【DAY18】今年を振り返ってみる。

投稿企画をやっているらしいので、また、他に特に書くネタもないので、今年を振り返ってみることにする。

今年の1月のことを思い出してみる。
すとぷりのアリーナツアーが始まって、友達や先輩と連れ立って行ったんだったな。何を隠そう、その後に出した記事が、最も伸びた記事なのだ。あの頃はまだ、FtXと自分をラベリングしていたっけ。今はFtMと分類してはいるけれど、結局のところ、自分が何者なのかはわからないままだ。しかし、そんな「わからなさ」も肯定できるようになり始めている。

すとぷり関連では、3月にお話会にも行った。誕生日の前日だったのを覚えている。今も使っている通称名を、初めてリアルで呼んでくれたのがるぅとさんだった。「私」になれなかった「俺」が、推しに認められたような気がした。あの気持ちを忘れないでいようと思う。

そして4月、高校2年生になった。
大好きな担任の先生と出会ってから、まだ8ヶ月しか経っていないとは!一年はあっという間だったのに、それだけが信じられない。
家の話や、障害や、性別といった俺の全てを受け入れて、愛してくれる先生は、たった8ヶ月で、俺の「最も信頼する大人」になった。まさに、人生を変える出会いだ。2年生から3年生は先生もクラスも持ち上がりだから、来年もたくさんお世話になることだろう。事情も性格も面倒な俺ですが、来年も頼みますね、先生。

逆に、もうそんなに経ったのか、と信じられないこともある。
かつての親友との絶交。
あれはもう、去年の10月のことだ。
もう一年以上も口を利いていないんだな。一時は、彼女がいなくなったら俺は生きていけない、とまで思っていたのに、全然生きてこれてしまった。タフなのか、薄情なのか。以前まではちょくちょく見ていた彼女の夢も、見なくなって久しい。彼女は俺の人生の過去の登場人物として、大切な存在であり続けるのだろう。
この一年で新たな出会いもあって、なんだか、人の縁というのは不思議なものだと感じた。

幸せだったと思う。この一年、アイデンティティやら何やらに苦しみながら、答えの出ない問の、自分なりの解答を探しながら、一歩ずつ歩いてこれた。
答えが出なくても、一緒に悩んでくれる友がいて、先生がいて、だからこそこうして在れた。
そんなふうに思うから、やはり一年の最後は「ありがとう」を伝えたくなる。
来年は受験生だが、大切なものは大切なままで、自分らしく躍進していきたい。

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