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わたしが何故ひまそらあかねさんを支持するのか

はじめまして、檸檬といいます。アクセス頂きありがとうございます。

このページを読んでくださった方にとって、6月20日はどんな日だったでしょうか。私にとっては、1年ほど見ているひとが東京都知事選に出ることになった日でした。ひまそらあかねさんという人です。

ひまそらあかねさんを知ったきっかけは東京都の住民監査請求を6年ぶりに通したというまとめサイトからでした。私は元々ツイフェミと呼ばれる存在のことも知らなくて、舛添さんの住民監査請求のことが少し記憶にあった程度で、単純に一般人なのに凄いなと思ってウォッチするようになりました。

ひまそらあかねさんは、ご自身が非常に優秀な方で発信力も桁違いです。また、周りには会計や動画作成の高スキル者が沢山いらっしゃいますし、モブの自分が発信する必要も無いと思ったのですが、人類の大半はモブなので、であれば自分がどうして支持しているのかを書くことにも意味はあるだろうと、記事を書いてみることにしました。


支持する理由

私がずっと支持している最大の理由は、ひまそらあかねさんの言動から見える理念を支持しているからです。この理念は私が言動から解釈したものなので本人の発信そのままではないのですが、「創作を守り愛すること」「ルールを守ってゲーム(人生)に全力を尽くすこと」だと思っています。

「創作を守り愛すること」

ひまそらあかねさんは漫画とゲームをこよなく愛すると自己紹介されています。

私はゲームは分かりませんが、本を読むのは大好きです。ひまそらあかねさんのエピソードに小学校の頃図書室の本を全部読んだことがあるというものがあるのですが、小さい図書室でしたが私も同じ経験があります。創作物の大切さにも自分なりの考えがある。よしもとばななさんの作品に「としちゃんの幸せ」という短編があります。解説は割愛しますが、物語の完成度とは別に私はそれを読んで"悲しい物語はひとりぼっちじゃないと教えてくれるためにあるんだ"と知りました。そこから、本に関わらず創作物の大切さというものは、最後はたった一人のひとに寄り添うところにあり、だから大切なんだと解釈するようになりました。

その意味で私は創作物規制の傾向には疑問を持っています。マジョリティが認める綺麗な欲望を持てない人こそ、その人の孤独感は切実で、文化はそこに寄り添うべきなんじゃないのかと。自分が好きでない創作物は誰かを芯からあたためてくれるものなのかもしれないのに。

ひまそらあかねさんは温泉むすめのファンではありません。でも温泉むすめを炎上させたことに真剣に怒って行動を起こしました。ジャニーズのこと知らず好きでもなんでもないのにジャニーズを潰した団体やマスコミに怒ります。1つだけ見てたらたぶん意味不明ですよね。関係ないのになんで怒るの?何か裏があるの?って。

1年ちょっとしか見ていませんが、彼は本当に裏なく単純なポリシーで動いており、その根底には、誰かを救う創作物や文化というものへの愛があるんだろうと思います。1つの行動だけ見ると不思議かもしれませんが、例えばたまに酷評しながらも毎週大量の漫画を買って読んでいたり、流れで見ると一貫した理念がある。勝手な勘違いかもしれないですが、私はその理念に共感していて、応援したいと思っています。

「ルールを守ってゲーム(人生)に全力を尽くすこと」

ひまそらあかねさんのしてきたことは、高校中退・ベンチャー立ち上げ・裏切りからの最高裁までの裁判(6億勝訴)・住民監査請求(一部認容)・住民訴訟(11件)・国家賠償請求訴訟(地裁勝訴~控訴中)・東京都知事選立候補とかなり特殊です。ただ、今回争点にもなりうる住民訴訟(対象となる支援団体の頭文字をとってWBPC問題と言われている)の流れを見ていても、法律や順序を守って適切な手段をとっており、ルールを守る人です。諦めずに法を守ったうえであらゆる手段をとったらこんなことになるだけで。

WBPC問題について言うと、東京都から公金を受け取り若年女性支援を行っている団体に対して会計に不信を持ち、住民監査請求を行ったのが公的な戦いの始まりなのですが、実はひまそらあかねさんは、最初に市民オンブズマンのところに相談に行っています。利益相反で断られたため、一般人ながら試行錯誤して、一度目は失敗したのですが二度目で6年ぶりに住民監査請求を通すことが出来ました。そこで、会計書類にはパソコンと書いていたが実はエアコンだったけど誤記ですだったり、厚生労働省と東京都からの補助金を2重に受け取って要綱に違反しているけど契約書に記載していないからセーフですだったり、それぞれの団体から多種多様な監査結果が出、結果に納得出来なかったため住民訴訟を起こしています。

また、国家賠償請求訴訟については、実は住民監査請求を行ったあたりで、ひまそらあかねさんは対象の支援団体から名誉棄損の提訴記者会見(@議員会館)を起こされたのですが、そこで古い資料をわざと使っているのではと言われ(実際の時系列は下の記事を参照)、そこから誤解が無いよう毎月更新部分が無いか開示をかけていたところ、東京都による不合理な非開示決定を受け、国家賠償請求訴訟を起こし2月に地裁勝訴(東京都小池都知事はそれを不服として控訴中)したものです。

※多種多様な監査結果の一例
これは一例ですが普通に全部びっくりな内容です。保証します。暇空茜さんのYouTubeで”住民監査請求”などで検索してみてみてください

※古い資料をわざと使っていない証明


そして、厳しく小池都知事を批判する立場として、他の候補者についても賭けることが出来ないまま放置するのは不誠実として、都知事選に臨んでいます。

どうでしょうか?それぞれの項目を個別にみると驚きますが、順序としては極めて真っ当にルールを守っていないでしょうか。

ちなみに、ひまそらあかねさんはこの問題に取り組んで以来、沢山裁判を起こしたり起こされたりしています。一部敗訴しているものもあります。でもその場合も文句を言うことはありませんでした。自分が裁かれることも司法という公平なルールのもとに差出している。フェアな方だと思います。

都知事選、無茶でしょと正直思ったし、普通に考えたら確率はかなり低いとは思います。でも公金について疑問を持ち、住民訴訟まで起こして、国家賠償請求訴訟も勝訴して、それでもまともに報道されず問題解決がされない状況で、不満をこぼして批判をするだけではなく、自分が都知事選に出馬して変えようとするのは、とても建設的で法に則った真っ当な手段です

脱線しますがひまそらあかねさんはゲーム配信もしていまして。確か初回の配信でリングフィットアドベンチャーという運動ゲームをしたのです。それがまぁ激しくて。知らない人が想像する50倍激しい運動で。ひまそらあかねさんは引きこもりしてたのに数年ぶりのリングフィットでいきなり強度最強でボス戦に挑んでしまって。この人リングフィットで死ぬんじゃ…と見てる側が心配して、休めもうやめろというコメントが殺到する中、息がやばいことになりながらも2時間半やり切りボスを倒していました。謎の高揚感と感動に包まれながら40代の男性を見守る数百人…今思い出しても異様でした。楽しかったな。

ゲームと都知事選は違うとはいえ、さすがに見切り発車なんじゃないかと周りが思っても、やり切るひとなんです。だから都知事選もやり切るだろうし、見ている側も出来ることはしたいと思っていますし、ここまで読んだなら一緒に応援してくれますよね(どさくさ)。今後も何件か記事を書きたいので、良ければまた読んでください