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あの頃のわたしへ

いつかの今頃、身体が芯から冷える早朝から駅前に立って仕事をして終電で帰る生活をしていましたね。

帰れない日は職場に泊まって、寂しくひとりで美味しくもないコンビニご飯を食べていましたね。

増えない集客と売上に打ちのめされて、あんなに数字と向き合ったのは人生であの頃が一番だったかな。

休みなく働いて、それでも手取りは高校生のバイト以下。

ストレスもたまるし身体もおかしくなるしで、全部飲み代と診察代に消えていって毎月赤字だったなぁ。笑

友だちや家族と過ごす時間もぱったりなくなって、大好きなダンスと音楽からもはなれて、絶望の淵に立ってた。

この世の全てから必要とされない価値もない人間なんだってどん底に落っこちてた。

おまけに高い勉強代(という名の借金)まで残って。笑

あの頃のわたしはなにを生き甲斐にしていたんだろうって、今になってやっと笑って話せるね。

そんなこんなで2年後の今、まさか石垣島にいるなんて誰が想像してただろう。

こんなにたくさん笑えて、あの時より楽しく働いて、いっぱい音楽を聴いて体を揺らして歌って、たまーに踊って絵を描いて、ジムにも行って、自炊して、こわいくらい充実した生活を送っています。

たまーに寂しくなるけど。笑

あの頃のどん底がなければこんなに毎日が楽しいと思うことなんてなかったんだろうなって考えると、わたしの人生にとっては大事な経験だったんだと思う。

今考えると、自分自身を生き苦しくしてたのはいらない執着とプライドと意地だったね。

手放して昇華したらさ、こんなに世界が拓けたよ。

いま、とっても楽しいんだ。

こんなに充実してる。

本当、生きててよかった!

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