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復刻を夢見るもの

手帳や文房具について書いているブログで今回はCARAN d’ACHEの『フロスティ』というボールペンについて書きました。

今までの記事に書いたようにブログに書くときはその文房具について調べるのですが、今回のフロスティは公式に載っていなく、所謂廃番品でした。

なぜ廃番になってしまうのかはさておきたい

1- 廃番・製造終了・製造中止の違い

今回の記事を書くにあたって、自分の中でもあまりはっきりしていなかったこの販売していたものが無くなる時の言葉。

廃番…製品番号をなくすこと
製造終了…製造を終了すること
製造中止…製造を中止すること

これを考えるとその商品が販売再開する可能性は

廃番 < 製造終了 < 製造中止

だと思います。でも今回のフロスティはもう公式にも載ってなく、ブログなどもほとんど無いため廃番なのか製造終了なのかわかりませんでした。

でも2007年ごろにはもう販売されていた様子で、もう14年も経過しているので廃番なのかな、と思います。

2- 廃番・製造終了の理由をさておくとして

無くなってしまう理由として経営や部品の製造中止・世代交代などのいろいろな理由があるのは承知していて。でもそういうことではなく文房具好きとして単純に無くなってしまってガッカリだということを書きたいのです。

いろいろな理由があるにせよ、単純に自分が気に入ったものがもう無いとなっているのは悲しい。もちろん自分が気に入ったかどうか、それが人それぞれの好みであること、私が残念かどうかは消費者の中の何%かに過ぎないことも百も承知なのだけど、「こんな良いものがなんで」とやっぱり思ってしまうわけです。

そして今回のフロスティ。

筆記具を購入するにあたって見た目や機能のほかに見ているのが「値段」。値段が高いものにも魅力的なものはたくさんあり、その値段が付いているからこその価値や機能・素材があるのだけど、私が集めているのは比較的リーズナブルなもの。
正直、1番高くて買うものも何ヶ月も迷ったものは¥10,000いくかいかないかです。

何かの機会で頂いたり¥100のボールペンも普通にあるので文房具にハマる前は¥500のボールペンでも「少し高め」の部類でした。¥1,000のボールペンを「書きやすい」と購入した友人を見てびっくりするほど。
でもそんな自分がまさか¥1,500のボールペンを安いと思うとは思わなかったけど、文房具好きの基準としてのリーズナブルなものをなぜ集めているのか。

それは単純に購入しやすいからです。購入しやすいということはそれだけ幅が広がる。つまりは同じ油性ブラックでもメーカー・値段によって様々なので安く購入出来る分いろんな種類が試せるわけです。
そして値段が安いのにそれ以上の見た目と機能のものを見つけた時の嬉しさも理由のひとつ。¥1,000以下のボールペンで¥10,000以上のボールペンに劣らない見た目と書き味を持つものはたくさんあって、そんなボールペンを発見した時の嬉しさは収集しているものとしては値段以上の価値があります。

話を廃番に戻すとして、今回のフロスティもそんなボールペンのひとつでした。

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スイスの高級筆記具メーカーとして有名なカランダッシュ。849シリーズなどの¥5,000ぐらいの値段からエクリドールなどの高級ラインまである中、このフロスティはオフィスラインの中でも廉価な¥1,500。フルプラスチックという素材にマット加工を施すことで、安っぽさが無くカジュアルで普段使いしやすい1本です。そして他のシリーズに劣らない滑らかな書き心地で、高級ラインを持っていない自分が言うのもおかしな話だけど、高級ラインとの違いは本体の素材だけなんじゃと思うほどです。

そしてそんなフロスティが廃番。ネットで販売はしているけどいつか無くなるのか、店頭では安易に見つけることは出来ないというのは寂しい。
今回のフロスティだけじゃなく、気に入った文房具の中に廃番になったものが他にもいくつか。フロスティ共々ぜひ復刻してほしいです。

 

 

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個人ブログでもいろんな文房具や手帳について書いているので良かったらのぞいて見てください◝( ´ω` )◜✧˖°


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