見出し画像

時には諦める事で前に進める…のかも知れない。

【先日の診察にて】


我ながら何とも奇妙なタイトルですね。

先日、自分が通院している主治医との会話から前に進む為のヒントが有りました。


【自分が諦めきれなかった夢】


かなり昔の話ですが医療に関わる仕事をしたいと思っていた時期があり医療系の大学受験を受けました。

きっかけは母が癌になった事。

手術は成功してその後も抗がん剤治療を行い、定期的に検査を受けていました。

にも関わらず全身に癌が再発しました。

その時の自分は病院の検査という物は確実に原因を突き止められる物だと思っていました。

自分が19歳の時に癌で闘病していた母が亡くなり、『大学受験は諦めて働いてくれ』と働かない父から唐突に告げられました。

働かない父と高校受験を控えた弟、行方不明の兄。

自分に選択肢はありませんでした。

父の事は一先ず置いといて、どうしても自分が本当にやりたかった事、諦めきれない想いがずっと胸に燻っていました。


【問診】

そして先日の話に戻ります。
主治医と今後はどう活動していくかを話していました。

要は今までとは違う分野で1から仕事をするか、若しくは今まで培った経験を活かしつつアップデートして仕事をするか。

1から仕事をするとしたら若いうちはいいがある程度歳を重ねると年齢制限も考える必要があります。

ましてや今は両目共に緑内障と指定難病であるサルコイドーシスも有り、更に他にも病気を抱えています。

今まで培った経験と言えば会社のHPの作成管理·接客業·建築現場·etc。

主治医との会話の中で思い切って聞いてみました。

自分『前もお話しましたが実は医療関係の仕事も未だに諦めきれないです。例えば医療事務や臨床検査技師を今からやるのは無謀でしょうか?』

医師『あなたは地頭も良いし努力すればその道に進めるかも知れません。もし20年位前なら勧めたと思います。ですが例えば医療事務はやはりどうしても男性よりは女性の方が受け入れられる事が多いと思います。』

医師『あなたが令和生まれだったなら大学へ行って色々な選択権もあったでしょう』

自分『先生、しかし人は過去には戻れません。例え自分が令和に生まれたとしても同じ家庭環境ならそこまでは変わらないと思います』

その言葉を主治医に向かって話した時にようやく気付きました。

『そうかもう取り返しはつかないんだ』

そしてその方面に対しての諦めがつき、今の自分をスキルアップしていく決心がつきました。

今まで資格や免許を取得した事はないので未知の領域です。

一先ず、MOSとIT関係の資格の取得を目指します。

自分の心情を話すのは中々難しいです。
果たしてこれが正解なのかは分かりませんが、まあ足掻き続けるしかないのでしょう。


今回はこの辺りで失礼します。
最後まで読んで頂きありがとうございます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?