ビビリ親子、セブ島留学に行く #8(ラスト)
今回で8回目の記事となります。
一旦、この記事で親子留学についての旅行記は筆を置こうかと思っております。
(思い出したこと、これは伝えないと、ということがあれば追記で書くかもしれません)
さいごとなる今回は、
私たちがチャレンジした親子留学を通じて「これは伝えたい」と思ったことを、
「語学留学」の面、
「親子での海外」の面、
その二つに分けて今回はシェアしたいと思います。
「語学留学」としての側面
今回、私たちたった1週間の滞在で、
留学と言ってよいのか迷う「なんちゃって留学」でした。
けれど、この1週間のために、家事や仕事の合間で一年以上英語学習を続けてきました。
半年前に初めて受けたTOEICでは目標にしていた600点を超えることもでき、
亀の歩みながらも少しずつ英語を上達させ続けてきました。
そして、1週間の滞在。
毎日とにかく必死ではあったものの、
自分が発した英語が通じる嬉しさ、
コミュニケーションができる喜びが爆発していました。
滞在中、たとえヘタクソな英語でも、話したくて話したくてしょうがなかったのです。
最後の方は英語脳に変化していたと思います。
それが、帰国してたった一日。
たった一日、日本語のシャワーを浴びて、
私の英語は下手になっていました。
「英語学習において留学はゴールではない」ということを身をもって感じました。
正直、それから2週間くらいは英語学習に身が入りませんでした。
「これではいけない」と少しずつ少しずつ、今はエンジンを掛けていっています。
留学は、人生の中でも大きなイベントです。
でも、
「英語がうまくなりたい」
「英語でコミュニケーションをとれるようになりたい」
という大きな目標の前では、ただのスモールスモールステップに過ぎないのです。
そこで自分がゴールしたんだと勘違いをしてしまうと、これまでの努力が水の泡になってしまいます。
そして、スモールステップでも、着実に前に進んでいるんだと信じて、これからも英語を通じて世界を、そして自分の可能性を広げていくために頑張っていきます。
「親子での海外」としての側面
今回の1週間の滞在、
もし2週間、1か月、もっと滞在できたなら、
私や娘の英語力も少しは改善されていただろうなとは思います。
けれど、娘にとっては初めての海外。
それも、旅行でなく留学。
娘にとってはきっともっとストレスになっていたと思います。
実際、留学の中盤で娘が夜中に突然吐いてしまい、体調が戻らず結局丸一日授業をおやすみすることになりました。
慣れない環境での拒否反応だったのだと思います。
あれで滞在がもっと長かったのなら、
諦めて慣れる、という方向に行ったかもしれませんが、「あとちょっとで日本に帰れる」という事実が娘には希望になったと思います。
これはもちろん、その子どもの年齢やタイプにもよるとは思います。
だからこそ、ビビリで、変化に弱い娘には初めての海外、1週間でよかったと思います。
勉強は好きじゃない娘ですが、
フィリピンに行ったことは娘の中でとても大きくて、
テレビなどのメディアでフィリピンの話が出るたびに自分ごとのように目をキラキラと光らせます。
聞こえてきた英単語に反応するようにもなりました。
娘にとって世界や、世界の人たちが少し近くなったなら、私はとても嬉しいです。
まとめ
物事にはバランスと、
相手とコミュニケーションをしっかりとることが大事です。
すべてにおいて100点ということは難しい。
「親子留学は早期教育には素晴らしい! 行かないなんて損してる!」
とは言いません。
お金も時間もかかれば、リスクもあります。
子どもが絶対行きたくない場合も多いにあります。
周りの話や気持ちを聞かずに親が突っ走ってしまうと、後々になって後悔することになるでしょうから。
でも、もしチャレンジしたいのなら、
一緒に行く人、周りの人とよくよく話し合って、
それぞれが楽しめるよう、辛くならないようにちょうどいい塩梅を見つけていくことが大切です。
月並みな言葉しか言えませんが、
せっかくの留学体験、親にとっても、子どもにとっても素敵な思い出にするために、これが一番大切だと思います。
長いお話でしたが、
お付き合い頂き、本当にありがとうございました。
私たちの親子留学の記録が誰かの役に立てば幸いです🥰
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