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小川葵
2017年9月20日 18:56
旅人は 星をたよりに歩むという空にはたったひとつだけ 動かぬ星があるという雨や雲が夜空をおおい風が心まで揺らすような夜にその星の名前しか知らぬ僕は何をたよりに 進めばいいのか鳥籠のような部屋のなか塔の上でもないくせにやたらと遠くに世界を感じるここでの暮らしは平和だし 穏やかだ大空へと跳ぶことを求めさえしなければ。午後六時を知らせるにごったチ