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あんなこんなコロナ記:俺たちの民度を試しているのか

土砂降りの雨の中

 今朝も朝4時半に目が覚めて、土砂降りの雨を長めながらストレッチ。朝ごはんを食べた後、雨が上がったので今日も無事に早朝散歩に出た。あんまり早い時間に目覚めても、まだ外が暗いのでちょっと外出は憚られる。
 5時半に目覚めて、6時位に出発して7時帰宅くらいだと、ほぼ人と会わずに散歩を終えられるのだが。
 隣駅まで90分くらい散歩。近所の中学校か高校の通校日だったようだ。制服の学生さんが駅から行列して徒歩で学校に向かっている。先生らしき人が道路に立って見守りもしていた。
 あちこち歩き回っていたらまた大雨降ってきて、傘を持って出てはいたが足元はかなり濡れた。

読んだ本

 今夜はオンライン読書会に向け、課題図書の九鬼周造『いきの構造』(青空文庫)を読む。
 西洋哲学全般詳しく、更に日本文化にも造詣が深くてすごいなと思ったが、フッサールやハイデガーを好んだ人で(そういえば近代ドイツ哲学の話が多かった)、そのうえで西洋が嫌になって日本回帰したタイプの人らしい。日本回帰……というか江戸回帰? 自分自身も体験していない非実在の理想上の「江戸」に日本の良いところを見出したのかな? ちょっとナショナリズム的という解説を受けた。
「京都の人はこれどう思うんだろうね」という参加者の方のコメントが興味深かった。私も東京なので、江戸の話をされると「いや、江戸もいち都市でしょ。江戸=日本と考えていいのか」とまでは思うのだが、上方の文化圏と「どっちが日本的?」という目線を忘れがちなのである。もしかしたら西の文化圏の人の方が、「日本=江戸」のような語り方に違和感を強く持つのではないだろうか。

いい加減SNSも報道もメンタルに悪い

 心がけ次第なんだろうな。
 4連休の友達同士と思われる人達が遠出しているのを報道で観ると、「感染怖くないの?」と結構真剣に思う。3密避けるとか行動変容とか色々言われているけど、そういうのは「国から言われている」のうちにはほとんど入っていなくて、もっと強烈な「こうしなさい」という要請がないと「政府は何もしない」「政府から何も言われていない」になるらしい。
 日本人らしい……。
 命の危険がないうちは、様子を見ながら指示待ちか。様子を見ながら、というのは「周りの振る舞いに合わせる」という意味で、周りが解禁ムードで皆で遊びに行くのだったら自分も行く、という意味。ストップが掛かるまでこの行動をやめる必要はない(「新しい生活様式」のは発表はストップでも「言われたこと」でもない、という解釈。強い禁止以外は聞こえないふり、知らなかったふりをする)、という意味での「指示待ち」。
 で、もっとアクティブなタイプは「受けたいときにPCR検査を受けて、自分の行動を決めたい」とコメントしていた。
 実は知らないのだけど、春に感染拡大の甚だしかった欧米の新規感染者数が減少に転じたのは何故なの? 調べ方がよくわからない。英語も読めないのである。PCR検査しまくって隔離で成功したの? 人混みに行く場合はPCR検査して陰性なのを確認して人混みに行くの? それ、危ないんじゃないの?
 まあでも、検査がたくさん出来るなら、その方が感染増えないのかな。その方法でも感染はある程度出てしまうだろうけど、「3密避けろ」「複数人と会うな」と行動変容を求めるより、「気になったら検査」で、3密を気にせずに人と会うほうが新規感染者数は減っていくのだろうか?
 このことを考え始めると、いや、私が考えてもわかるわけないのだが──、とても悩んでしまう。
 検査も、感染力のないウイルス拾われて陽性判定されたら隔離だからね。下手したら仕事失う人出て来る。私だったら、誤診だったでは耐えられない。まあ悪いのは、国が「検査打ちまくるので受けに来い」政策を打ち出した場合に、検査受けて陽性でしばらく隔離となったらクビにする企業のほうなんだけど。


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