相続 限定承認を検討 団体信用生命保険 りそな銀行との闘い その3


3度目まして。法律勉強マンです。
10月のとある日、警察からの連絡にて父の死を知りました。その時のりそなとの闘い、団信請求、限定承認を試みたことについて誰かのお役に立てばいいなと思い書いてみます。

そして数日後あれはある10月の末日のこと
りそな銀行から団信復活の電話があった
団信が復活
ということは家のローンはチャラに?
全額出るのか?もしそうならば相続放棄ではない手段をとるか。

前回のラストはここまででしたね。


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相続には大きくわけて2つの手段がある
相続放棄
相続

そして相続の中には大きくわけて2つあり
単純承認
限定承認

である。

また相続に関しては期限の定めがあり
3ヶ月の熟慮期間というものだ。
要するに3ヶ月の間に放棄もしくは限定承認はしてください、でなければ単純承認したものとみなしますというもの

それではそれぞれについてざっくりと

単純承認について
プラスの遺産もマイナスの遺産も受継ぐ

限定承認
プラスの遺産の範囲でマイナスの遺産を受継ぐ

相続放棄
プラスの遺産もマイナスの遺産も受継がない

こういったところだ。

私と父は長年あっておらず、父の人間性全てにおいて信頼が皆無であるので、限定承認を検討したいと考えた。
ただこの限定承認は利用している人が大変に少ないもので、その少ない理由というのが
・手続きの煩雑さ
・相続人全員で共同してしなければならない
・費用が高い
こういったところだそうだ。妹とは関係は良好で完全に協力体制が整っている。ならば検討する余地がある。

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家のローンがチャラになれば、他の滞納分を考えても、祖父母の預貯金も合わせるとざっと数百万から一千万程度になるのでは。

団信が復活したことはわかった。だが団信によって全額おりるのかおりないのか。
りそな銀行の担当者に「団信を請求すれば全額おりるか」をたずねるも
「請求してみないとわからない。通常今までのケースは全額おります」と。

今回のケースは"今までのケース" には合致しないのだ。

「今回のケースの話をしています、全額おりますか」
「請求してみないとわかりません」

じゃぁ!!!請求させてくださいな。

「わかりました、では請求をさせてください」
「請求をするには競売費用を負担してください」

ここでいう競売費用とは
りそな保証の代位弁済による債権回収の為の強制執行であり、競売の予納金にあたる。
りそな銀行から伝えられた費用は97万だ。

97万を支払わないと団体信用生命保険の請求が出来ない。払って請求しても満額おりなかったら?

調べをすすめるもそのようなケースが見当たらない。役所の法律相談や、知り合いの弁護士さん×2に相談をした。競売費用を支払わないと団体信用生命保険が請求できない旨についてはどの弁護士さんも、それはおかしいと口を揃えた。

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りそな銀行に、
競売費用を支払わないと団体信用生命保険の請求ができないという根拠の提出を求めた。
たったこれだけのことだが1週間以上かかり、漸く1枚の契約書裏面の約款のコピーをもらった。
そこからはやはりその根拠は読み取れない。

りそな銀行の支店担当者は、りそな保証と私との間で伝言をしているだけのような人だ。
ならばりそな保証と話をしよう。
りそな保証の担当と話をした。

根拠を出してください。
そう伝えると電話の向こうで契約書の約款を読み上げる。しかしそこに根拠は見当たらない。

コピーを送りますとりそな保証が言ってくれ、5日後くらいに届いた。しかしそこからはやはり読み取れない。
りそな保証の担当者と届いた書類を元に電話にて会話

こちらは「読み取れない。弁護士にも相談したがやはり読み取れない。根拠を出してください」
りそな保証の担当者「送ったやつが根拠だ!」を数回繰り返した(笑)

繰り返すうちに担当者はだんだんと声を荒らげ、最後電話を切る時には「ガチャン!!」と切った。

サービス業としていかがなものだろうか。とても非常に失礼で不愉快極まりない。
こいつとは話ができないと感じた。
仕方がないのでりそな銀行の支店担当者と話そう、そう思い非常に失礼で不愉快極まりない対応を受けたクレームと、話の流れを説明し、納得出来る根拠の提出を求めた。

続く

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