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ただの乃木ヲタが爆イケ大男6人組の沼に落ちるまで

2023.4.22
私はこの日をずっと楽しみにしていた。そう。SixTONESの単独東京ドーム公演の2日目である。

高校時代の私を知っている人からすれば意味がわからないだろう。
なぜなら当時の私は、好きなグループを聞かれれば
「坂道!特に乃木坂!」と答えていた
"坂道ヲタク"
でしかなかったのだから。

そんなやつが急にジャニーズのグループにハマり始めたら意味がわからない。どんな風の吹き回しだ、と思うはずだ。

そこで
なぜただの坂道ヲタクがこんなことになってしまったのか。
なぜこの6人に惹かれたのか。
を書いていこうと思う。

というか、自分がどんな経緯でハマったかを残しておきたい。

⚠自己満な文章になりかねません。興味を持ってくれる優しい方いらっしゃいましたら付き合っていただけると幸いです。





この話をするには2011年まで遡る。

私は生粋のテレビっ子だった。親の仕事の都合で学校終わりに帰る家は祖父母の家だった。ゲームはなく、家にいるのはご飯を準備してくれる祖母と私の二人だけ。宿題が終わったあとテレビを見るのは必然的だった。
よく見ていたのはEテレとキッズステーションの2つ。初期のポケモンとかめちゃくちゃ見てたし、「ゆうがたクインテット→おじゃる丸→忍たま乱太郎→天才てれびくん」17:50からの流れが大好きだった。

その流れのまま2011年頃見ていたのが「Rの法則」である。正直テレビがついているだけだったので、具体的にどんなコーナーをやっていたかはあまり覚えていない。
ただ、日替わりで出ていた「R's」と呼ばれていた高校生ぐらいの人たちは覚えていた。

そこにいたのが「ジェシー」と「ジュリ」だった。
当時は「この二人のお兄ちゃん仲がいいんだな〜」としか思っていなく、ジャニーズだなんて知らなかった。

(ちなみにそこに齋藤飛鳥・堀未央奈・若月佑美もおり、そこから乃木坂に興味をもってヲタクの道を辿ります)


数年後「Rの法則」は終わり、どっぷりと乃木坂の沼に浸かるのだが、2017年のMステであることを知る。
その日は嵐が『I'll be there』を披露する日だった。
母親の影響で嵐の出演する音楽番組はチェックしていたため、その日も母親と一緒にテレビを見ていた。
「相葉くんのドラマ主題歌だから今回は相葉くんがセンターに立つことが多いな〜」と呑気に見ていたのだが、ふとバッグにいる人に目が行く。


なんとあの「ジェシー」と「ジュリ」がいるではありませんか。

もう、びっくり。さっきまでサビの「腕を90度に曲げるダンス」を真似してたのにそれどころではなかった。

「この人達テレビにいたんだ、ジャニーズだったんだ」
とすごく嬉しくなり、「うわああああああ….!」と興奮したのを今でも覚えている。


そしてここで二人が「SixTONES」というグループに所属している事を知る。



ただ、その時点では「SixTONES」にハマらなかった。
「Jr.にいるんだ、いつかデビューできると良いな」と思ったくらいだった。
彼らがどんな経緯を辿りグループを組んだのかも知らずに………


その後、SixTONESは着々と人気を集め、2020年1月にデビューする。
ちなみに母の影響でデビュー前後に出演していた「the 夜会」や「嵐にしやがれ」、「しゃべくり007」に出ていたのを全部リアルタイムで見ていた記憶はある。

ただ、その時点でもハマらなかった。
理由としては
・SixTONESのオラオラな雰囲気に苦手意識を持っていたから
・デビュー曲が当時の私にあまり刺さらなかったから
の2つ。

メンバーはジェシーと樹に加えて、「母親がかっこいいと言う人=松村北斗」
というレベルでしか知らなかった。


しかし2021年の2月に転機が訪れる。
ちょうど受験で心も身体も疲弊していた頃だ。
たまたまつけたテレビで「僕が僕じゃないみたいだ」の生パフォーマンスをしていた。
「あ、SixTONESだ、ジェシーと樹のいるグループ」
と軽い気持ちで見始めて衝撃を受けた。

・メンバーカラーと思われる花が豪華にあしらわれたスタンドマイク
・ソロパートのみでサビまで歌いつなぐ高い歌唱力
・ダンスを封印し生歌だけで勝負する強さ
・ジャニーズっぽい曲も歌えるギャップ

…………………………………………………………思考が停止した。

「この人達こんなに歌うまいの?え?」
と動揺したのを今でもはっきり覚えている。

特に驚いたのは、当時名前も知らなかった森本慎太郎と髙地優吾だ。
森本慎太郎のキャラメルボイスと京本大我の上ハモに負けない髙地優吾の力強い歌声を聞いてテレビに釘付けになったことは忘れもしない。


そこからSixTONESを意識するようになった。




本格的に沼に落ちたのはその数ヶ月後、6月頃だったと思う。

きっかけは2つある


1つ目はラジオ。
乃木坂46やオードリーのANNを聞き始めた頃、おすすめ欄にあったのが「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」だった。
4月にこの番組の存在を知っていたが「この再生ボタンを押したら後戻りできなくなる気がする」と直感し、しばらく再生しなかった。

がしかし、6月に意を決し再生。
これがやっぱりいけなかった。

よりによってジェシー回だったのだ。
ジェシーと樹の掛け合いが数年前のRの法則から変わっていなかった。

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「じゃあジェシー、ここで一曲お願いします。」
「はい、じゃあそうですね、0時台になったのでこの曲を聞いて気分を落ち着けてほしいですね、バラードなのできっと皆さん良い時間を過ごせるのではないでしょうか」
 ~♪(耳に鳴り響くParty Rock Anthem)
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といった具合で話が展開されていく。
Party Rock Anthemが鳴り響く深夜ラジオなんて聞いたことない。面白すぎて初めて深夜ラジオでお腹が痛くなるくらい笑った。
その後、
「田中樹一人で黒スーツSPWラジオ」
「森本ダイビング部再結成ラジオ」
「松村北斗のオレニンゲンスキラジオ」
「織姫がブーツを欲しがるアダムとイブに遭遇する京本大我ANNという未知との遭遇」
によりSixTONESANNのリスナー(リトルストーン)になってしまった。


もう1つはYouTubeだ。
たまたま急上昇にあった催眠術にかかる動画を再生してしまったのだ。

この催眠術をかけていた方が十文字さんという方なのだが、この方、以前乃木坂のメンバーに催眠術をかけた方なのだ。
そして私はその乃木中の催眠術回がトップ10に入るくらい好きなのだ。

この動画はイッキ見してしまった。
この動画から伝わってくる「メンバー間の仲の良さ」「素直な性格」に驚いた。イメージとのギャップが大きすぎてしまった。


その流れでSixTONESのチャンネルへ。
当時一番上にあったのが「Strawberry Breakfast」のMVだった。
そう、あの、苺朝食である。

何も考えず流れるように再生したのが良くなかった。オシャレなイントロに、突如画面に出てくる黒スーツを着た高身長イケメンが6人。



完全に落ちた。
底知らずのふっっっっっっっっっっっかい沼だった。


そこからはあっという間だった。
・週に一回のYouTube動画の更新と生放送のラジオ
・メンバーの舞台・ドラマ・映画の出演情報
・5枚目シングル「マスカラ」の発売
が一気に押し寄せ、こんなに楽しいものなのかと怖くなるくらいだった。




その後、箱推しの期間を経て、昨年9月に人生初のFC入会。
アリーナ公演は全滅したものの、グループ初となるドームの単独公演に当選。
先日4月22日に初めてSixTONESを目の前にした。
ライブの感想は別で書くことにするが、本当にかっこよかったし、楽しませてくれた。好きになってよかったと思える素敵な時間を過ごせた。


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以上がSixTONESへの沼落ちの経緯になる。

こうやって振り返ると、要所要所でSixTONESにハマるきっかけは人生の中に散りばめられていたのだと思う。
そして、乃木ヲタだったからこそ、今こうしてSixTONESのことが好きになったのかなとも感じる。



最初はオラオラで怖いと思っていた6人。
でも本当は人一倍気にしいで、それぞれがどん底を経験したからこそ、人の悲しみや辛さに寄り添える優しい6人でした。そんな6人が大好きです。

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