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NJ州で運転免許を取った話(裏技も)

今月(21年7月)、対応の悪さ遅さで悪評の高いアメリカNew Jersey州で、
運転免許を3か月で取ることができました。
コロナ後で州のITシステムが混乱する中、かなりのスピードで取得できた
と思います。

ピンポイントな内容ではありますが、もしこれから同じ境遇になられる方には
参考にしていただける内容と思いますので、裏技や小ネタを挟みながら
なるべく詳しく記録します。長いです。
(ちなみに私は日本の免許があるので運転実技試験は免除されました。
 ただ隣のNY州の場合は日本の免許があっても実技試験があるようです。)

免許取得の大まかな流れは、以下です。
 ①Initial Permit取得のための書類を揃え、オンライン予約
 ②Initial Permit取得 at MVC(※)
 ③筆記試験受験のためのオンライン予約
 ④筆記試験受験(実技試験スキップ)at MVC
 ⑤合格後Interim(暫定)免許がその場で交付 at MVC
 ⑥運転免許カードが郵送されてくる

(※MVC = Motor Vehicle Commission。州の自動車免許センターです。)

①Initial Permit取得のための書類とオンライン予約

まず必要な書類を揃えます。
各書類によって、それぞれ定められているポイントが異なります。
(例えば日本のパスポートは4点になります。)
NJ州では、ポイント合計6点分の書類が必要です。

個人によりアメリカにおけるステータスや持っている書類が違うので、
こちらのMVCのリンクをご参考ください。このPDF画像↓が出てきます。

画像1

●赤丸2つ
手書きの赤丸それぞれからお持ちの書類を探し、合計6点以上必要です。
・国際結婚された方は婚姻証明書だけで3点分になります。
 私もこのケースですが日本のパスポート(4点分)と合わせて合計7点!
・ただし、国際結婚でもなく日本からいらした方に緑(3点分)と青(2点分)の
 書類を揃えるのは難しいように思います。
 そのため黄色の1点分を2つ揃えるのが現実的かもしれません。
 (例えばですがSocial Security Number(SSN)カードと、
  アメリカの銀行の残高証明 or ATMカードで、合計2点。
  →日本のパスポートと合わせて合計6点!もちろん個人によります。)

●青丸2つ
・まず絶対必要なSSNカード。
・さらに、アメリカの銀行が発行する毎月の口座残高明細書、
 もしくはアメリカのクレジットカード会社発行の毎月の請求書、
 どちらかでよいので住所が書いてあるページを持参します。
 ※紙で郵送されずペーパーレスに設定されている場合は、
  事前にオンライン等で郵送されてくるように設定し直す必要あり。 
 ※銀行は60日以内、クレジットは90日以内のもののみ認められます。

●それ以外(重要!)
これはMVCのサイトには多分書いていないと思うのですが、
実技試験が免除されるために日本の運転免許とその英文証明書も必要です。
英文証明書は在NY領事館で作成してもらいます。詳細はこちら
ちなみに領事館に本人が直接行く必要があるのですが、
ここも行くのに事前予約が必要です。。ご注意ください。


ここまで長かったですが、やっと書類を揃えたら筆記勉強よりも先に
まずInitial Permitのオンライン予約をします。
これがまた大変です。。
MVCは2か月後の予約枠(今日なら10月1日・・・遠い)を
毎日このサイトで発表するのですが、郊外の方でもすぐ埋まります。
(それだけ沢山の人が待ってるんですね。)

以下は裏技的な話ですが、
狙い目は早朝で、私は起きたらすぐにまず保険で2か月先でも
近場での予約を取りました。
その後は毎日時間ができるたびに更新ボタンを押しまくり、
近場かつ近日で空きがないか根性で携帯からサイトをチェック。
結構直前キャンセルする人が多いようで、良い枠を見つけたら
すかさず既存の予約をキャンセルしてから、その枠を押さえます!
秒単位の争いなので、目の前で取られたときも何回もありました。笑
携帯なら空き時間にサッとチェックできるのはもちろんのこと、
iPhoneの自動入力機能がかなり役立ちました(自動で名前・住所・電話番号
を入れてくれるので秒単位の争いに便利です笑)。

②Initial Permit取得 at MVC

予約日になったら、必要書類をすべて持ってMVCに行きます!
私の場合はNewarkのMVCに行きました。

予約時間より10分ほど早く行きましたが入れてもらえました。
入口の案内係の対応がかなりぞんざいでしたが、
堂々と「I have an appointment for Initial permit」と伝えて中に入ります。
私の時はですが番号札と申請フォームを渡され、まず窓口の列に並びます。
並んでいる間に申請フォームを記載します。
番号が呼ばれたら窓口で提出書類の確認です。
それが終わったら一旦待機させられて、今度は違う窓口に呼ばれます。
そこで係がPCに向かって何やら確認してくれ(おそらく個人の記録や不法移民ではないかをチェックしている?)、
その場で写真撮影され、必要経費(20ドル前後)を支払い終了です。
予約時間から1時間ほどで終わりました。
最後に整理番号をもらうのですが、これを次の筆記試験予約に使います。

③筆記試験受験のためのオンライン予約

Initial Permitの予約と同様に、またオンライン予約戦争です。
こちらのMVCのサイトで、Knowledge Testの空き枠を探します。
ある程度勉強ができていたら、前回同様予約の鬼となって
なるべく近場&近日で根性で予約しましょう。

ちなみに筆記試験の勉強方法ですが、基本は州のマニュアル
読む必要があるのでしょうが、英語で243ページと果てしないので、
私はネットで練習問題を探して勉強しました。
メインで使ったのはこちらのサイトです。
ただ、各サイトによって出題される問題は偏るので時間がある方は
NJ MVC Knowledge test sampleとかで検索して他のサイトでも
勉強されるとよいと思います。
私の場合、日本ではまあまあ運転していたので自信はあったのですが
アメリカ独特の標識やラウンドアバウト、スクールバス、
チャイルドシート、ティーンエイジャーの特別免許についての
ルール等こんなの知らないよってことも多くむずかしいので、
勉強しないと受からないと思います。。
(といっても私はいきなり翌日の予約が取れたので、
ほぼ一夜漬けでしたが。。)

④筆記試験受験(実技試験スキップ)at MVC

私はNorh BergenのMVCに行きました。
当日はKnowledgeテストに来ましたアポありますと係に伝え、
中に入ったらすぐに窓口に行けました(平日の昼間)。
Initial Permitの持参書類とその際もらった整理番号が書いてある書類を
見せ、何語で試験を受けたいか聞かれます(NJ州は日本語も対応して
いるのですごいですよね)。
私は、英語で勉強しましたがわからない単語があるとくやしいので、
不安ながら日本語を選びました。たしかに変な和訳もあったのですが、
English/日本語ボタンを押せば自由に英語と日本語を行き来できて
結果オーライでした!
試験時間は1時間以内で、パソコンで40問正解するまで頑張ります。
また10問不正解してしまうと脱落です。
時間は余裕があるのですが、間違いがどんどんたまっていくので、
心臓バクバクでかなり緊張しました。

晴れて40問正解できた時点で終了ですと画面に出るので、
係の人に終わったことを告げると、書類に何か書いてくれて、
また違う窓口に行くよう指示されます。

⑤合格後Interim(暫定)免許がその場で交付 at MVC

またその窓口でこの書類を持って番号が呼ばれるまで待てと言われます。
番号が呼ばれたら、また写真撮影→費用支払い(23ドル)、そして
やっと紙の暫定免許がもらえます!
この暫定免許は、写真がないただの紙切れなのでID代わりにはならないですが、他の写真付きIDと一緒に持っていれば晴れて運転することができます!

⑥自動車免許カードが郵送されてくる

1週間から10日ほどで自宅に運転免許カードが郵送されてきます。
(実はこれを書いている今、まだ来ていません。。
覚えているうちに⑤まで書きたかったのですみません!笑
私の予感では明日来ると思っています。。笑)


まとめ
以上がNJ州で自動車免許を取るまでの詳しい流れになります。
事前に銀行や領事館との書類準備が入りますし、
MVCのオンライン予約争奪戦で戦わなければならないので、
かなりの大仕事です。
私は5月に免許を取ろうと思い、平日も動けるので晴れて7月末に
免許交付までこぎつけましたが、その間不明なことが沢山あって
不安も大きかったので、今回記事にしてみました。


参照するサイトが多く大変と思いますが、
わからないことがあればぜひ聞いてくださればと思います。

このきわめてピンポイントな内容を読んでくださる方がいるのか
わからないですが、読んでくださった方の参考になりますように!


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