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なぜMOLESKINEが愛されるのか

手帳界隈ではもちろん、世界的に有名なノートのひとつであるMOLESKINE。なぜそんなに人気なのかを自分なりの独断で書いていきたいと思います。

実は紙質はそんなに良くない

最初にこのノートを見た時値段にびっくりしました。ポケットサイズでも1冊¥2,000はするしダイアリーとなると各サイズの値段がさらに高くなるし、ラージサイズとなると¥3,000以上!
ページ数も192〜240ページとすごく分厚いわけでもありません。

そして肝心の紙質は…というと、ツルツルでサラサラな紙質を良いものとするならばモレスキンは良く無い方です。どちらかというとザラザラだし、個体差が激しくホワイトのものもあればクリーム紙に近い色のものもあって統一されていません。

そして更には油性ボールペン以外はほぼ裏抜けします。万年筆はもちろん、マイルドライナーなどのマーカーペン、ものによっては水性ペンも。
なのでほぼボールペンしか安心して使える筆記具はありません。
SAILORの極黒や古典インクなどは裏抜けしないようですが、安価なノートなら「まずは試してみよう」となるけれど、¥2,000のノートに裏抜け覚悟で書くのはなかなかの勇気が入ります。私自身、万年筆が使えるなら使いたいので今度試してみようかとは思いますが…
それにそれだと使えるインクに限りがあるので自分の好きなインクが使えないという問題が生じます。

はてさてここまで書くと通常のノートの10倍以上の値段なのに紙質はお世辞にも良いとは言えない。でもなぜこんなに支持されているのでしょうか。

『伝説のノート』という異名を持つノート

モレスキンといえばで出てくるのが『伝説のノート』というワード。

Moleskine®は2世紀の間、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ及びブルース・チャットウィンなどの、芸術家や思想家に愛されてきた伝説的ノートブックの相続人であり継承者です。
引用:https://moleskinecustom.jp/history.html

公式に書かれているように、多くの思想家・芸術家たちに愛されたノートを原型としたのがモレスキン。1986年に製造停止してしまった伝説のノートを1997年にMOLESKINEとして復活させ、その歴史と圧倒的な世界観はたくさんの人々を魅了しています。

アレンジ可能なシンプルなデザインと限定品

表紙はオイルクロスで覆われており丸み帯びた角とゴムバンドはモレスキンの大きな特徴で、表紙に自分の好きなシールを貼ったりアレンジしている愛好家も多数。そしてカバーもソフトとハードを選択出来、ポケットサイズ〜Xラージサイズ、カラー展開も多いので目的に合ったノートがきっと見つかるであろう種類の豊富さは支持を多く得る理由のひとつだと思います。
そしてたくさんのキャラクターや音楽アーティスト・映画作品・企業とコラボしている限定ノートも多くのファンを惹きつけます。

使うほどに出てくる変化

ここからは私の持論も込みなのですが、最初に話した紙質。確かに裏抜けしやすいしツルツルじゃ無いので書いているとペンが引っかかることも。でも元々パリパリしている紙が、書くとその筆圧で更にパリパリになってヴィンテージ感が出てきます。めくるたびパリパリと音が鳴るのを聞くのもすごく楽しい。そしてさらに使ってページ数が増えていくと経年変化が出てきてふっくらとしたノートになります。
雑記やスケジュール・やることリストや日記・趣味についてなど書く内容は人によっては様々。その自分が書いた記録が貯まっていくと同時に、モレスキンのノートも革の手帳のように変化していきます。

この自分で使い込んでいくことで味が出てくることが、私自身では1番の魅力と思っています。

どこに価値を見出すか

賛否両論な紙質にも関わらず熱烈なファンが多いモレスキン。私自身モレスキンより使いやすいノートは多いし他のものに浮気もするけど、なぜか使いたくなる衝動に毎年駆られ、今年も使い始めました。

パリパリの紙とカリカリなペンが好きというまさにモレスキンな好みが合っているからだとも思うけど、モレスキンの世界観とシンプルなデザイン・使っていくうちに出てくる変化は値段以上の価値があると思うのでこれからもモレスキンを選んでいくと思います。

 

 

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