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生徒2名のFTPが爆上がりした件

年始からコーチングの模擬練習として
高強度メニュー作りとそれ以外の簡単なトレーニング指導を
させていただいています

そのうちの2名がテスト期間を終えたので
結果などを記載します

結論から書くと
めちゃくちゃ強くなりました汗

トレーニング内容

トレーニング期間は9週間

間にレスト週を1週含んでいるので
しっかり行っているのは8週間です


基本は週2回、私が作ったHIITをやってもらいます

他はLT1と呼ばれる低強度となり
FTPゾーンだとZ2〜Z3中盤くらいまで
(これは人によります)

低強度の回数や時間の指定はしていませんが
2人とも3〜4日を60〜120分くらい実施

つまり週5〜6回のトレーニングで
うち2回は高強度、他は低強度って感じです

生徒A君の成長

まずは20代後半のA君
自転車トレーニング歴は4年ほど

昨年ニセコHANAZONOヒルクライムで
下位カテゴリですが優勝しています

下位とはいえヒルクライムなので
タイムが出ていれば強いわけで
普通にエリートに出場しても恥ずかしくない能力です

A君のビフォー

コーチング開始前のA君のテスト結果↓

VO2max 316w
FTP 270w(ランプテスト)

A君のアフター

9週間後のテスト結果↓


VO2max 327w(+11w)
FTP 285w(+15w)

すでに強かった選手がわずか9週間での成長です

期間中はガーミンコネクトのデータで
パワーに対しての心拍も追跡し
定期的にメニューを調節していることで
彼の成長は感じていたので個人的には驚きは少ない

ちなみ20分全力のFTPテストでは
FTP299wになりました
(20分全力はコーチング前は測定してません)

こう考えるとランプテストも20分全力x0.95も
本当のFTP(60分出せる全力)は出ないですよね
有酸素系や解凍系など個々のスペックにより
高く出やすいテストがあるはずです

本当のFTPを知りたいのなら
60分全力走をするしかありません
(絶対やりたくないっ!)

まぁ別に60分全力パワーなんて知らなくても
ヒルクライムなら20分パワー辺りを知っていれば何とかなるでしょ(適当)

Bさんの成長

続いては女性のBさんです

こちらも北海道の女性としては上位の選手で
道内の大会で優勝歴もあります
(ありがたいことに強い選手ばっか見させてもらっています)

Bさんのビフォー

コーチング開始前のBさんのテスト結果↓

VO2max 203w
FTP 172w(VO2maxからの推定)

BさんはFTPテストはしていないので
VO2maxからの推定となります
FTPはだいたいVO2maxの75〜85%あたりにあります

Bさんのアフター

9週間後のテスト結果↓

VO2max 230w(+27w)
FTP 196w(+24w)

上がりすぎやろ・・汗

ちなみBさんの昨年ピーク時のFTPは
183wらしいので推定とはいえオフシーズンに更新!笑

体重は軽いのでこのFTPでもほぼPWR4倍

Bさんはアップルウォッチで心拍をとっていて
詳細な追跡は難しかったので
RPE(主観強度)とパワーを比べていましたが
私と同様に期間中の成長はそれほど感じていませんでしたね

私も低強度が楽に出せる感じはありましたが
それ以外は強くなっている手応えはなく
テスト時に「あれ?これいけるわ」って感じでした


ただ、BさんのVO2maxの進歩は間違いないですが
同じような曲線でFTP(LT)も上がっているとは思えません

VO2maxほど上がっていないとすれば
LTとの差が空いた可能性が高いです

今後はこの差を埋めに行くようなメニューの取り組みが必要

VO2maxとLTが近い場合はLTを上げることは困難ですが
二つが乖離しているのなら上昇の余地はあるはず


私の結果が出なくとも自己責任ですが
2人には貴重な時間と多大な労力(苦しみ)を
使ってもらっているので結果が出て一安心です

HIITのメニュー作りもですが
低強度の向き合い方なども指導させてもらい
私としてもかなり有意義な2ヶ月でした

2人はとても優秀なアスリートで
私がもっと頑張れというようなことを
伝えたことは一度もありません

むしろ頑張りすぎるのを抑えることの方が多かった汗

HIITは心身の負担が大きいので
間の低強度のコントロールには気を使いますが
それが上手な人、下手な人がいる

日常生活も含めた疲労までは予想できないので
頻繁に体調を聞いていました


ちなみに現在の私は
VO2maxの上昇にLT値がついて来ていない感覚があるため
閾値走を積極的に取り入れていますがなんか良い感じです
(HIITは10日1回ほど)

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