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自称厨二病のひとりごと② 麺がヘラってる人と付き合うということ


【✝️よむまえに✝️】
この記事はそーいう人達を貶めてるという文章じゃないことをご理解ください。これはあくまで僕の経験を綴った話ということで断りを入れておきます。サムネ画像はこちらから拝借させていただきました。⬇️

https://www.pakutaso.com/20211052301post-37468.html

いきなりですが、僕には数ヶ月前まで交際してた人がいました。
彼女はいわゆるメンヘラだったと思います。つてかメンヘラです。
今回はメンヘラの価値観は付き合うとすごく変わるよ、という話をしていきたいと思います…


・「虚像」としてのメンヘラ

まず初めに言ったように、僕は所謂「メンヘラ」の女の子と付き合っていました。
あれは…高校生活も終わりに近づいた冬のことでした。正直言ってその時の僕はかなり中二じみたクソガキなもんで(今もだけど)
恋愛なんぞ所詮美化された性欲でしかないとひねくれたことばかり言ってました。
その癖いっちょ前に性欲はあり、非モテドーテー男子高校生なもんだから「そういうこと」も日常的にしていました。

その当時好きな女の子の傾向は「メンヘラ」でした。

というのも自分の母親も昔からメンヘラ傾向にあり、その癖母親はとても綺麗で友人からも「キレイ」と言われるくらいだったんで、とても自慢の母でした。マザコン気味で当時の僕ちょーキモーい。

マザコンと言えばペッシ。

んでもって、僕は「もし女の子と付き合えたならメンヘラの女の子とかいーなー。」とかほざいてやがりました。

やっぱり依存してくれて一途に愛してくれる女の子とか最高じゃないですか。

もしタイムマシンがあったら当時の僕の頬をひっぱたきたいですね。「何安直なこと考えてんだ!」って怒鳴りながら。
でもカリギュラ効果ってヤツなんですかね、そんな事言われても余計火がつくだけだと思うんですよ…

その女の子とはTwitterで知り合って、恋愛とは無縁の生活を18年間送り続けてきた当時の僕は彼女を「かわいいなぁ…」と思いながらいつものように叶わない恋としてしまおうか、と思ったのです。

だけど彼女への好意を知ってた後輩(彼も彼女と繋がりがあった)が悪戯なのか、「れのぁ(本名はあえて伏せます)が君のこと好きだってよ」とメールしたんです。

アホか!何してくれてんねん!と思った矢先…

「いいよ!」と彼女は快諾。

最初呆然としてた僕は後からジワジワとはやる心を抑えられませんでした。

そう、この先起こる悪夢なんて知るワケもなく。


・「現実」のメンヘラ

でも現実というのはそんな甘いもんじゃないと気づくのはそれから数ヶ月先のことでした。
僕も高校を卒業し、専門学校に入学しました。今まで以上に忙しくもなったけど、同時に彼女との仲も比例するように深くなっていきました。
仲が良くなりLINEで通話するようにもなりました。彼女はとてもシャイであまり喋らなかったんですけれど…
でも彼女はこの時からワガママでした。そりゃあ多少のワガママは許せるし、むしろ少しくらいのワガママは愛嬌です。
しかし彼女のワガママはエスカレートしていき、僕の精神状態も少し不安定になっていきました。慣れない環境に続く多忙。
彼女は毎晩のように「通話しようよ」って誘ってきました。ネットでの遠距離恋愛なんで、デートすることもなければ2人するような「行為」もできませんでした。今思えばそれの埋め合わせが通話だったのかも。
それは置いといて「都合悪いから通話出来ない」というと彼女はスネて「なんで出来ないの」の一点張り。為す術もなく僕は「愛してるよ」とか「また通話しようね」とか言って宥めますが効果はなく…結局彼女は諦めますがここまではまだ良い。でも本当に恐ろしいのはこんなものではなく。
とある日の夜、もうすごく前なので何でなのかは忘れたんですけれど喧嘩してたんです。LINEでかなり口論になったんですけれどその末彼女はこう言いました。
「いまから」

「しぬよ」

彼女はそう言うと音信不通に。僕は恐怖と悲しみに飲み込まれ、何を言っても返事をくれずその日は泣きながら寝たのを覚えてます。あんまり眠れなかった。

次の朝、彼女の心配をしているとLINEが来ました。
誰だ…?と思って見てみると、彼女からでした。
「昨日はごめんなさい」
う、うん、生きててよかったよ…と泣いたのを覚えています。そしてそれに釣られ僕は彼女に沢山謝罪しました。

でも彼女はこれに味を占めたみたいです。
それ以降から彼女はしょっちゅう喧嘩があるたび「自殺」を脅し道具に使い僕を謝らせようとしました。
やっぱり当時の僕としては死んで欲しくない。怖い。そんな気持ちからどんな理不尽なことでもとりあえずは謝りました。でも時折我慢出来ないこともあり再び口論になると彼女はすぐ泣くし自殺しようとしました。
僕が「距離を取りたい」と言っても彼女は「いやだ」と言うばかりでした。
もうこの頃から僕の精神は壊れ始めたみたいです。少しくらい離れて落ち着く時間も欲しかったようです。
それに彼女は所謂オタクで特に東方Projectとかが大好きでした。そこまではいいんです。でも僕は東方について全然詳しくないし、知ってたとしてもせいぜい霊夢とか魔理沙あたりくらいのヤツでした。

霊夢好みです

で、問題はここから。彼女は「東方キャラ覚えててトーゼンでしょ?」ってくらいの態度をとってて、自分の趣味を半ば強制するようなことを僕にしてました。(これって普通?)
断っておくと僕は東方は嫌いじゃないけれどさほど興味はありませんでした。けども彼女の趣味を否定する気もありませんし楽しいなら楽しめばいいって思ってます。
だけど趣味を強制するのは違うだろー。と。これはメンヘラ要素じゃないな。

もっとひどいのが、去年の秋頃。

トラウマです


彼女が好きなゲーム「スプラトゥーン3」が発売され、僕も気になりSwitchと一緒に購入しました。
最初のうちは楽しかったです。けれどもやってるうちに負けばかりになるし、彼女は前作のスプラ2からやってるのもあって、僕は圧倒的不利な状況にありました。
こんな初心者狩りみてーなの楽しくない!と思い買って1ヶ月もしないうちにスプラやめました…(ここは僕の悪いとこ)

けれど本当に酷いのは、僕がスプラ嫌いなのを知ってて「嫌いなのを克服させる」という名目でスプラをやらせようとする彼女の姿勢でした。
僕も僕ですがこんなストレスの貯まるようなことはしたくないと思いスプラから距離を取ってたのにこんな事をされると何のために距離を取ってるんだ、と思いました。
というのも当時の喧嘩の火種の多くはスプラでした。僕の短気な性格もそうですが、彼女がしつこくて腹が立ち喧嘩を幾度もしました。
時折お互い強い口調にもなりましたが僕が強い口調になると彼女は
「本音言っちゃダメなんだよ?」とか「それ悪口だよ?」と言ってくるので余計に腹が立ちました。あとは僕の言い分を「被害妄想だ」と吐き捨てたり、挙句の果てには「DVだー!」って喚くので余計にタチが悪かったです。
当時は真に受けて自分ばかり責めてました。これも彼女の作戦だと思うとゾッとします…
そんなこんなで喧嘩が続きお互い冷めてゆき、今年の始め、ついに別れました。

ですが別れてからも悪夢はしばらく続きました。
別れてもほんの少しLINEやTwitterで連絡を取り合っていたんですが、ある日彼女がミラティブで知り合った人にTwitterでブロックされたんで、「ブロックしないでください」ってミラティブで言ってきて。と利用されたり、もう彼女からしたら僕は「道具」でしかなかったのです。

そしてまたしても彼女と喧嘩し彼女はこう言います。

「優しいことばかり言ってくれて常に寄り添って欲しかった(個人的解釈アリ)」

原文じゃないからアレだけども、そんな都合いいやついないだろ!?
そうです。彼女は「優しい人」が欲しかったのではなく、正しくは

「自分自身を全部認めてくれる人」

が欲しかったのです。これこそがメンヘラの本質と言えると思います。当然人間如きがそんな事出来る訳もなく、メンヘラと付き合えばもれなく片方はぶっ壊れるし、お互い精神が不安定なメンヘラ同士付き合うとそれもそれで何れ上手くいかないことは火を見るより明らかです。

こうして僕の中のメンヘラ神話は崩壊しました。

まじでメンヘラはやめとけ。

・「ミイラ取りがミイラになる」

「ミイラ取りがミイラになる」という諺があります。これは

はじめは相手に働きかけようと出かけた者が、逆に相手にとりこまれてしまうことのたとえ。

出典:コトバンク

https://kotobank.jp/word/ミイラ取りがミイラになる-637047

という意味で、要するに親が「ゲームやめろ」と子供に言うと、ゲームが面白そうなので自分も子供と一緒に遊んでるとゲームが面白いので、親も注意するのを忘れゲームを共に遊んでる、みたいな感じです(なんだその例えは)。

メンヘラも同じようなもので、メンヘラと付き合っていると徐々に心がすり減っていきます。
自信もなくなっていくので、僕はメンヘラのことを「精神のヴァンパイアだな」と思っています。
心がすり減ると相手の依存を受け入れ、そして自分も相手に依存し…いわゆる「共依存」の関係が生まれます。
そうして僕もメンヘラになるのです。現に僕はメンヘラで、別れてもなお情緒不安定になったり漠然とした不安や原因不明のストレスに襲われます。
だから僕は声を大にして言います。

「メンヘラと付き合う時は慎重に、決してミイラになるな!」

と。(メンヘラとミイラで韻踏んだぁ)


・いわゆる「メンヘラ」との付き合い方について分析

僕はここでメンヘラについて定義しようと思います。メンヘラとは

「自分がとても大好きだけどそれと同時に自信がないので好きと言えない心理状態」

と考えます。まずメンヘラは自分が結局一番カワイイと思ってます。現に例の彼女は自分が一番可愛いと思ってたんでしょう。
それに被害者意識がとても強くて、まるで悲劇のヒロインを演じているみたいでした。
即ち「こんなカワイイ私に注目して!」「こんな哀れな私に注目して!」とアピールしているのです。

当然それをメンヘラだなんだと一括りにするのも危険で、場合によってはそれが本人のSOSだったりするのでそこは注意です。

彼女は過去にいじめに遭っており、そのことをよく話してくれました。
けれども僕は彼女に一切共感できませんでした。
多分価値観の違いだと思うのですが、彼女はいじめられっ子として「私は被害者だ」「私は悪くない」という感じで話していました。まるでこの記事前半部分みたいに。
そりゃあいじめは良くないと思うし、僕も反対ではあります。しかしあの性格から考えるといじめの原因は彼女自身にもあるんじゃないかと思います…ワガママで協調性がなかったので。
当然協調性のない人間を責めてるわけじゃないんです、ただあそこまで行くと共感できないな、と…。

そして考察なんですけれど、メンヘラはいじめだけでなく、家庭環境も原因で生まれるのじゃないかな、とも思います。
メンヘラはご存知のように承認欲求が基本的に強いです。なぜ承認欲求が強くなるかを考えてみると、「親に全然褒めて貰えなかった」といったような状態が長期間続いて起こるのではないかと考えます。
例えば「新世紀エヴァンゲリオン」に出てくる「惣流・アスカ・ラングレー」はかなり高飛車な性格で主人公の碇シンジにもかなり当たりの強いキャラでした。

アスカ。かわいいね。

しかし彼女の母は精神崩壊し、最終的に自殺してしまいます。父親は再婚しアスカはひとりぼっちになってしまいます。
こうしてアスカは愛に渇望しながら思春期に突入することになります。
アスカはそのせいで自分を認めて欲しいが故に素直になれずあんなツンケンして、それでいてかまってちゃんなのかな…と思います。

先に話したように、僕の母もメンヘラの傾向があり、母の場合は幼少期は特に父親(僕の祖父)が厳しく、あまり褒められたりせず、とても仲が良くなかったみたいです。
僕が物心ついた時から2人は仲が悪く、母と祖父がある日喧嘩した時に母は幼い僕と妹とともに母親の部屋へ行き、僕と妹は母親に抱きしめられながら「私を守ってね」と言ってたのが印象深かったです。(今は母と祖父の仲はいいです!🥰)

このような事からやはり、いじめだとか家庭環境などで心が歪み、メンヘラになるという傾向は大なり小なりあるみたいです。
そう思うとメンヘラのファクターは沢山あり、そもそもこんなメンヘラになる原因を追求する意味すら分からないという結論に至りましたw

ただ、これらに共通することとしてメンヘラになる人達はどこかしら心の成長を阻害するものと遭遇し、歪んでしまったんだろうと思います。
だからこそメンヘラと接するには毒にも薬にもならないような当たり障りのない言葉をかけてやるしかないんです。
そうじゃないと聞く耳を持ってくれない。


・メンヘラは「適者生存」のひとつの形態

さてメンヘラについて沢山喋ってきましたが、最早メンヘラというのはひとつの「適者生存」なのかなと考えます。
まずメンヘラとして振る舞うメリットとして「相手になってくれる」ことが挙げられると思います。
再三言うように、メンヘラは承認欲求が強く、不特定多数に認められたい存在です。なのでこの際構ってくれる人は正直誰でもいいのです。彼氏がいるのなら彼氏でもいいし、女の友人がいるならその人でもいいし、妹がいるなら妹に、という具合で「誰か私を見て〜!」というツールでメンヘラを使うのです。
そんで飽きたらポイ!と捨ててしまうのもメンヘラ。所詮メンヘラからすれば僕らなんて道具でしかないのです…
でもこれはメンヘラからすればとても都合がよく、条件反射みたいにして他人の気を惹かせれたらメンヘラの勝ちなのです。
無視されたら無視されたで自傷行為をしたりして注目を向ける。多分これが快感になってるんじゃないかなと思います。

それに振り回されてきたからわかります…


・何をしても満たされないのはメンヘラじゃなくても

「承認欲求」はメンヘラじゃなくても大なり小なり存在するのは自然なことです。
精神分析家のマズローが作り出した「自己実現理論」によると、

承認(尊重)の欲求 (Esteem)
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E7%90%86%E8%AB%96

というように承認欲求は説明されてます。要約すると「低い承認欲求は不特定多数から得られて、高い承認欲求は自分から得られるもの。低い承認欲求ばかりじゃダメだよ」ってワケです。
すなわちメンヘラたちはこの「低い承認欲求」を満たそうと日々必死になっていると思います。しかし、これはメンヘラだけの問題でしょうか…?
もういちど原文の「低い承認欲求」についてフォーカスしてみましょう。

低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E7%90%86%E8%AB%96

低い承認欲求というものは人からの尊敬や注目は勿論のこと、「名声」や「利権」を手に入れることでも満たせます。どうでしょう?我々もこういったものを満たそうとします…けれども幾らあっても満たされない…ですよね?
たとえば僕の話で申し訳ないんですが、僕は身長が低いです。
正確な数値は言いたくないですが高校で測った時あまりにも低くて当時絶望し、軽く精神的に不安定な日々が続きました。
そして先日高校以来身長を測りました。以前より僅かに伸び、高校当時の僕からすれば満足いくような数値でした。
しかし今の僕からすると正直なところ全然満足せず、もう20目前で伸びることの無い身長に対しての執念が消えることはありません。
こんな感じで満たされたと思ってもやはり人間というのは強欲なもので、いくら満たされても足りることを知らないです。これはメンヘラでなくても言えることじゃないかな、と思ったりします。


・結局、僕は「メンヘラ」に勝てない

結局のところ、またしても僕は性懲りも無くこの先メンヘラと付き合うのかもな、と薄々思っています。それはやはり単純ですが好きなタイプって変わりにくいからじゃないかな、あとは例の彼女は顔はかわいかったので、やはりそれもあってか…メンヘラは正直魅力的な外見を持つ人が多いです。だから正直あの危険な魔力には逆らえないです。

だから僕はメンヘラに勝つことなんて出来ないんよな…って思います。


ってはなしてたらもう1時30分wwww
やばいなー。おやすみなさい。



こんな長々と僕のしょーもない話に付き合ってくれてありがとうございましたm(_ _)m

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