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インフル&コロナ同時感染「フルロナ」が世界各地で確認

昨年に予告されるかのごとく言われていたインフルエンザの流行
日本国内について調べたら、直近(年明け1週間の報告数)では以下のような感じでした。

インフルエンザの報告数 2022年に入っても まだ極端に少ない[2022.01.18]
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2022/01/14/15705.html

全然流行っていません。
<2020年同時期>と比較すると1/1000程度に減っています。
なによりですな。

◇◇◇

これに関して専門家の意見だと『新型コロナへの感染対策により減っている』というような言説が見られますが、ホンマかいな、と思うものです。

仮に手洗いやマスク、その他の感染対策がかなり効いているんだとしたら、なんでコロナは減ってねえんだよ、って思います。
実際のところ感染対策をしている身として、その程度の対策でインフルエンザがここまで有意に減るとはまったく思えません

マスクは言われているほどの効果は無いでしょうし、手洗い・消毒についても徹底されていた初期の頃と比べて最近はかなり緩んでいます。

なにしろ、普通の風邪ひいてる人は普通にいましたからね。RSウイルスも流行したことですし、専門家ならインフルエンザだけがここまで減る理由を突き詰めて考えて欲しいものです。

◇◇◇

さて、表題の件。フルロナです。来ましたね。
クリスティアーノ・ロナウドの変異株とかではないですよ。

インフルとコロナ同時感染「フルロナ」の恐怖…重症化リスク高く専門家も警鐘

インフルエンザと新型コロナウイルスに同時感染した「フルロナ」患者が世界で相次いでいる。

米国ではメキシコから帰国した10代少年をはじめ、フロリダ州の病院などでも同時感染のケースが報告された。ブラジルではリオデジャネイロやサンパウロなど7つの州で「フルロナ」を確認。さらにイスラエルでも、昨年12月、インフル、コロナのいずれのワクチンも未接種だった30代妊婦の同時感染が報じられた。この妊婦は治療を受け、現在は退院している。

日刊ゲンダイDIGITAL [2022.01.18]
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299613

ちなみに、日本ではまだ確認されていないようです。

個人的には『今のオミクロンがインフルエンザなんじゃねーの』とかちょっと思ったりもするのですが、同時に感染しているのが確認されるとしたらそんなこともないのですかね。

◇◇◇

そういえば、新型コロナとインフルエンザを同時に検査することについて、昨年CDCがこんな情報を出していたのを思い出しました。

2021年12月31日以降、CDCは、CDC 2019-Novel Coronavirus(2019-nCoV)Real-Time RT-PCR Diagnostic Panelの緊急使用許可(EUA)を求める米国食品医薬品局(FDA)への要求を撤回します。 SARS-CoV-2のみを検出するために2020年2月に最初に導入されたアッセイ。
~中略~
CDCは、SARS-CoV-2とインフルエンザウイルスの検出と識別を容易にすることができる多重化された方法の採用を検討することを研究所に奨励しています。

CDC:2021年7月21日:ラボアラート:SARS-CoV-2テスト用のCDCRT-PCRへの変更
[2022.01.18](自動翻訳)
https://www.cdc.gov/csels/dls/locs/2021/07-21-2021-lab-alert-Changes_CDC_RT-PCR_SARS-CoV-2_Testing_1.html

自動翻訳ですし私は専門家でもないので難しいですが、2022年からPCRの何かが変わっているということでしょうか。もしかしたら、上記にあるようないわゆるマルチプレックスPCRの導入が進んでいるのですかね。

となると、割と最近になってフルロナが確認されだしたのは、単に、そのようなことが可能になったから、という可能性があります。

そして、インフルエンザが激減していたのは新型コロナと扱われていたから。という妄想もできます。

◇◇◇

そんなわけで、日本でもマルチプレックスPCRが導入されている(もしくは、今後導入されていく)のだとすると、フルロナが検出されるのは時間の問題でしょう。

とはいえ、それはおそらく今までも起きていたことで、過剰に恐れるようなことではないのだと推測します。
まあ、この記事を読むようなかたにそんな心配は無用でしょうけどね。

◇◇◇

おわりに。

そろそろ1年で最も寒いと言われている大寒です。
皆さんも風邪などひかぬよう、暖かくしてお過ごしください。

ではでは。

[2022.1.18]追記
この記事を投稿したあとに In Deep を見たらオミクロンについてドイツの論文を引用した記事が投稿されていました。それを見る限りオミクロンについて軽く考えるのは早計な感じです。先行して感染増加した各国の動向は注視したほうが良いようです。

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