美しいことは醜いことだ
老子
老子は僕たちを狭い世界の檻の中から抜け出す力を与えてくれる。と思う。
のどがかわいたら本物の水を飲むべきだ
天下皆知美之爲美、斯惡已。皆知善之爲善、斯不善已。
天下皆美の美たるを知る、斯れ悪なるのみ。皆、善の善たるを知る、斯れ不善なるのみ。
美しいってのをつくっちゃうから美しくない、醜いというのが生まれる。ええやんとかイイネをつくるからヨクナイネができるそうおもわない?
ぼくなりに読んじゃうんですが、この一節はすごくシビレます。
もし自分で自分を評価して苦しんでるならやめたほうがいいよ。
そう老子が語っているように僕には聞こえる
そうやって編集したり加工したりした自分なんかよりほら、ただ流れるくも、降り注ぐ梅雨の雨や晴れた日のヒノヒカリ、生まれては枯れてゆく草花、素樸に、そのまま、ときに残酷かもしれないけど、そう、君は君の為につくった檻のなかでのどが乾ききってないかい?
君は君のなかに流れる豊かなモノに気づくべきだ
そんなささやきが僕にはきこえる
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