司法試験で絶対やってはいけないこと3選

司法試験には、魔物が住むと言われています。

特に旧司法試験の時代は、毎年、一日10時間以上勉強しても

合格できないベテランが沢山いました。

私が司法試験を受験した時も

休憩時間に、吐き気がするのか、ずっと「ゔええ、ゔぇえ」と大声でえずいている人がいました。。

今でも、ロースクール卒業後に5年以内に合格しないと全てが無駄になってしまいますので

司法試験のプレッシャーは過酷です。

何を隠そう、私も一度司法試験には不合格になっています。

そんな司法試験で絶対やってはいけないこと3選をこの際ご紹介いたします!


1つ目は、問題文を読み間違えることです。

何だ、そんなことかと思ったあなた。

そうです、そんなことですが、そんなミスをして不合格になる人が毎年

何十人もいます。

特に、司法試験の論文試験は時間がほとんどありませんので

焦って問題文を読み間違えてしまう人が多いわけです。

問題文を読み間違えて合格できるほど

司法試験は簡単な試験ではないです。


2つ目は、憲法で人権を間違えることです。

憲法の問題では、まず、どんな人権が侵害されているのか

これを決める必要があります。

そして、その人権ごとに、規制の審査基準を設定し、

規制の合憲性を検討していくことになります。

例えば、表現の自由に対する侵害は、他の人権に対する侵害よりも厳しい審査基準で考えていくというような、定石が決まっているわけです。

ですので、人権をもし間違えると

全く筋の違うことを書いてしまい

それだけで非常に低い点になってしまうことになります。

そして、それが原因で司法試験に不合格になってしまうのです。

また、「もしかしたら自分は人権を間違えたかもしれない・・」

という絶望的な不安にさいなまれることもあります。

これはかなりきついです笑


3つ目は、民事訴訟法で、基本的な概念を間違えることです。

民事訴訟法は、民訴と略しますが、眠りの素で眠素だと

冗談で言われるくらい退屈な科目です。

ただ、その割に民事訴訟手続を貫く基本概念は非常に重要と言われており

これを間違えると、それだけで大沈没し

不合格となる可能性があります。


番外編は、司法試験で「ひらめいた!」と気づくことです。

司法試験では、ひらいめいたと思ったことは大間違いのことが多いと言われています。

実はそれは、こういうからくりです。

司法試験では、本当に、誰も見たことない問題が出ますので

「うーん」「うーん」と唸りながら

自分の記憶から答えを探してしまうんですよね。

そして、「あ、そうだ!あのロースクールの授業で少しだけ聞いた

あの論点かあああ!ひゃっほー、思いついたぞおおお!」

と閃いて答案に書くのですが笑

全く、そんなことは聞かれておらず、

不合格となるということです。

これ、実は非常によくあります。


皆さんも、こういう地雷を踏まずに司法試験をクリアできるよう

頑張って行きましょう。

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