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未来への1ページ

上の子の高校最後の公式戦が終わってしまった。
中学からこの競技を始めて、6年。
最初の夏に初めて練習風景を見た時には、愕然としたことを今でも鮮明に覚えている。
途中、コロナ禍で練習も試合もない時期もあった。
指導者に恵まれず、途方に暮れた一年があった。
それでも、ここまでやってきた。

胸がいっぱいで、涙目になっている私に向かって、子どもが言った。
「お母さん、お疲れさまでした」と。
それは、私のセリフなのに、向こうから先に言われてしまった。
そして、こう続けた。
「俺らが始めた時には、先が全く見えなかった。
どのように上に進むのか、強いチームはどれほどのものなのか、大きな大会の雰囲気はどうなのか。
全く分からなかった。
でも、俺らは一つひとつ階段を上ることができた。
その景色を、2年生や1年生に見せることができた。
彼らの先(将来)に繋げられたと思う。
それだけでも、俺らがやってきたことには十分の価値があると思う」
私の涙は頬を伝っていた。

できたこと、できなかったこと
嬉しかったこと、悔しかったこと
チームメイトと共に経験した様々な出来事が役立つと思う。
私も、楽しい時間を過ごさせてもらったよ。
素晴らしい仲間に出会えたのも、あなたのおかげです。ありがとう。

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