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会議体設計(の重要性)

Legalscape (リーガルスケープ) アドベントカレンダー 2021 の 12/13 (月) のエントリです。

この記事では、開発系のテーマが並ぶアドベントカレンダーの中の息抜きとして、事業・組織面において、Legalscapeがどのような考え方で「会議体」を設計しているか?を現状の課題意識と併せて記したいと思います。

尚、一般に企業経営/統治において、あるいは開発チームにおいてどのような会議体がいいか?というのは、意思決定システムや組織構造、企業文化・価値観などと密接に繋がった難しい問題ですし、コーポレート・ガバナンスの分野を含め先人の知恵の蓄積しているところだと思いますので、この記事ではあくまで弊社Legalscapeの現在地点を記すに留め、弊社への参画にご興味のある方への参考情報としたり、弊社自身の将来的な振り返り材料としたりできれば幸いです

事業拡大に伴って、ある程度システマチックな「情報共有」と「問題の切り分け」の仕組みが必要になってきた

これまでのLegalscapeでは、「会議体」と言えるほど、きちんとしたものはありませんでした。勿論、プロジェクトベースでの個別の問題解決についての議論や、月次・週次での状況共有・報告をする場として、定期的な会議はありました。ただし、「この会議ではこれを話す」というのが全社で綿密に設計されているというよりは、様々な会議の場や普段の「クイックな議論」を通じて、結果として全社の方向性の認識共有や意思決定がされている、という状況でした(これはこれで、良かったと思います)

しかし、今年6月に正式版をリリースし、事業が拡大する中で、以下の課題意識が生まれました

  1. 製品・事業の探索フェーズがある程度一段落(向かうべき方向がより明確化)し、また開発組織・体制が強化されてきたからこそ、比較的長期の製品ロードマップとリソース分配方針が意味を持つようになり、その策定・見直し・全社理解の重要性が増してきた

  2. 顧客・利用者が増える中で、「営業の現場感」「顧客の温度感」を社内に伝えるのが(これまで通りの方法だと)難しくなってきた

    1. もう少し広く言えば、事業規模とスピードがますます加速する中で、「開発」「営業」「CS」の連携・三遊間を埋める仕組みが必要になってきた(埋めすぎないことも必要)

  3. 採用強化・組織拡大をする中で、新しくジョインしてくれたメンバーに、LSの「取り組んでいる課題」「事業・開発のスピード感」「チームの空気感」をいち早く体感していただくための仕組みが必要になってきた

これらは結局のところ、如何に顧客=外界からの情報を全社にくまなく伝え、営業/CS/開発で認識を揃えるかという「情報共有」の問題と、また組織として問題解決に取り組む上で、如何に切り分け・分担するかという「問題の切り分け」の問題と思います。(そもそも企業というのが外界からのインプットをもとに問題解決をする仕組みである以上、当たり前の結論ではありますが)

これを機に、社内の情報の流れを整理した上で、課題解決の場としての会議体を設計・仕組化した

やったことで言うと、非常にシンプルでして、月次、週次で会議体を設計して(アジェンダを切り分けて)誰から何を報告する、それを基に何を議論する、というのを仕組化しました。

打ち手としてはシンプル極まりないですが、全社メンバーで「上記の課題意識から、今この会議体がある」と理解し、それを支える仕組みとして担当者や会議テンプレートを明確にすることで、会議体自体の質も上がり、また今後の進化もしやすくなったと思います。

尚、一応補足させていただくと、会議体の設計における妙味は、どのようにアジェンダを切り出すか?ということにあり、事業の特性とフェーズを踏まえた切り方、同時に、事業の進化・変化に伴ってどのようにアジェンダを切りなおすか?(切りなおせるようにしておくか?)というところにあり、弊社もそこに知恵を絞ってはおりますが、本記事では割愛致します(すみません・・・)。

Legalscapeの事業については、是非、弊社CEO八木田の記事をご覧ください

採用強化中

結論としては、弊社も会議体が必要になるくらい事業拡大してきました、ということです笑

「エンジニア」「営業」「CS」「マーケティング」全方面で採用強化中ですので、ご興味のある皆様のご応募をお待ちしております!!