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英語で読む日本ニュースって面白い!

BBCのネットニュースを時々読むのですが、アジアコーナーには日本が登場することがあります。3日前の記事ですが、菅原一秀さんの不祥事がさっそく取り上げられていました。それが以下の記事です。

この記事、なんといっても見出しが面白すぎる。

"Japanese minister quits over melon and crab gifts"

日本語にすると、

「日本の大臣、メロンとカニによって辞職」

って感じですよ!直球すぎて笑ってしまう!

この記事は氏が贈与したものも細かく紹介していて、

Media reports said Isshu Sugawara gave his Tokyo constituents expensive melons, oranges, roe and royal jelly. (メディアは、菅原一秀氏が東京の有権者に対して高級なメロン・オレンジ・魚卵・ローヤルゼリーを提供していたことを報じた。)

って書いてあります。日本語で聞いてもふーんって感じなのに、わざわざ英語で書かれると面白く見えてしまうのは何なんでしょうか。こんなニュースが国際的に取り上げられちゃうっていうのが面白いのかもしれないですが...。日本平和だなあ。

こんな感じで、日本のニュースが海外メディアで報じられるのを見るとちょっとニュアンスが違って面白かったりします。なるほど、海外からはそう見えるんだ!ってこともしばしば。

それが顕著なのが、皇室に関するニュースです。CNN10(学生向けの10分間ニュース)では5月の元号が変わるタイミングで日本の天皇制を解説していました。この番組には毎回4択クイズがあるのですが、2019/3/29の回にこんな問題が出されました。

10 Second Tribia. What is the only country in the world that currently has an emperor? Sweden, Thailand, Morocco, or Japan? (世界で唯一現在も皇帝がいる国は、スウェーデン、タイ、モロッコ、日本のどれでしょう。)

答えは日本。この後解説で、日本は公的には議会、憲法に基づいた君主制(monarchy)である、日本の意思決定権は選挙で選ばれた人々にあり皇帝はあくまで国民の象徴として存在する、でも皇帝の誕生日は祝日だ、などの紹介がなされます。(以下のリンクから原文を見られます)

日本人がemperorって聞くと、ナポレオンとかヴィルヘルム2世とかをイメージしちゃいますよね。でも、CNNだけじゃなく海外メディアは天皇のことを"Japanese emperor"と表現するんです。確かにいわゆる皇帝以外の言葉を当てはめるのが難しい気はしますが、日本人としては不思議な感じがします。天皇制っていうのが日本にしかない概念なんだということを、海外メディアのニュースを見ることで理解できました。

普段私は日本で普通に過ごしていますが、海外目線だと自分の住む世界がちょっと変わって見えている。異文化として日本を見るつもりで日本に関する英語ニュースを読むと、視点が広がって面白いですよ。ぜひお試しあれです。

※みんなのフォトギャラリーより、shunsukesatake様から見出し画像をお借りしました。アルファベットパズルが昔持ってたものに似ていたので飛びついちゃいました。素敵な画像を使わせていただきありがとうございます。

親から聞いた話なのですが、私は2歳でアルファベット表を見てニコニコ音読してたらしいです。うーん、ちょっと気持ち悪い。でもそんなだったから今英語が好きなのかもしれません。小さいころの経験って大きいと思います。

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