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『女代村奇譚』 (序):『美少年マゾ地獄〜女体化処刑クリニック』外伝
エロシーンはありませんが『美少年マゾ地獄〜女体化処刑クリニック』本編の真相が明らかになる非常に重要なエピソードのプロローグです。舞台は江戸時代の山間の小さな集落で、村人の会話に出てくる謎の尼僧についてはすぐに察しがつくと思いますが、新たな謎が増えます。このエピソードがどのように『美少年マゾ地獄〜女体化処刑クリニック』と繋がっているのか・・・すでにこれまでの本編に伏線が仕込んであります。また、今後の21話以降でも繋がっています。
このこのエピソードは『L'enfer♡Blanc FAN BOOK ①』限定の特典です。
参考価格:300円
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その昔、富士山を間近に仰ぐとある山間の小さな集落で、数年前から女の子が生まれなくなっていた。十歳になる娘が一人いるだけで、ほぼ完全な自給自足を実現していたその集落では、「カミヨメサマ」という奇妙な風習があることから気味悪がられ、周辺の村々との交流はほとんどなく、このままでは集落の存続が危ぶまれていたのだ。
その集落の伝承では十二年に一度、十二歳の生娘を「カミヨメ」として山の神に捧げることで、集落が繁栄していると伝えられていた。
神社に残る文献には、縄で縛ったカミヨメを山頂の奥宮の拝殿に敷いた布団の上に寝かせると、その日の深夜に天から金色の光の柱が立ち、それから三日間、夜半から明け方までカミヨメとして捧げられた生娘の悩ましい喘ぎ声が山々に響き、日を増す毎にその声は妖艶になり、四日目の朝に見に行くと、カミヨメは縄を掛けられたまま着物だけが脱がされており、布団にはカミヨメの愛液と潮で大きな染みが広がり、奇妙なことに処女のままの膣から精液が溢れているという。その後、カミヨメは女の子を産むと伝えられている。
そして、今年はその「カミヨメサマ」の歳であり、今年十二歳になる娘がいないことが村人を悩ませていたのだった。
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