮崎市立江南小学校での取り組みが、ひとりの児童のいのちを救いました。

それぞれの教諭が、状況を見ながら自分の役割を把握して動けた例だと思います。
素晴らしいですよね。

また、スポーツの現場においては、常に危険と隣り合わせのため、AEDの出番が出てきてしまうこともあります。普段の練習中や試合で、その場面は突然に。
試合中に心肺停止になってしまった方の体験談と実際の映像を見ることができます。倒れてしまう映像がそのまま流れるので、苦手な方は見ないようにしてください。

この動画の中で出てくる「心臓震盪(しんとう)」聞いたことのない方も多いかもしれません。(「脳しんとう」は聞いたことある人も多いかな?)

心臓震盪は心臓に衝撃があった「強さ」ではなく「タイミング」で起きてしまいます。(こどもの胸郭はおとなに比べて柔らかく、衝撃が心臓に伝わりやすいということもあります。)心臓の動いているリズムが衝撃によって狂わされてしまって、リズムが乱れ、心臓が震えてしまい、うまく機能しなくなって(心室細動)心停止状態となります。そのリズムを整えさせてくれるのがAED(除細動)です。

使い方などは運転免許を持っている方は一度は学んだことがあるかもしれません。

心室細動が起きてから1分間で約10%ずつ、除細動の成功率は低下してしまうので、10分経過してしまうとほぼ助からないことになってしまいます。
救急隊の到着するまでの間に胸骨圧迫とAEDの使用が救命の鍵となります。

倒れている人と見たときに、何かできることを。
時間との戦いなので、あなたの勇気がいのちを救う一歩になります。



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