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心の耐久性と腹芸

先週から今週にかけての気が張る期間が終了。

個人としての1つの山場であって、
結果的には他の方からの手厚い事前・事後フォローにより凌げたものの、
知識不足・整理不足に経験不足が加わるトリプルパンチで、直前まで必死で備えるも及第点ぎりぎりアウトといったところ。

状況の厳しさもさることながら、精神的にもノックアウトされて、ふらふら。

シチュエーションややり取り、自身のやらかしが脳裏に蘇り、数日経っても穴を「掘って」入りたい気持ち。

事前の緊張・不安と事後の落込みでうまく眠れない日々が続き、睡眠不足で身体もへろへろ。

こんな時には、プレッシャーに動ぜずストレスも軽々といなす、タフな心が心底羨ましくなる。

こんな状況にあって、困難にあっても凌げる心の在り方について、ふと思ったところのものを記録しておこうと思う。
※個人の所感

・・・・・・

①耐久性が高い心の仕様(イメージ)

本人がぴんしゃんしているのは傍目から見て同じでも、心の仕様としては違うのかもしれない。

1・排出力が高い
→言葉か態度かそれ以外で排出
(生まれたゴミは外に出す。言葉や態度で直接排出されると周りに害が及ぶ)

2・度量が大きい
→全て飲み込む
(変換する必要がない、キャパが大きい。嫌なことは嫌なままでも、受け入れたら意識にゴミとして残らない・上がらない)

3・柔軟性が高い
→消化吸収
(本人にとって良い形にうまく捉え直して受け入れる。意識上でゴミが肥料に変わる)

3つは別個の仕様で並存可能、
時と場合により掛け合せで上手く処理するイメージ。
処理能力としては1・3、基本的なタフさとしては2といったところ。

1・3が出来なくても2があれば何とかなりそうな一方で、2を大きくするには時間と経験といった抜道のない肥やしが必要だと思う。

1・3を意識的に行なって無意識に処理する能力を高めつつ、2のテコ入れに一定負荷がかかる経験を求めていく
…となると、まずは現在の2に見合う一定負荷を見積もった上で、その少し上の経験をするということに…。

とはいえ、経験はコントロールできない要素が多く、また、1・3との掛け合せで負荷の高い経験でも超えられるかもしれないし、逆に超えられないかもしれない…。

当たって砕けろ、ということだろうか…。


②腹芸がおてのもの(察知)

多くについては人間が関係し生じるプレッシャーやストレスである中で、少しでも心の負担を減らす・やらかさない在り方といった方が的確かもしれない。

腹芸に限らず、腹がつく慣用句(腹を読む、腹に一物、腹が据わる、腹を決める…)が得意である・に意識的であること
(ここではすべて引っくるめて『腹芸』)。

非言語による伝達情報が大事なことはメラビアンの法則などで有名で、非言語の例としては表情や仕草、声(トーン・スピード・リズム)がある。

ただ、実際に重要な場面(特に仕事において)では、
相手はポーカーフェイスに平坦な声だったり、
穏やかな顔に穏やかな声・笑顔に快活な声で裏に疑いや怒り、誤魔化し、暗黙の了解を持っていたりと、
視覚や聴覚に逆に惑わされることが多い
(唯一、目には何となく本音が浮かぶものの、意図的に視線をコントロールして読ませない場合もある(あるいは関係性を築かせない))。

例えば、複数人が同席しての場で上への報告が行われた際、自身に関わる事項に事実に反することがあったとして、

①報告者はそれをわかった上で暗黙の内に同意させようとしているのか

②上はその場でその強制が働いたことを認識したのか

③同席者はどこまで認識したのか、どう振る舞いを決めるのか

特に①②は視覚でも聴覚でも判断できず(大抵報告者も上も表情を変えることなく、声に作為の気配が滲むこともない)、『腹に何かある』を何かしらで察知して、しかし、それを見てとられない『腹芸』が必要になる。

ここで『腹芸』ができれば、状況・意図の把握はでき、その上で悩んだり対応を考えたりできるものの、
『腹芸』ができなければ、状況把握もままならずあてもなく悶々とすることになりかねない。

有用なものの、身につけ磨くには、それこそ場数を踏むしかないような気がする。

とりあえず察知出来るだけでも、心にかかる負荷は減らせるだろうなぁとしみじみと思う。


・・・・・・

この期間、①でも②でも様々な例を目にすることが多かった。

未だ落込みと疲労からの回復の最中にあるも、
目にしたことを参考に、①②に関し次に備えて自分が出来ることはあるはず。
(場数を踏むしかないことでも、その場にあたる準備や心構えは出来る…)

この期間が、回復しつつ強くなる、そんなものになれば、
このうまくいかなかった経験も、多くの人にいただいた労力も、より意味のあるものになると思いたい。

まあ、とにかく、まずは寝ようと思うものの…。

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