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公式VIVEアンバサダーになって感じた3DVtuberの楽しさと大変さ

こんにちはこんばんは初めまして。
個人でVtuberをしているレオン・ゼロミヤといいます!
最近の個人Vtuberは配信やゲーム実況がメインの人が多いのだけど、
その中でも珍しく企画動画をメインに活動しています。

5月から公式VIVEアンバサダーに認定され、
2ヶ月間VIVE Cosmosとフルトラッキング用アクセサリー
を貸していただき
VRやフルトラを活用した動画を試行錯誤で投稿してきました!

今回は公式VIVEアンバサダーの機器レンタル期間に感じた
「3DVtuberの楽しさと大変さ」について
忘備録代わりに書いておこうと思います!
今日は普段アホみたいな動画をつくっている時の唯一のストッパー役、
理性ゼロミヤが頑張って文章を書きますよ〜〜(震える)

といってももちろん全ての3DVtuberに当てはまる訳ではないと思うので、
クソデカ主語を避けるための僕の状況を書いておきますね!
・2DVtuberとしてデビューし、Vroid自作で3D化した個人勢
・3DやVRについての知識は0からスタートの初心者
・VIVEを使ってVRやフルトラッキングの動画・配信に挑戦
※1年以上前からVIVEは買ってあったのに機械音痴すぎて使えてなかった。
憧れと興味は元からあったのでダメもとで3Dデビューの数日後にアンバサダーへ応募したら認定された。ゆえに本当に初心者。
(理由を聞いたら特に女性スタッフに動画が好評だった(?)らしい…)

※VIVEアンバサダーの詳細については下の動画をご覧ください!


僕と部分的にでも似た条件の人、もしくはこのような活動に興味がある人の参考になれば幸いです!
※ってかまあ「3D=VR」ではないと思うんですけど3DVtuberといえば自ずとVR使った活動も思い浮かぶと思うのでその辺りはゆるく捉えてください…ッ

それでは書いていきます〜〜!!



【3DVtuberの楽しさ】

あれだけ前置きしておいてなんですけど
とりあえずVRHMDがなくても感じる部分からまとめます!

▶︎色んな姿の自分が簡単に撮影できる

Live2Dだと動きや角度に制限がありますが、Vroidの撮影機能やLuppetなどを使えば簡単に色んなポーズや角度の自分が撮れます!!
そしてVroidなら衣装テクスチャをBOOTHで購入して差し替えるだけで着替えが可能に!(制作者様には頭が上がらないですね…)
2Dの時はいちいち自分で描いていたので気軽に新衣装を出せませんでしたが、
ツールを活用すれば初心者でも簡単に3Dモデルのおしゃれを楽しめます超楽しい。インスタわからん僕でも映えてしまうそれが3D。

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▶︎"そこにいる感"がより出る

これは好き嫌い分かれるかもしれませんが、3Dモデルの方が自分の動きをダイレクトに伝えられてそこに生きてる感が出る、と言いますか…!
(僕のLive2Dモデルは自作で可動域が広くないのでなおさら感じる)
あとLeapmotion使って指を動かせる!これは嬉しい!
僕は喋る時に手も使って説明するタイプなので「あーなんかこっちの方が僕っぽいなあ」と3Dお披露目配信のアーカイブを観ながら思ってました。
この動画をリア友が見たら一瞬で身バレすると思います(?)


以下はVR機器や全身のモーションキャプチャーを活用した時に感じる楽しさです!

▶︎中に入ってVRの体験をシェアできる

まあまずVRは楽しいです!新しいもの好きな人はハマると思う!
VRChatで友達と遊んでる時とか本当に一緒に遊んでる感覚ですし
VRゲームなんかも全然臨場感違いますもんね。
そのVRワールドやゲームの中に自分も入った図が撮れて、
動画や配信にしてシェアできる
のはやっぱり楽しいですよね…!
Beat Saberとかカッコよくできるようになり…たい…ッ

▶︎企画の幅が広がる

モノマネ、踊ってみた、ジェスチャーゲーム、運動神経対決…
動きが必要なバラエティ企画はたくさんあるものの、2Dの体だとどうしても限界がありますよね。
でもフルトラして3Dの体で動き回れるようになってからはできる企画の幅が広がったので本当に嬉しかったです!
特に僕は昨今のVには珍しくあまり声に自信がない方でして、歌とか声真似とか朗読とか苦手だったので(笑)
YouTuberやバラエティ番組のように体を張って笑いを取れるなら取ってみたいじゃないですか…ねえ…!?

▶︎動きが魅力になる(人もいる)

とりあえず僕は念願の踊ってみたができてハッピーでした!
(まだダンスも技術も改善点多いですが)
そして意図しない体の動きを面白がったり気に入ったりしてもらえたのも嬉しかったですね。
人によるとは思いますし、僕の場合は体力が無さすぎてゾンビのようになっていく様がなぜかウケてたんですけど、そうじゃなくても例えば可愛い女の子が踊ってるだけで意味もなく可愛いと思うんですよ。
そういうことです!!

▶︎色んな人との出会いや発見がある

VR系のツールってやっぱり苦労された方が多いのか、
何かつまずいたときにTwitterやDiscordで助けを求めると色んな人が助けてくれました。(ありがてぇえ…!)
今回3Dモデルの撮影やVRに興味が出たことで交流が生まれた方々もたくさんいますし、確実に2Dモデルだけだった時より世界が広がりました。
3DVtuberにならなければ一生知らないまま過ごしていたであろう知識がいっぱいあって、それを手探りで身に着けていくのは楽しいです!
まあ初心者なんで何やっても伸びるってやつですね。伸びたかはわかんないですけど元が0cmだったので伸びてると思います!はい!!(Positive!!!!)

↑トラッカーのペアリングが上手くいかず、Twitterで悲しみを吐露する王子(色んな人に助けていただきました感謝)



【3DVtuberの大変さ】

さて僕はVR機器の回し者ではないので当然3DVtuberならではの大変さもありのまま書きます…ふふふ…。
この辺りは初心者からいきなり活動を始めてこその苦労なので個人差が大きいと思いますが、体験談として読んでいただければ幸いです!

▶︎発想に技術が追いつかない

僕としてはこれが1番辛かったです…!!!!
例えば「僕のドッペルゲンガーをいっぱい作ってVR空間上でバトルロワイヤルできねえかな??」とか考えるとするじゃないですか。
なんかVRならではだし3Dの僕同士が取っ組み合ってるのちょっと面白そうじゃないですか。
絵は浮かぶのに何をどうすればできるのかまっっったく検討がつかないんですよ!!!!!
僕ができるのはあくまですでにあるVRプラットフォームに行ったり、誰かがつくってくれたツールを使ったり、フルトラッキング映像を撮ったりすることくらいなので、
なんかちょっとでも変わったことしようとしてもさらなる知識が必要になって2ヶ月間だと全然実現できなかったんですよね…(涙)
とにかく3Dモデルさえあればなんでもできる、というわけではないし、
意外と制約がある、もしくは技術や知識が必要ということを学びました。
(って書いたけど当たり前な気もしてきたぞ…)
このままだと企画の大霊園ができてしまうので勉強頑張ります…!

▶︎知識が無さすぎて情報が見つからない

2Dの場合は「Live2DとFaceRigで撮影する」っていう主流があったし
「2D Vtuber」とか調べるとモデルの作り方をわかりやすくまとめたブログとかもあったんで自力でもなんとかできたんですよ。
一方で「3D Vtuber 撮影」とか調べると企業勢のモーションキャプチャースタジオの情報が出てくる…!!
違ううう僕が知りたいのは個人でできる範囲…ッ!!

結局Twitterで助けを求めた結果「Luppetや3tene」「バーチャルモーションキャプチャー」「バーチャルキャスト 」「VRChat」「Unity」「MMD」など色んな選択肢があって撮りたいものや条件によってその都度使い分けてる方が多いということがわかりました。
ただ僕のようなガチ初心者はそもそもその単語を知らない、かつまとまった情報源が意外とないので欲しい情報にたどり着くまでに遠回りをするというパターンが多く結構苦労しました(人に聞くのが1番早かった)
シンプルに「僕ググるのが下手説」はかなり濃厚ですけど、それでも0からのスタートとしては割と大変だったな〜という感想です!

▶︎体力が足りない

VR空間に入って何かするにしろフルトラやるにしろ
圧倒的に僕の体力が足りませんでした(笑)!!
座りっぱなしの2D撮影に慣れきっていたのもあり
最初はVRChatも1時間が限界でした…雑魚すぎる…。
VR酔い含めここは個人差が出るかなと思います。
具体的に言うと僕はマックのハッピーセットが限界の少食貧弱野郎なので同じく死ぬほど体力がない人はご注意ください!

▶︎意外と仲間が少ない

これもコミュニティによってかなり差が出ると思うのですが、
僕の周りは圧倒的に2D勢のVtuberが多かったので、わからないことがあっても誰に聞いたらいいかわからないという状態に最初はなりました!
反対に同じ3D勢でも、モデルの制作方法や体を動かしているシステムが違うとお互い参考にしにくいということがあり、改めて情報共有の難しさを感じましたね…。
※そもそも「これ自分の体なんでVR機器とか使ってないです…」っていうVtuberさんもいるかもだし迂闊に聞けないんだなこれが…。

これについては同じく2Dから自力で3D化したVtuberの友人も困っていたので、3DVtuberの情報交換用Discordサーバーをつくり少しずつ人を集めるようにしました。
今はまだ様子見ですが、しばらくしたらTwitterでも改めて参加希望者を募集するのでよろしくお願いします〜!

▶︎お金がかかる

まあ当たり前なんですけど…3DやVR周りの機材はお金がかかります!!
そもそも3Dモデルを外注する方はその時点でお金が要りますし、
VRHMDやVRレディーのPC、さらにはフルトラ機材まで買うならさらにお金がフライアウェイしていきますよね…。
そしてVIVEのルームスケールVRを楽しむには部屋の広さも要ります。
僕の一人暮らしの部屋はそんなに広くないのでVRをする度にテーブルとソファを片付ける必要があり結構面倒臭かったです(笑)!
なので「最低限のプレイエリアも確保できていません」って残酷に宣告してくるVIVE Cosmosちゃんが時に恨めしかっ(ry

(2020年6月時点で販売中の主なVRHMD値段まとめはコチラ)
→Oculus Quest2の発売を受けて2020年10月最新版に更新しました!

でも今はVroidという素晴らしい無料の3Dモデル制作ツールもありますし、個人の方が制作されているバーチャルモーションキャプチャーなどのVR系ツールはありがたいことに無料で配布されているパターンも多いです(永遠に頭が上がらない)。
初心者の僕でも、昔と比べれば確実に恵まれた環境だと感じます。
上半身トラッキングだけならフリーソフトでも可能ですし、最近はWEBカメラやKinectで全身モーキャプできるソフトなんかも開発されてきているので完全に他力本願でアレですけどこれからに期待ですね…!




【アンバサダーになって感じた3DVtuberの可能性】

と、楽しさと大変さの体験談はこんな感じでしょうか。
最後に理性フル稼働させて真面目に書きますが
僕がアンバサダーになって1番印象深かったのは
先輩3DVtuber達の存在とその周りの文化です!

今回VIVEアンバサダーになったメンバーは、以前から交流があったエニルさん以外は全員初めましての方々でした。
(↓アンバサダー決意表明配信アーカイブ)


2019年5月に2DVtuberの活動からデビューした僕にとっては、
特に2017年末〜2018年初頭に活動を開始されたバーチャル美少女ねむさんやおきゅたんbotさん達の活動が衝撃的でした。

なぜなら
バーチャル入学式や七夕や、スポーツイベントから専門家との対談まで
毎週のようにVR空間で3DVtuberの方々と面白い企画をしていたから!!
そして僕はVtuberを1年間やってきたにも関わらず、そういったイベントがあることやそこに参加している方々のことを全く知らなかったのです。


ねむ先輩もおきゅたんさんも有名な方なのでお名前だけは知っていましたが、コミュニティも活動内容も僕や周りのVtuberと全然違うことにまず驚きました。
そこからたまたまVRChatの文化にも興味を持ち、偶然リーチャ隊長さんが開催したVRChat民の方々がVtuberのことを学ぶイベントにも参加したのですが、ここまで共通知識が違うのか…!とさらにびっくりしました。

主語が大きくならないように書きますが、
あくまで僕が知らなかっただけで、VRChatに詳しいVtuberや3DVtuberの動向を追っている2DVtuberの方もたくさんいると思います。
それでも僕にとってそこは未知の世界であり、可能性だなと感じました!

僕がそもそもアンバサダーに応募したのは「3DVtuberはどんな企画ができるようになるのか自分で探りたい!」という好奇心がきっかけでした。
いくらでも工夫はできますが、2Dだけではやはりできることに限界があります。
じゃあ3Dにもなれれば、もっと面白いことや新しい遊びができるんじゃね…?というのが原点だったので、
自分が知らなかった3DVtuberの面白い企画や遊び方と出会うことができたのは本当に学びでした!
先人達に学びつつ、今後も3Dならではのアイデアを実現できるよう勉強していきたいと思います。
(よし、まとまったぞ!すごく頭が良さそうだ!!天才!!)


【2Dと3Dどっちで活動していくのか?】

ここまで文章を読んでくれた方の中には
「じゃあ君はこれから2Dと3Dの活動どっちでやっていくの?」
とふと思った人もいるかもしれません。
結論、どっちの体も使います!!

ここまで書いておいてなんですけど、極論面白いことができれば2Dでも3Dでもいいと思ってるし、使い方はその人次第だと思うので!
なのでこれからも3Dの体で面白いことができないか模索しつつ、今まで通り2Dモデルの動画も出していきます!
両方あるとできることの幅が広がって楽しいね〜って感じです。



まあ僕の場合大量の労力と時間とお金をかけてできるのがアホみたいな動画なんですけどね…
Let's 技術と労力の無駄遣い!!!!!!!!Yeah!!!!!!!

※こういう動画をつくるのが好き



さてここまで読んでいただきありがとうございました。
やって2ヶ月の奴が偉そうになに語ってんねん〜と思った方も当然いるかもしれません…すみません…!
でも、初心者から始めた者の体験談として3DモデルやVRを使った活動に興味のある方の参考に少しでもなれば嬉しいです!

僕としては「3DVtuber、大変だけど楽しいよ!新しい出会いとか発見がいっぱいだしできることも増えるよ!」という気持ちですし、
ちょっとでもやってみたい人は無理のない範囲で3Dの体も手に入れてみるといいんじゃないかな〜〜と。
3Dならフルトラにしなきゃいけないとか、VRしなきゃいけないとかは、ないですもんね!うんうん。

「ほう、お前の今後、見届けてやろうやないか」と思ってくれた方は、
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それでは次の記事でもお会いしましょう〜ゼロミヤでした!


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