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もともとの弱さはしょうがないのか?

もともと生まれたときからもっていると仮定

される、人の「敏感さや、傷つきやすさ、脆

弱性」がレジリエンスによって果たして変容

することができかというテーマ。

そもそも

もともともっている弱さ、傷つきやすさなん

てあるのかというところですが、

ある!とする代表的な概念としてアーロンの

Highky  sensitive  person(HSP)があります。

生まれつき刺激を感じる閾値が低く、環境や

物事に対して敏感に反応する人たちの事で、

全人口の20%いるとされています。

一方、似たような捉えかたとして

東洋医学では「証」という人の体質や病状を

判断する見方があり、「虚証」というのが

それにあたるでしょうか。

敏感さについて

具体的には

たとえば「物事に驚きやすい」という項目が

気血水スコアの気虚を評価する尺度に含まれ

ていたりいます。

確かに身体的な虚弱体質というものや

思春期のように発達段階によったり、PTSDや

過度のストレスからの二次的なものであった

りする敏感さは理解できるのですが、

もともとの生得的、生理的、生物学的な傷つ

きやすさというのがあるのかどうか、

またあるならどのように対処できるのか

もう少し次回も考えてみたいと思いま

す。

参考:平野真理(2012).心理的敏感さに対するレジリエンスの緩衝効果の検討

寺澤捷年(2011)症例から学ぶ和漢診療学第3版




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