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大統領の料理人

【公開】2012年 / フランス(2013年 / 日本)
【監督】クリスチャン・ヴァンサン

https://youtu.be/07fxewlg-UA

フランスのミッテラン大統領の専属料理人として仕えた「ダニエル・デルプエシュ」の実話をもとに描かれた映画。公開された当時、KBCシネマで想いを寄せていた女性と観た思い入れのある映画でもある。

この映画の見どころは、彼女のつくる心が躍るようなフランスの地方料理。そして撮影当時の大統領が外交で不在の時にエリゼ宮殿で撮影されたシーンの豪華な内装や調度品。とても華やかな演出になっている。

フランスの片田舎でレストランを営んでいた「オルタンス・ラボリ」はジョエル・ロブションの推薦で、大統領の専属料理人に抜擢されエリゼ宮殿で働くことになる。舞台は、このエリゼ宮と南極・フランス基地が交互に描かれていて、最初は話が繋がりにくい。

オルタンスの料理は祖母や母から受け継いだ家庭料理。大統領のリクエストは「食材の味を活かしたシンプルな料理」なので、彼女の料理は大統領にとても気に入られることになる。

気に入られることによって、官邸厨房から更に嫉妬される。大統領の健康上の理由から食事制限、予算の制限、昔からからのしきたりなど難癖をつけられて妨害され、次第に彼女が思うような料理が作れなり、彼女は官邸を去り南極へ…。
実際にミッテラン大統領は前立腺癌の治療をして食事制限は必須だった。

写真は官邸を去る前に、大統領に最後の料理を出すシーン。大統領が持つトリフをスライスしてバターを塗ってオープンサンドで食べる。トリフ・タルティーヌというやつやね。この時、大統領とオルタンスが心を通わしたのは感度的です。

話は変わって登場する車、ミッテラン大統領はシトロンDSが専用車と記憶してるが違ったようだ。

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