星の数
夢がない私はきっとスタートラインにすら立てないのだ
私の問題集には沢山の星がある
間違えたら星をつける
同じ問題に5つ以上つくときだってある
私は馬鹿なんだなと、
勉強の仕方も下手で効率が悪いのだろう
今ここで言い訳しても仕方の無いことだけれどね、、
勉強嫌いの始まりは小学校の頃からだった
祖母のせいにはしたくないのだけれど、今思い返せばあの頃か、と
やはり、馬鹿だったなと思う。
勉強をしたくないと逃げたら大声で叫ばれ
言うことを聞かなければ、物を投げられ
友達と遊ぶこともダメ、オシャレをしてみるのもダメ、品のある女の子になりなさいと言われ続けた。
ごめん、祖母の思い描く女の子になれないや
やっと手を振り解けたのは中学に入る前だった
その頃には勉強は楽しくないものだというのが脳内にこびりついていて、自分の意思で勉強しようと思う気持ちすら上手く飲み込めなかった
恥ずかしいことだけれど今も変わってない
だから、大学も興味が湧かないし
なりたい夢だってない
小さい頃の夢すら思い出せない
たいして取り柄もない
私には価値がない
ないものばかり。
ああ、目の前に広がる星の数に何度苦しんだか
甘い考えだろうけど
死ぬほど苦手な事に不器用ながら向き合って、解けない問題に沢山の時間を費やしてきた
この努力だけを見てくれるような
優しい世界ではないようです
結果がすべて、だそうです。
宙に星を描く
問題にいくつも星を書いたことを思い出す
私は星の数より強くなれますか、、
届きそうな星に手が伸ばせたら
願い、いつか叶うでしょうか。
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