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2020年4月17日

今日は午前中に散歩に出かけた。
風がほどよく冷たくて心地よかった。

いつもの川沿いのコースを歩いていると、「ルルルル〜」と聞き慣れない鳥の鳴き声が聞こえて、探してみたら初めて見る鳥を発見…!

つがいで2羽、川べりに立って、川の中にくちばしを入れて餌を探している。
腹のほうが白い。くちばしが長めだったからシギだな、と思ったけど、なにシギかがわからない。

別の場所へ飛んでいったあとに携帯で調べてみたら、おそらくイソシギだった。
普段見かけない鳥に出会えるのは嬉しい。

帰りがけには公園内の手入れされている花壇の中にカキドオシの群生を発見して、これまた嬉しくなる。
同じ道を歩いていても毎日違う発見がある。
毎回脇道に反れてもいるけれど。

湧水池(保護区域だから中には入れない)の近くを通ったとき、柵の外から双眼鏡を使って覗き込んだら自生していると書かれていたニリンソウとその隣にジロボウエンゴサクが生えている…!これまた道端ではなかなか見られない花たちとの遭遇にテンションが上がる。

今日は大豊作でほくほくした気分で歩いていたら、目の前に藤棚が見えたので「今度は藤だ〜♪」と近づいてみたら、その奥に小さな滝と御幣が見えて寺社仏閣だ、と気づく。
どうやら不動堂のようで(滝の水も湧水だった)、御幣がかざされている近くに立つ大きなケヤキの木にはちょうど太陽の光に当たって神々しい雰囲気が醸し出されていた。
境内は少し湿った空気を感じて、ぱっと開けたような空気感はなく、ホッとするというより、ぞわぞわした。
冬至に星祭の行事を行っているようで、すごく気になった。

家の近くでも目を向ければ自然はたくさんあって、歩くだけで元気をもらえる。
家で自粛していても「なにかやらなきゃ、意味のあることをしなきゃ」とやることを見つけようとしていたけど、それは誰とも知らない人の目を気にしていたことにすぎなくて、そうではなくて、自分の内側から発する声や欲求を第一に考えればいいのだ、と思った。
何もしない日だって、自分がそうしたかったら「これでいいのだ」と自分に言ってあげればいい。

優雅(そうに見える)に川に浮かんでいるカモたちや休憩しているコサギの穏やかな様子を見ていると「これでいいのだ」と思わされる。
今は自然のリズムに任せて過ごしたいな、と改めて。
昨日から春土用に入って、体調は崩れがちな時期だし、4月いっぱいは内省のためのボーナス期間ととらえて、自分と向き合いながら生活しよう。