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マウスピースと健康的な生活(自戒を込めて)


コロナ禍でぱったりと定期検診の受診が途絶えてから久々の歯医者。
この間にいつのまにか新設されていた最寄駅近くの歯医者さんを訪れた。

理由は噛んだ時の左上の歯の違和感、痛み。
虫歯という感じでもなく、違和感を覚えてからしばらく放置していたものの、愈々おかしいと思う段になって重い腰をあげた。

受診控えの代償は大きく、気づかぬうちに親知らずの虫歯やら検査で出血する程の歯肉炎やらを抱えており、ずーん…と落ち込んだ。

その一方、思わぬ収穫だったのが「マウスピース」。

⚫︎経緯

久々の検診理由だった左上の歯の違和感。
こちらはレントゲンをとってもハンマーで叩いても原因がよく分からなかったものの、1つ推測で提示されたのが「歯の噛み締め」。

まったく自覚はなかったけれど(口腔内のことは自覚がないことばかり…)、頬の内側に歯形の跡がつき口腔内の筋肉が不自然に発達していたようで、

・日常的に強く噛み締めていると考えられること

・歯の噛み締めにより歯とその土台の骨に負担がかかり痛みが生じている可能性があること

がわかった。

無意識に噛み締めていたとは思わぬ発見だったものの、ぐっと力を入れてのパソコン作業等、そういえば確かに…な場面がちらほら思い浮かぶ。
(ほぼキーボードを叩くだけのパソコン作業でなぜ力んでいるのか…)

歯の噛み締めは、咬筋の発達により顔のエラが張る原因にもなっているらしく、悲しいかな自分のフェイスラインを見ても納得せざるを得なかった…

長く負担がかかれば、歯のひび割れや破損の可能性がある他、ひび割れ等から細菌感染が起こり虫歯リスクを高めることにもつながるそう。

上記の諸々を勘案し、選択肢として示された「マウスピース」の作製をお願いするに至った
(振り返れば、フェイスラインへの影響は要素として大きかったかもしれない…)。

⚫︎使用してみて

マウスピースの作製は、

①型をとる
②一旦出来たものの噛み合せ等を調整する

の2ステップで、作ってもらう側からすれば簡単。

ただ、①の型取りはゴムが口の周りにくっついて取り除くのに難儀したため、後に用事がある場合は大変かもしれない。

種類にもよるだろうけれど、保険適用で5,000円程度とものすごくお高いというわけでもなく、マウスピース入手までの道のりは険しくはなかった。

自分にとっては、マウスピースを継続的に使用することの方がハードルが高かった…


・マウスピース使用のための歯のお手入れ

マウスピースを装着していると菌が繁殖しやすいので、基本的な装着タイミングである夜寝る前には歯みがき、デンタルフロス、マウスウォッシュで入念に汚れを落とす必要が(おそらくこれまでの自身のお手入れレベルが低かった)。
疲れている日の夜など、デンタルフロスを使うのが面倒で仕方がなく、自制心が求められる所…

・マウスピース自体のお手入れ

細菌だらけの口内で使用しているので、当然マウスピースもそのままだと汚れてしまうため、クリーナーでの除菌やブラッシングでの汚れ落としが必要に。毎日のこととなると結構面倒くさい。


マウスピースの装着自体も慣れが必要で中々平坦な道のりではないものの、効果は感じられ、朝起きた時に顎のあたりがだるくないことから「今まで噛み締めていたのだなぁ」と実感できた(そのぐらい無意識だった…)。


⚫︎そもそも

マウスピースの継続した使用は効果がありそう、それを実感し使用し続ける意志はある上で、そもそも「健康的な生活」が課題だなと自覚するに至った。

例えば、

マウスピース装着準備
→夜寝る前の余裕が必要(寝落ち論外)
→時間的・体力的な余裕の確保が必要
→定時退社・詰め込まない仕事術の確立な必要
→日々の時間意識

歯の汚れ
→食べ物の種類(柔らかいものは汚れやすく、野菜など繊維質だと汚れにくい)
→野菜の摂取

噛み締め
→ストレスが原因
→適切なストレス対処
→ストレスを溜めない生活

特定箇所の対応であれば、具体的な対応策(今回ならマウスピース装着)を実行すればよいのみであるものの、
その対応をするための余裕を作るためには生活改善が必要な場合があるし、
根本改善を目指すとなれば、いわゆる「健康的な生活」への改善は必須。

逆を言えば、どこか特定の部分に現れた不調でも、根っこを遡れば、不健康な生活の積み重ねが原因になっているかもしれない。
これは氷山の頭が見えているだけで、見えてない頭があるかもしれないし、本体はもっと大きいかもしれない。

部分に気づけたのだから全体を見ねばならないな、と「健康的な生活」への意識を新たにし、
まずは仕事と時間管理の見直しを…

それにしても、歯医者がきっかけで時間管理を見直そうと思うとは、思いもよらないことがあるなあ…

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