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手なし娘の物語

いま、先がみえなくなったり、ぶちっといま

までつながっていた関係が切れてしまったり、

見捨てられたような気持ちだったり、

死にたくなっている人がいたら

このグリム童話でもあり日本の昔話でもある

「手なし娘」という物語をよんでほしい。

(Wikipediaのあらすじでもいい)

人が生きていくには物語が必要だ。

特にお母さんや神様とのつながりをめぐる物語。

お母さんや神様といったって色々ある。

ひとりの人のこころの中の

母性といってみたり、信仰といってみたり。

手なし娘の手は文字通りない。

なぜならば、切られてしまったからだ。

手はつかんだり、つながったり、抵抗したり

料理を作ってあげたり、抱きしめたり・・・

それができなくなってしまうんだ。

僕でいうと鍼を打つことができなくなるとか

実際の手だけのはなしじゃないよ

いままでの世界とのつながりや関係が

切れてしまうんだ。

手なし娘、特に日本の手なし娘は

いじわるな継母によって

手を切られ谷底へ突き落される。

何とか生き延びて子を産み

誠実な嫁ぎ先によって助けられるが

またも継母に追いつめられる

これでもかこれでもかと

結末はここではかかないけど

補償作用が働くのを

(陰陽の働きともいう)

馬鹿にしないことだと思う

エビデンスも客観性もないが

たとえばこの話にでてくる

お地蔵さんという、

インドからやってきて日本に根付いた  

大地由来の母性的な存在だったり

あなたや僕や子供たちを守ってくれる

シンデレラを高いところから見守る鳥のよう

な存在と

そう、つながるんだ。








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