自分のキャラと役割を理解するとうまくいく話

最近、「場を作る人」や「場をコーディネートする人」によく出会います。

その方が作っている「場」へのこだわりポイントやビジョンをうかがうと、わたしもちゃっかり一緒にワクワクしてしまいます。

そういう、人をワクワクさせる力のある「場づくり」について聞くと、とてもシンプルに「すごいなぁ・・・」と思いはするのですが、同時に「私にはそこに情熱が注げないなぁ」と思ってしまいます。

「場を作る」人を見るのは好きだけれど、自分が場を作ることは想像できないし、想像すると疲れます。

きっと、私は場を作る人ではなく、そういう役目がないという、ただそれだけの話なのだろうと思います。

一体何が言いたいかというと、自分のキャラじゃないことを別にする必要がないという話です。

教師時代、面白いことに気が付きました。それは、生徒には、先生一人一人に求める「キャラ」が無意識に設定されていることです。

ある元気な女性の先輩先生が、クラス運営がとても上手で真似したいと思いました。

その方はとても生徒たちに厳しいのですが、不思議と生徒は懐くのです。

ふむふむ私に足りないのはアレねと、ピリッとした空気をまとい、いざ勇んで教室へ向かいました。

教室で終礼中。話を聞かずに帰り支度をする生徒にいつもなら「〇〇くーん!帰る用意あとやでー!」と言うのですが、その日は気合十分
「今説明したこと、帰り支度しながらで、わかってるん。(言った!言ってやった!ぴり!)」というチャレンジをしてみました。

教室全体の空気がしーんとなり、明らかに「はぁ、だる。」という雰囲気が漂ってしまいました。

どうやら、なんか違ったようです。

少しずつ、あ、生徒には私の人物像があって、ある種の「キャラ設定」をしているんだということに気が付いたのです。

そのキャラをはみ出た言動は、だいたい生徒を困惑させます。

逆に私が私らしくいると、ダメダメなところもたくさんあるのにもかかわらず、生徒とは安心ベースの人間関係を築くことができます。

「あ、私は私らしさを貫くことが生徒にとっての安心なんだ」と少しずつ気が付いていきました。

「私が私らしさを貫く」って、実はとても難しい気がします。

フリーランスになって2年、やっとそれがわかってきました。

私には私らしいふるまい方があり、宇宙と調和する役割があるのに、つい同業のフリーランスたちを見て「あ、私もあれやってみよう」とか
「あの人はうまくいっているのに私には力がない」とか、勝手に他人と比較して自分らしくないことをやって、うまくいかないことを嘆いたりしてしまいがち。

同じ「栄養カウンセラー」でも、オンラインサロンのような仮想空間を作るのが得意な人もいれば、集客が得意な人、コンテンツの見せ方が得意な人、マーケティングが得意な人、栄養の知識ではだれにも負けない人、ブログを毎日上げられる人、インスタが得意な人、YouTubeの登録者数が1万人の人、説明が段違いにわかりやすい人、カウンセリングでは右に出るものがいないという人‥色んな人がいます。

それらの人たちに共通していることの一つ「ナチュラルにそれができちゃう」ことじゃないかなと思います。


それを自分と比較してしまうと必然的に「自分のできていないポイント」を見ることになり、自分の価値を引き算する形になってしまうのです。


そういうことに気が付いてから
・「自分らしくないこと」をしないこと、
・うまくいかないことを追いかけないこと
・うまくいくことだけを追いかけること
に注力しています。

そう意識して過ごしていると、驚くことにぽろぽろと仕事の依頼がいただけるようになりました。

ただ自分らしくしているだけなのに、お仕事がいただける。

こんな簡単なことだったのかとびっくりしました。

宇宙は私が私でいるということを全力で応援してくれることの証明だとわかりました。

私にはできないこともたくさんあるけれど、世の中には私にできないことをやってくれる人がいます。

その人にできないことを私がやればいいのです。

宇宙ははじめから完璧だったのだと気が付きました。

人集めをやる人、場を作る人、作られた場をコーディネートする人。

そして私は・・・

私がワクワクすることに100%のチカラを注ぐこととします。

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