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lapis lazuli


目にするもの
総て
眩しくて
視界が混沌として


そんなわたしは
自我を抑え込むのに
精一杯


弱虫で
泣いて
笑って
声すら失いかけて

それでも


言葉は自分の武器



虚偽を並べて
自身を嫌悪する


ふと気づくと
唇の端からから少し
血が溢れていた


その血が
瑠璃色に見えて
わたしは


自分をも欺いている

気付かされた


わたしは
冷たい
瓶の底
に沈んでゆくのを
止められない

その感覚に
心地良さ
を感じてしまうから


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