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まちを活性化させるのは不動産屋の役割?

地域活性化というキーワードは何年も前から聞く言葉である。

大手デベロッパーが駅前を再開発する、行政が区画を整理することで、大きな人とお金の流れを生み出すことはできる。そして、メディアによる情報発信も期待できる。
大手にしかできない手段ではあるが、そのやり方を日本の全ての地域で同じようにできるかといえば、限界がある。

別の手段として、「京都」「箱根」「金沢」、所謂、観光名所であれば、ランドマークを中心とした名所をもって人を集めることができる強みがある。

大手による資本、観光名所、どちらもない場合、いかにして、まちに活性化させること、人を集めることができるのか。

空き家に入居者を誘致するのは不動産屋である。オーナーが所有する空き地の活用方法を相談されるのは物件を管理している不動産屋である。
オーナーが入居者を判断する部分もあるし、建設会社も関係する場合もあるが、地元の不動産屋はまちにどんなお店が必要なのか、つまりは何が足りないのか知っているはずなのだ。

ただ、不動産屋だけでは完結できない。地主、商売人、建設会社など、地域の方の協力が必要である。
それでも不動産屋の役割は非常に大事だ。単純な土地の売買や利回り重視ではなく、ときには現存する建物を維持・修繕する選択も必要だし、まちにとって何か望ましいのか広く長い視野で判断する必要があると言いたい。

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