傷ついただけ強くなるなんてうそだ。
「傷ついただけ強くなる」
よく自己啓発本やらそういう系のアカウントやらで目にする言葉。
わたしも傷ついただけ強くなれる、なんて思ってた。
けど、過去を振り返ったり今現在この言葉について考えると、違和感があってさ。
実際に何かがあって傷付いた時って、
傷ついた分だけ弱くなるし
傷ついた分だけ臆病になるし
傷ついた分だけ怖くなるし
傷ついた分だけ自分を出せなくなるよね。
わたしは今まで生きてきて、癒えない傷もあれば、思い出したら苦しくて辛くて悲しくて未だに涙がでることもある。
それだけわたしは弱くて臆病で怖がりで塞ぎ込んでる部分があるということ。
だからなんだ、って話なんだけど要するに何が言いたいかと言うと傷ついただけ強がってるだけで、強くなってないわたしが存在してる。
取り繕った強がりなんてかさぶたと同じで、めくれたら痛いし結局傷なのよ。なんなら傷痕になる。
その傷痕が勲章!!!なんて言えるくらいならいいんだけどさ。
傷ついただけ強くなれるなんて思わない。
だけど傷ついた経験から自分の弱さや臆病さに向き合うきっかけと、もし誰かが傷ついていたときに寄り添えるちょっとのやさしさは得られるのかもしれないね。
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