2024年5月某日。上旬。情潤。
ゴールデンウィークといえば旅なのだろうが、もっぱら本を開いて別世界へ旅することを繰り返していた。ふだん手に取らないような単行本を読もうと思い、茅盾『藻を刈る男』を読んだ。
中国の小説を読むのは初めてかもしれない。と書きながら嘘だと気づく。2、3年前に『三体』読んだわ。現代中国作家でグローバル大ヒット。まさかNetflixで映像化されるとは。それに比べると茅盾はマイナーだ。大体、まず、読めない。矛盾?最強の盾と最強の矛がゴッツンコかなと思いきや、茅盾なので気をつけないといけな